40/104
2020年、初夏
満開の桜の下を急いで過ぎ
つつじの横を虚ろに通り
花の季節がいつの間にか終わって
陽射しが急に暑くなった 今日
ひさびさに
ゆっくり歩ける気がするのだ。
みどりの葉の上に 踊る光を見て
そよ風がたてる葉擦れの音を聞き
深呼吸をして
ゆっくりと。
まち全体が
ほっと息をついているような
空気が少しやわらかくなったような
そんな気がする。
まだまだ、マスクは外せない。
人との距離は、あいたまま。
それでも、今この時を、
少しだけ
喜びたい。
満開の桜の下を急いで過ぎ
つつじの横を虚ろに通り
花の季節がいつの間にか終わって
陽射しが急に暑くなった 今日
ひさびさに
ゆっくり歩ける気がするのだ。
みどりの葉の上に 踊る光を見て
そよ風がたてる葉擦れの音を聞き
深呼吸をして
ゆっくりと。
まち全体が
ほっと息をついているような
空気が少しやわらかくなったような
そんな気がする。
まだまだ、マスクは外せない。
人との距離は、あいたまま。
それでも、今この時を、
少しだけ
喜びたい。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。