表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
理想の島/運命の赤い糸  作者: 大和香織子
第二章 遠い記憶1
26/107

9

「神よ、最近あの2つの光がわしの創った果実を無断で荒らすのだ。なんとかならんものか」と、言った。


「はは、すぐに対処いたします」

神はどうこの2人に伝えるか悩んだが、直接話すことにした。


「光の結晶たちよ、いいか、その果実は、お前たちのものではないのだ。その果実を召し上がることを希望している神がおるのだ、いかなるときも誰かの希望は奪ってはならん」

そう、光の神は忠告をした。


その光の結晶である人間たちは「はい、申し訳ありません」と丁寧に誤ったのだったが、

そんなことはすっかり忘れてしまった頃、目の前の大きな白蛇が「これはうまいぞ」と言いながら、果実を食べていたのだ。「それを食べてはいけないのだぞ」と白蛇に言うが、白蛇は美味しそうに食べるのをやめなかった。


 それを見て、ついに二人は、果実を荒らすどころか、果実を口に頬張ってしまったのだった。 

それを見ていた光の神は、すぐに二人のもとへ行った。


「果実畑を荒らしてはならんといったではないか」

「はい、申し訳ありません」

「まさか、それを食ったりはしておらんな?」と聞かれた二人は「もちろんでございます」と答えたのだった。

「嘘をつくな、ええい、お前たちは恥というものを知るのだ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ