【恋愛設定】カーター副団長・カディアン
☆☆ネタバレ注意☆☆
コミカライズに際し、各キャラクターの恋愛設定についてまとめたものです。
本編未読でネタバレを気にする方は読まないでください。
【カーター副団長】
実はアプローチはアナから。
魔道具師として大手の工房に勤めていた、クオードの仕事ぶりを事務で働いていたアナが見染めた。
メレッタと同じくキレイな紫の瞳を持つアナは工房でも人気があり、狙っている魔道具師は何人かいた。
クオードは壊れて使えなくなった魔道具が廃棄されるのが許せず、金にならなくても修理を請け負い、感謝はされても手間賃ていどで収入には結びつかない。
先輩や同僚が大きな仕事を請け負っていくのに、工房のすみでいつも魔道具相手に格闘していた。
アナ「不器用なとこが『可愛い』と思っちゃったのよね。それに腕は確かだったもの」
クオードは気の利いた会話もできない自分が、モテる性格ではないことは熟知しており、同僚であるアナには目もくれなかった。
誘われてアナと食事に行き、はじめて真正面から彼女の紫水晶みたいな瞳を見たとき、「美しい」と思った。
アナに寄せられる好意が素直にうれしくて、「もう自分の人生でこれ以上の女性には出会えない」と結婚を決断。彼女のために頑張って、三番街に前庭つきの二階建て住宅を購入。翌年メレッタが生まれた。
だが彼の性格から、このころ工房で先輩といさかいを起こしたらしい。
腐っていたところ、王城にいく機会があり、グレンの錬金術を間近で見るチャンスに恵まれる。
そこから取りつかれたように研究棟の門を叩き、ほぼ独学で副団長の座にのぼりつめた。
けれどアナにはいっさい相談しなかったため怒りを買い、家庭での居心地が極端に悪くなる。
幼いメレッタの前でも頻繁にケンカするようになり、まずいと思ったクオードは、家に帰らず仕事にのめりこむようになる。
顔を合わせないためケンカはなくなったが、アナの愛情はこの頃にいったん冷め切っている。
娘のメレッタともどう接したらいいかわからず、師団長になれば家族が見直してくれるのでは……と、見当違いの方向に努力を重ねた。
何だかんだいってメレッタに転移魔法陣を教えたり、学園の勉強は丁寧に見てやったりと、頼りにされると頑張ってきたお父さん。
アナは王城での彼の仕事ぶりを知って、好きになったキッカケを思いだす。→あとはラブラブ。
【カディアン】
お兄ちゃんが大好きな、素直でまじめな子。人目を気にして、まわりに流されやすいところもある。
好きな子にはまわりからお膳立てされるより、自分からアプローチしたい。
手先は器用で絵も上手。デッサンをよくするし、レースやリボン、布地の種類や色の組み合わせなど……ファッションに関する造詣が深い。
王城の服飾部門で各年代別ドレスコレクションをじっくり眺めるのも好き。
アナにレース編みを習ってからはさらに開眼した。
アーネストによく似たがっしりした顔立ちと体格で、まわりがみんな竜騎士になるもんだとばかり思っていた。
鍛錬にはまじめに取り組んでいたが、実はかわいいものが大好き。
『兄上のつむじがかわいいなって思って』
そんな発言をして、兄王子に思いっきり引かれた。
幼少時は刺繍をするアイリの手元を見るのが好きで、刺繍糸を選ぶところも目を輝かせて眺めていた。
実はうんと小さいころアイリに手伝ってもらい、四本足のお茶会に女の子のフリフリした格好をして、こっそり参加したことがある。
大人になったアイリは、この時のネタを元にカディアンを脅す。
これ、女子編もいるでしょうか?









