表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私はお兄ちゃんをそんな子に育てた覚えはないよ!?  作者: さいとう みさき
第八章お兄ちゃんは妹と今年もよろしくしなきゃいけないよ?
59/75

8-5新年のご挨拶だよ

長澤由紀恵15歳(中学三年生)。

根っからのお兄ちゃん大好きっ子。

そんなお兄ちゃん大好きっ子が学校見学で兄の高校に行くと‥‥‥


「私はお兄ちゃんをそんな子に育てた覚えはないよ!」


ここから始まるラブコメディー。

さいとう みさき が送る初のラブコメ小説!


お年玉で福袋~!!(由紀恵談)


 「あけましておめでとうございます」



 「はい、おめでとう。それじゃこれね」


 そう言って両親に新年のあいさつをするとお母さんはさっそくお年玉をくれた。


 

 「やったぁっ! ありがとうお父さん、お母さん!」

 

 「由紀恵の事だから大丈夫だろうけど、無駄遣いするんじゃないぞ」


 「うん、分かってるお父さん」



 私はホクホク顔でもらったお年玉を開けてみる。

 そして目を輝かす。



 「やったぁっ! 一万円っ!!」



 もう私のお小遣いの何か月分よ!

 これだけあればいろいろな物も買える。


 「はい、これは友也の分ね」


 「ありがとう、父さん、母さん」


 お兄ちゃんもお年玉もらった。

 でもお兄ちゃんは開けずにそれをすぐにポケットにしまった。


 後でゆっくり見るつもりかな?



 「さてと、それじゃぁお雑煮食べておせちも食べましょうかしら。そうしたらお父さんとお母さんは神社にお(まい)りに行ってくるからね」


 お母さんはそう言って用意していたお雑煮の鍋にオーブントースターで焼いたお餅を入れてからおわんに入れてくれる。

 私は出来上がったお雑煮をテーブルに運ぶのを手伝う。


 お兄ちゃんとお父さんはおせちの御重を広げていた。



 うーん、毎年同じだけどやっぱり朝からこう言うご飯だとお正月っていう感じよね?


 ちなみにうちのお雑煮はやさいがたっぷりと入ったおしょうゆベースのさっぱり風味のやつ。

 最後に好みで三つ葉やゆず入れるのよね。



 あ、でも紫乃の家はお味噌のお雑煮だって言ってたっけ?

 味噌のお雑煮って美味しいのかしら??



 私はそんな事をおみながら大好きな伊達巻や栗きんとんも小皿にとって食べる。


 う~ん、甘くておいしい!


 あ、お兄ちゃんとお父さんは味付けカズノコ食べている。

 私はあれご飯と一緒が好きなんだよなぁ、ちょっとしょっぱいから。


 そんなこんなでお雑煮を食べおせちも食べてからお父さんとお母さんは神社にお参りに行った。




 「さてと、明日はおじいちゃんの所へ行かなきゃだからお兄ちゃん初売りの福袋買いに行かない?」


 「初売りは明日からじゃ無いのか?」


 私は取っておいた広告を取り出す。



 「私のよく行く文房具店は元旦から営業でお昼から福袋セールするの! お年玉もらったし買いに行こうよ!」



 私はずっと行きたかった福袋を狙っている。

 だって三千円でなんと六千円相当の品物が入っているって書いてあるのだから!


 何が入っているかは開けてからのお楽しみだけど、あの文房具店のファンシーグッズはどれもこれも可愛い。


 「分かったよ、それじゃ行きますか」



 そう言ってお兄ちゃんと私は福袋を買いに出かけるのだった。

   

評価、ブックマーク、ご意見、ご感想いただけますと励みになります。

誤字、脱字ありましたらご指摘いただけますようお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ