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殺戮のダンジョンマスター籠城記 ~ヒッキー美少女、ダンジョンマスターになってしまったので、引きこもり道を極める~  作者: 虎馬チキン


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71 装備新調

「ただいま」

「あ、お帰りなさい、ご主人様!」


 冒険者ギルドを燃やした後、街に放った戦力を全部回収してから、オートマタもダンジョンに帰還させた。

 そのオートマタを、リーフが凄い笑顔で出迎える。

 ストックホルム症候群という言葉が、私の脳裏を過った。

 もしくは、一日中家の中に閉じ込められた後で、帰宅した飼い主にすり寄る(クロスケ)を思い出した。


 ……なんか、計らずも調教してるような気がする。

 いや、いいんだけどね。

 私に敵愾心持ってない奴隷とか貴重な人材だし。


 まあ、それはともかくとして。

 街を潰すのに丸一日かかったから、今日はもう遅いし疲れた。

 リーフにご飯(えさ)をやりながら自分も食べて、お風呂に入りながら、リーフにはお湯とタオルを出して体を拭くように命令。

 それが終わったら、疲れを取るべく、さっさと寝た。

 お休みなさい。






 ◆◆◆






 そして、その翌日からの数日間。

 私は、徹底的に近所の街や村を滅ぼし続けた。

 できるだけDPと経験値を回収できるように。

 できるだけ目撃者が出ないように。

 等しく皆殺しにした。


 その結果、一週間もしない内に、半径数十キロ以内の村や街はなくなり、私のLvも1上昇。

 というか、これだけやって1Lvって……。

 やっぱり、私自身が高Lvになったせいで、Lvが上がりにくくなってるみたい。

 魔王を超えられる日は遠い。


 まあ、それは仕方ない。

 地道に行くしかないんだから。

 それはそれとして、まずはできる事からやっていこう。


 とりあえず、前に考えたように、オートマタの髪を金髪にして微妙にデザインを変更した。

 そして、この際だからオートマタの装備も一新する事にする。

 服も武器も防具も、ボルドーの街から略奪してきたやつがあるから、DPを使う必要もないし。


 とりあえず、剣と盾は勇者狩りの時にも使ってた『ミスリルソード』と『ミスリルシールド』のままでいいや。

 ミスリルは、オリハルコンにこそ届かないけど、かなり高位の金属。

 侵入者から奪った分や、街から略奪した分を含めても、手に入ったミスリル製の武器防具はかなり少数だった。

 むしろ、一介の冒険者という設定のオートマタが持つには過剰かもしれない。

 とりあえず、1DPを使ったカラーリングチェンジで鋼っぽい色合いにしてあるから、怪しまれる事はないと思うけど。


 続いて、服。

 前までは侵入者の一人が着てた服を着せてたけど、服屋から大量に略奪してきた服があるので、そっちに変更。

 オートマタには肌触りとか関係ないから、見た目と性能で選んだ。

 特に、この見た目がくせ者で、まるでゲームのキャラメイキングみたいに拘ったせいで、時間がかかってしまった。


 同じく、鎧も見た目と性能で選ぶ。

 言わずもがな、時間がかかった。

 しかも、自分でも納得のカッコ可愛い装備ができたと思ったら、明らかに街中では目立つ格好になって「しまった!」と叫ぶワンシーンもありました。


 そして、最後に仮面。

 神道に前の仮面を見られた以上、これも変えるべきだろう。

 幸い、仮面も武器屋から大量に奪ってきたので、これからは身バレする度に違う仮面にすればいい。


 こうして、実に数時間をかけてオートマタの新しいコーデが完成した。


「わー! ご主人様、凄くカッコいいです!」

「そうでしょう」


 審査員(リーフ)の評価も上々。

 美少女は何を着ても似合う。

 私の美しさに罪はない。

 罪深いのは、私の美貌に発情したり嫉妬したりする連中の方だ。

 死ねばいいのに。

 というか殺す。


 まあ、それはさておき。


「じゃあ、次はリーフの番ね」

「え? ボクもですか?」

「そう」


 という事で、リーフを着せ替え人形にして遊……装備を整えた。

 せっかく冒険者登録したんだし、これからは冒険者として活動する事もあるかもしれない。

 その時に、今までみたいな普段着じゃ不自然だ。

 数時間に渡って、リーフの装備は吟味した。


「あの、ご主人様……もういいんじゃ……」

「口答えしない」

「はい……」


 そうして完成したコーデは、ノースリーブのシャツとショートパンツの上から、魔法使い風のローブを着せる無難な物に落ち着きました。

 武器は、指揮棒みたいなサイズの小さな杖。

 普段は腰に差してるので、携帯に便利だ。

 ただ、リーフの外見年齢的に、魔法使いごっこをしてる子供にしか見えないけど……まあ、それは仕方ない。

 無理に大人っぽくしても似合わないだけだろうし。


 と、リーフのコーディネートを完成させた、その時だった。


「マモリよ。起きておるか?」


 魔王との通信部屋に安置されているカオスちゃん人形が喋り出した。

 つまり、魔王からの通信が入ったのだ。

 そろそろ、次の仕事の時間だろうか?

 忙しくなりそう。


 そうして私は、魔王に返事をするべく、マモリちゃん人形を起動させた。

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殺戮のダンジョンマスター籠城記(1)
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