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たまにはいいのだ。

雨がふる。


傘をささずに


歩く。




静かな町に


鳥の声が鋭く響き


センニンソウが馨る。




遠い昔の船乗りは


近づく黒雲を見つけると


身体に石鹸を塗って


天からの恵みを


待ち望んだのだ。




雨が降る。


上を向いた目に


とびこんで しみる。



黒ずむ森が


いつもと違う音をたてて


ざわざわと揺れる。




遠く暑い国の人々は


スコールの中で踊り


天からの恵みを


褒め称えるのだ。




あめがふる。


傘をさした人たちに


追い越されながら


ゆっくりと


歩く。



楽しい楽しい楽しい。


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― 新着の感想 ―
[一言] 幼稚園へ子供を迎えに行き、ゲリラ豪雨にあったことを思い出しました。 まったく詩的じゃないですけど、印象深いです。 息子は自転車の後ろで『ゲリラ豪雨や~♪』と喜んでいました(笑)。 文明社…
[一言] 凄く共感しました。 時折、こんな気持ちになることがあります。
[一言] いやあ……素敵なんですけどね (;'∀') 先日、傘持たずにスーパー行ったら帰りが豪雨でズブズブになりましたw
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