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殺戮のダンジョンマスター籠城記 ~ヒッキー美少女、ダンジョンマスターになってしまったので、引きこもり道を極める~  作者: 虎馬チキン


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90 国境砦の戦い、戦果確認

 ダンジョンにオートマタを戻した後は、すぐにドラゴンのゾンビ化を行なった。

 もはや毎度の恒例行事と化しているゾンビ化は、当たり前のように成功。

 ドラゴンは魔王軍を退社し、死体となってウチに再就職したのだった。

 いやー、労せずして凄まじい戦力が手に入ってしまった。

 そこだけは神道達に感謝してやらなくもなくもない。


 その代わり、魔王にバレたらと思うと恐ろしいけど、まあ、大丈夫でしょう。

 ダンジョンマスターの事はダンジョンマスターが一番よく知ってる。

 だからこそ、わかるのだ。

 ダンジョン領域外にいるモンスターの様子を確かめるような便利な機能はないと。


 あの場にいた魔物が逃げきって魔王に報告するとかなら話は別だけど、今回ドラゴンが連れてた魔物どもは、見るからに知能が低そうな奴らばっかりだったし、そもそも魔物視点だとオートマタは冒険者にしか見えない筈。

 だったら。勇者に追い詰められたドラゴンに冒険者がトドメを刺したようにしか見えない筈。

 なら、問題ない。

 問題ないという事にしておく。

 それでも、もしバレて許されなかったら戦争だ。

 幸い、今なら魔王相手でも少しは勝ち目がある。

 やってやんよ(震え声)。


 まあ、もちろん戦わないならそれに越した事はない。

 だから、とりあえず魔王に報告は入れておこう。

 当然、正直に全部話すつもりはないから、色々と捏造した上で。

 でも、今すぐ報告したら「何故、勇者が来てるのに連絡入れなかったのじゃ!」って文句言われそうだなー。

 よし。

 魔王への報告は後日に回す。

 言い訳も考えなきゃ。

 他の街で情報収集してたら、偶然、今回の戦いの情報を入手しました、って感じでいいかな。


 さて、そっちはそれでいいとして。

 次は、今回の戦いの戦果確認と行こう。


 最大の収穫は、言わずもがなドラゴンのゾンビ、ドラゴンゾンビを手に入れられた事。

 今までゾンビにしてきた連中の中では、ぶっちぎりで最強だ。

 ステータス的に、真装を解放すれば本気の魔王相手でもダメージを与えられると思う。

 そう考えると、本当に凄まじい戦力である。


 ちなみに、ドラゴンゾンビの真装の能力はこんな感じ。


ーーー


 真装『ドラゴンオーラ』


 HP×3 攻撃×3 HP、攻撃以外のステータス×2

 専用効果『竜王の風格(ドラゴンオーラ)


 真装のスキルによって顕現した力。

 本来の持ち主以外が使う事はできない。


ーーー


 竜王の風格(ドラゴンオーラ)


 自身のステータスを大幅に上昇。


ーーー


 シンプルで強い真装だ。

 むしろ、これだけの強さがあったくせに、なんで毎回のように苦戦してたのか。


 多分、動きがあまりにも雑だったからかな。

 ドラゴンの戦闘は、技術のぎの字もないような、ただ本能に任せて暴れ回るだけのものだったから。

 動きを読むのなんて簡単。

 しかも、あの巨体のせいで速度のステータスを活かしきれなかったのか、全体的に遅かった。

 もちろん、そんじょそこらの奴よりかはよっぽど速いんだけど、正直、オートマタの速度でもギリギリ対応できるレベル。

 とても万超えの速度とは思えない。


 結論。

 ドラゴンは自分の力を使いこなせてなかったから弱かった。

 そういう事だと思う。

 まあ、それでも強い事に違いはない。

 これから活躍する事を期待してる。


 で、次の戦果は私の経験値。


 なんと言っても、ドラゴンを殺した分の経験値が凄い。

 指揮官が連れてた連中の分と、戦いの序盤でオートマタが地味に殺してた魔物の分を合わせて、私のLvが95に上がった。

 8Lvアップ!

 って言うと、そこまででもないように感じるけど、ここに来ての8Lvアップは大きい。

 何せ、Lvっていうのは上げれば上げる程上がりにくくなる。

 最近は、街とかを滅ぼしてもLvが上がらない事を考えれば、普通に破格のLvアップだ。

 嬉しい。


 あと、地味に大きいと思ってるのが、神道達からドラゴン殺しの経験値を奪えた事。

 爬虫類の生命力を侮った結果だ。

 ざまぁ見ろ。


 で、次にDP。

 今回手に入ったDPは15万くらい。

 その内の10万以上は、ドラゴンを殺した分である。

 今の私からしたら収入一日分程度の数字だけど、それでも凄い。

 だって、たった一体で10万DPって、普通に勇者並みなんだもん。

 単純に、これをはした金扱いできる私がおかしいだけだよ。


 あとは、装備とかも少し手に入った。

 指揮官と一緒に拉致ってきた連中が着てたやつだ。

 大半はレーザービームとか、私の魔法とかで消失しちゃったけど、中にはギリギリ無事だった物もある。

 多分これ、国の兵士が着る正式な装備だと思うから、使い道はあると思う。

 洗って大事に保管しておこう。


 そして、最後の戦果。

 それは、調教のスキルで支配下に置いた指揮官である。

 今はダンジョン領域外にいるから様子がわからないけど、命令通りに行動してるなら、数日以内に計画を始められる筈。

 その結果次第では、ドラゴン殺しを上回る最大の成果になってくれるかもしれない。

 まあ、あくまでも全てが上手くいけばの話だけどね。


「さてと」


 これにて戦果確認は終了だ。

 今日は体を動かして疲れたし、もう寝よう。

 指揮官を追い出した辺りでリビングアーマー先輩を脱いだから、すぐにでも寝られる。

 お風呂とかは……明日でいいや。

 あ、でも、寝る前にリーフのご飯は用意しておかないと。


 そういう訳で、リーフの部屋にいるマモリちゃん人形を起動。

 とりあえず、ご飯の前に戦いが終わった事を伝えると、リーフは心底安心したような顔をした。

 なんとなく、マモリちゃん人形で頭を撫でておいた。


 そんなリーフの顔を見て、私は今回の戦いがひとまずは終結した事を、改めて実感した。

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