レオポルド・アルバーン
【レオポルド・アルバーン】別名 『銀の魔術師』
ライアスの白百合は『高潔さ』を意味するとよろづ先生が描いて下さった。
「レオポルドは何がいいですか?」
こちらは私がリクエストして紫のグラジオラスに。
紫には『情熱的な恋』という意味がある。
『情熱的な恋』ですよ、奥さん!(大事なので2回言いました)
グラジオラスには『勝利』『用心深い』『忍び逢い』みたいな意味も。
【職業】
炎や氷、雷を使うエクグラシア最強の魔術師団長。
成人した18歳から師団長をつとめる天才魔術師。
塔の魔術師たちをまとめるため、仕事中はとにかく厳しい。
炎が得意だが属性は多属性(炎・水・風)
ドラゴンにも乗り、騎竜は『アガテリス』
【年齢】
23歳
【物語における立ち位置】
ネリアを警戒しつつも興味をもつ。その自由な言動にあきれながら内心憧れてもいる。
ネリアにとっては、なんとなく気になる月のようにながめていたい人。
何だかんだでネリアを助けることになる。
序盤は影が薄く「もっと出番を増やせ」「お姿が見たい!」とのお声が。小動物が好きで意外と面倒見がいい。
無口で無愛想だが油断してると時々ぶっこんできて、読者さんとネリアを慌てさせる。
【ネリアに対する思い】
ネリアとの初対面では警戒と反発心から最悪な態度しかとらない。
彼女の人柄にふれ徐々に警戒心はやわらぐものの、逆に困った思いを抱えることになる。
彼にとってネリアを知るということは、彼女を通して父を知っていくことでもあり勇気が要る。
ネリアとも距離をとろうとするのだが、うまくいかない。
ライアスに対する遠慮はあるが、オドゥのことは気にしない。ユーリのことは眼中にない。(ユーリからは一方的に意識されている。
【性格】
無口。傲岸不遜、傍若無人。態度はかたくな。
考えかたはシンプル。
『人に頭を下げなくてすむから』という理由で、師団長をがんばっている。
仕事をするのは楽しい。人と関わるのは嫌い。
コミュニケーション能力の低さを副団長や団長補佐にカバーしてもらっている。
人を人とも思わないような態度だがまわりを黙らせる実力の持ち主。
辛抱強く努力家。自他ともにきびしく新人泣かせ。
他人の観察はしっかりしていて面倒見のいいところもあり、魔術師たちには意外としたわれている。
銀髪から父親似と思われがちだが、気性や外見は母親のほうに似ている。
恋愛においては自分の気持ちを言葉や態度にだせない人。
【表情】
怒るとひとにらみで人を凍らせる、眉間にシワをよせる、渋面になる、心底いやそうな顔をする、額をおさえため息をつく……等々、否定的な表情には事欠かない。
楽しい、嬉しいといった感情表現は欠落していて無表情になる。
笑うときも口の端を持ちあげるぐらいだが、同期のライアスと話すときなどは若者らしくちゃんと笑うこともある。
照れるとふいっと顔をそらす。
横顔。長髪の美形なだけに女っぽくならないよう、首も太く男性らしいしっかりとした体格で描いて頂いている。
光により色を変える黄昏色の瞳が特徴的で、動揺したときは無表情でも瞳の色が揺らぐ。
黄昏時の空。魔導ランプの明かりを受けて輝く、彼の瞳はこんなイメージ。
【持ち物】
緑の玉が埋めこまれた杖は仕事道具。
真鍮のような材質のシンプルな杖は、核として魔法陣を刻んだペリドットを囲むように、枠がデザインされている。
使いかたは荒く、杖を棍棒がわりに物理攻撃につかうこともある。
グレンの魔石は師団長室に保管。歴代師団長の蔵書。
【服装】
めんどくさがりで服を着るときは何も考えずに、チェストの引きだしの一番上にある服を着る。
彼の服がちゃんとしているのは、公爵家の人間がちゃんとした服をそろえているから。
正装時は公爵家のスタッフにお任せのため、髪を編まれたり装飾性の高い護符を身につけたりする。どんなにキラキラでも護符は彼にとって消耗品。使いかたは乱暴。
・師団長時 めだたない糸で魔法陣がびっしり刺繍された黒いローブ。ローブからとりだす杖はどこかに収納してある。遠征時は刺繍がほつれたら、ひとまかせにせず自分でちくちく繕う。
・仕事着 ローブを脱いだら基本シンプル。シャツにトラウザーズで、腕まくりして書類を片づける。邪魔なときに髪を束ねる紐の色は黒か紺。寒くなったらベスト着用。
・夜の正装 公爵家の貴公子らしく、スタッフが気合をいれてサイドの髪を編みこんだり、刺繍をほどこした衣装をきせられることもある。飾り立てられるのは本人が嫌がるため、そこまで華美ではないけど、やっぱり華やか。
・『竜王神事』等の式典時 独特の光沢のある黒いローブ。飾り帯やローブの裾の金糸の刺繍。荘厳で厳粛な雰囲気。背の高いレオポルドが着ると、裾さばきひとつで華やかさが添えられる。
・幼少時は従妹のサリナにつきあって、銀狐の格好で〝四本足のお茶会に参加。トラウマというほどではないが、いい思い出ではない。
・デーダス荒野~エルリカの街
王都から持参したのは真っ黒なコート。
ネリアは『黒づくめの男たちだ!』と某有名推理漫画を思いだす。もちろん悪役。
グレンの古いローブに仮面をつけて、街歩きをして情報収集。いちど割り切ればこだわりはない。
夜は〝あったかもこもこパジャマ〟。ネリアが選んだだけで、ドキッとした。アレクも着ていると聞いて、ちょっと不機嫌になる。
現地でカナディアンコートを調達。(林業従事者が着るカジュアルなコート)
・タクラではローブの他、竜騎士団の騎士服で街を一緒に捜索。
・ネリアと親しくなった後は、『着てほしい』と言われたら何でも着る。自分のために選んでくれたものは嬉しい。お揃いのリンクコーデにもチャレンジしたがる。
【出身地】
生まれは王都シャングリラだが、幼少時は北のアルバーン領ですごす。
現アルバーン公爵の甥。
【特筆すべき身体的特徴】
177cmぐらい?背中まであるサラサラした銀色の長髪。
黄昏時の空をおもわせるような薄紫の瞳(イメージとしては、エリザベス・テイラーの瞳の色)で、女神か精霊の化身のようだと言われるすずやかな美形。
きれいな顔だが肩幅はひろく骨格はしっかりしていて女っぽくはない。
騎士の訓練もうけていてドラゴンにものれる。
騎竜は気性の荒いレオポルドに合わせ、穏やかな気性の『アガテリス』があてられている。
アガテリスはふだんは新人が訓練に騎乗する、年長のドラゴン。
【住まい】
十番街でもひと際大きなアルバーン公爵邸に、寝に帰るだけの部屋がある。
塔の師団長室に付属する仮眠室で寝泊まりすることも多い。
公爵一家はふだんは北にあるアルバーン領で過ごし、社交シーズンだけ王都の屋敷に滞在する。
その期間中は意図的に叔父家族を避け、ほとんど公爵邸に帰らない。
【物語の中での最初の印象】
上から目線でにらみつけてくる感じ悪い男。
公爵の甥という恵まれた出自ながら、孤独な印象をあたえる。
ネリアが初対面で抱いた印象は、『髪が綺麗だなぁ』というもの。顔がどうというより、キューティクルがキラキラの髪が気になった。
【物語の中での最終的な印象】
人間がずいぶんと丸くなった……とまわりには思われている。でもやっぱり怖い。
表情は豊かになる。笑わない美形だったが、笑顔を見せるとその破壊力がすごい。









