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興奮する姉 3(終)

「将君、お家に帰ったらお菓子作ってあげるね!」

「おう。で、何作るんだ?」

「シフォンケーキかな」

「……失敗しないで」

「わかってるよぉ」

 愛理姉と美香姉に挟まれながら、俺は帰り道を歩いていた。

 もうそろそろ家である。家に帰ったら百合姉が待ってるかな。

「先に準備してるね!」

「分かったよ」

 愛理姉が家の中に一番乗りだ。

 あとでゆっくりと中に入ろうと思っていた時、中から愛理姉の叫び声が聞こえてくる。

「お、お姉ちゃん!?」

 百合姉に何かあったのか。俺と美香姉は無言で固まりながら目を見合わせた。

 急いで中の様子を見なければ。そう思って中に入ったが、それが失敗だった。

「将……おかえり」

 靴を脱いだ俺に、百合姉が下着姿のまま抱き着いてきた。

 相変わらずの黒い下着。だが、何かが一味違っている。

 百合姉の肌、吐息、そして体温。全部が、全部がいつもより変だ。

「待ってたのよ……いっぱい遊びましょう?」

「ゆ、百合姉!?」

 俺は廊下で押し倒され、上に乗っかられてしまった。

 そして、二人が見ている前だというのに俺に無理矢理キスをしてくる。

 た、谷間がエロい。このままだと俺の理性が堕ちてしまう。匂いも、匂いも。

「もう将の事しか考えられないの」

「……あー、お姉ちゃん! これ使ったの!?」

 百合姉の部屋から愛理姉が瓶をもって駆けつけてきた。

 愛理姉は大変そうな顔をしている。

「あ、愛理姉、それって何?」

「大人が使うお薬です。将君にはまだ早いのです」

「なんで知ってるんだよ! それよりも助け」

「遊びましょう? ずっと我慢してたんだから……」

 百合姉の身体が俺に密着している。柔らかい胸。艶めかしい肩。吐息も耳にかかる。

 このままずっと百合姉と……いや待て。俺の理性よ持っておくれぇぇぇぇ!


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