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77.それから

「おはよう」

「はい、おはようございます」

「気がついたかぃ?」

ふふふ、と笑うのはカールさんで

さっきおはようって言ったの、ティエリさんでしたよね


ええっなんで宿まで来てるんですかお二人ーーっ

ってなんで一緒に寝てるんですかーーーっ


「アン、自分が一番大変な時に起きるのが貴方らしいわ」

くすくすと笑うのはリーナさんだ

「もう、心配させて、悪い子」

とか、色っぽく言われて、ちゅっとキスされちゃった


ふわんと体が温かくなる

あれ、回復魔法?


「全員助かったからな」

って山せんせーーーい?


「今回の時ほど、アンちゃんとしてないこと後悔したことなかったよ」

「え?」

「ほんとに・・・」

って、なんか二人とも仲良くない

そして、密着っ密着すきぎ・・・ぃぃぃいいいい?!


「きゃぁぁぁぁぁぁっ」

うわーん、おかーさん、お嫁にいけなーーーいっ

なんで、裸密着いんベットですかー


「はっははは、面白い、本当にまだなのか」

とか山先生言わない

あ、おきたおきたとか、どやどや入って来ないでください


「出てってくださーーい」

もう泣きますっ泣いていいよね

うーーっはずかしぃぃぃいっ


ぷよんっと顔に何かが当たった

「隠す」

どぶりんっていう感じで、粘度のある液体に包まれる


「ラムムン」

抱きしめたいのに、ラムムンの中の時はどうやったら抱きしめられるんだろう

うう、ありがとう


そして、だんだん思い出してきたかも・・・


「お、起きたな」

なんてからから笑わないで、とりあえず、出てって下さい

先生および、皆さん方っ

もうっ


とりあえず、ラムムン風呂をなぜか三人で体験しまして

はだかん坊で、ラムムン仕切りなのはいいんだけど

影が、影がいろっぽいですーーって


いうか、ティエリさん大きくなかった?

あんまり良く見てないけど、かっこよくなかった・・・?

いや、もともと素敵だったよ

だって好きになった人だし・・・だけど、かっこいいというより

おもしろくて素敵なおにーさんという内面が好きで

あれ・・・あれ?

「おわった?」

向こうからも見えるらしい、止まってるからカールさんが声かけてくれて

踏みこもうとしたらラムムンにぶよりと止められて

ん゛ぐ、とか言わせちゃいました


「あ、終わります、今終わりました」

ぱっぱっぱと、いつものワンピなスタイル

ハレアさーんありがとう、実は新作なの気付いてますよーって

ハレアさんはそういえば見てないなー


「軽くご飯でも食べよう

 食堂にいると思うから」

「うん」

ラムムンは、いつもの・・・と思ったら、ティエリさんの頭の上


「アンちゃんはこっち」

ひょいと抱きあげられた

お姫様だっこじゃないけど、はずかしーです


「たぶん体力かなりなくなってるから、歩けないと思う

 階段とかね」

くすくすカールさんが笑う

「お、来た来た」

どやどやと集まってくるけど、

あれ・・・宿屋じゃない王都のままなんだ

それでどっかの宿屋にいると・・・


「ノネ嬢は館にいさせたかったが

 ノネ嬢は隣国に輿入れするだろう、あの館はノネのものではなくなったんだよ」

「そ、そうなんだ」

なんか部屋いっぱいあるから皆で共同で使えばいいのにとか思うのは

浅はかなんだろうけど

やっぱり貴族も世知辛い


「料理人のおじさんたちは?」

うん、気になるのは一緒にお仕事した人た

「全員ノネについて行ったぞ、すげぇ行列できてた」

からからと笑う

ああ、だから、ユズくんとケディくんもいないのか

むしろ、見慣れた顔ばかりだよね


「先生とリーナさん、学校はいいんですか?」

「やー、大変なことになっとるだろうな」

とからりと笑う

山せんせーーーっ

「うふふふ、いやぁね、親友の一大事にかけつけないでどうするのよ」

と、撫でるのは、ハネムンと、コムムン

あれ・・・あれ・・・


「ま、話するか」

「はい、お願いします」

アンちゃん起きました

あとあと解ることですが、数日寝込んでます

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