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『最初の村周辺でレベル99にしてみた』をマジの人生でやってみた。  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中


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302話 異世界大戦。

すでに『センエース本編』を読んでくださっている方へ。

ここからは、本編でも掲載されている過去編と同じです。


 302話 異世界大戦。


 ――それは、突然の出来事だった。

 在る日、第2~第9アルファの全てが、『謎のゲート』で繋がった。


 なぜ、そんな事が起きたのか、理由は分かっていない。



 突然、世界が繋がって、

 当然のように、人々は大混乱に陥った。



 そして、その大混乱の中で、当り前のように、異世界間のいさかいが起こり始めた。


 最初は小さな火種。

 しかし、すぐにその火は燃えあがった。


 『どこ』の世界の『だれ』が原因か。

 そんなものは、もはや関係がなかった。


 倒せば終わりのラスボスなんていう都合のいい敵なんかいなかった。

 世界の全てが、互いにとっての加害者となり、誰もかれもが被害者ぶった。


 へたに力が拮抗していたのがまずかった。

 どこかの世界が飛びぬけて強ければ問題はなかった。


 圧倒的な強者に支配されて終わり――ならば、どれだけ楽だっただろう。

 しかし、そうはならなかった。




『われわれはただ、世界の安寧を――』

『踏みとどまらなければならぬのだ。ここを超えられては、我が世界が、やつら獣牙に――』

『殺せ、殺せ、殺せ!』

『世界の全てを我がモノに――』

『すべての王を代表し、ちんは、皆に、世界間の危難を除去するため、最も気高き我が第5アルファに、全ての権限を委任する案を――』

『どいつもこいつもバカばっかりだ!』

『裏切りやがった、裏切りやがった、裏切りやがった――』

『未来を守るためだ! そのためならば、ちんはなんでも――』

『ただパンを分かち合うだけの事が、なぜ、貴様らはできんのか――』

『違う! 誤解だ! 朕は……私はただ、この戦争を止めようと――』

『とにかく話し合いの場を――』

『われわれは、もう戦争には介入しない。武力を用いるのは自衛の際のみと――』

『ああ、そうだ。血を流すのはもうやめよう。ここに全世界統一連合の設立を――』

『終わる。終わるぞ。この不毛な闘いが、ついに――』

『ワールドシンボルが……破壊された……』

『違う! 本当に違うんだ! ちゃんと考えてくれ! 我々が、あえて破壊活動を起こす意味などないだろう! あの痛ましい事件の主犯は確かに我が世界に産まれたクズ共だが、決して、第七アルファの総意ではない! その証拠に、すでに――』

『そういう問題ではないのだ! 責任は必ず――』

『バカ正直に告白しないで、知らぬ存ぜぬを通せばよかったものを――』

『ここが……チャンスか?』

『愚かしい。本質となる問題は――』

『どいつだ……どいつのせいで、こうなった……なぜ、まだ戦争は続いている。終わるはずだっただろぉおおお! くそったれぇええええええええ!!!』






 決して『世界全ての支配を望む者』が多かった訳ではない。

 いなかったとは言わないが、やはり、それが最も大きい原因ではないのだ。


 戦争を加速させた感情のトップは、やはり、

 『このままでは喰われる』

 『無抵抗は貫けない』

 という当たり前の恐怖。

 単純な話に変換すれば、やはり、

 『愛』と『勇気』が足りなかったのだ。

 愛と勇気。

 バカにするだけでいいなら、実にちょうどいい概念だが、どちらも、

 本物を掴みとろうとすると、その難易度の高さに誰であろうと必ず目眩を覚える。




 戦争を終わらせようとあがいた者は多い。

 『まともな者』は、みな、きちんと平和を望んでいた。


 だが、終わらない。

 終わる気配を見せない。

 どう終わらせたらいいのか、誰にも見えなくなっていた。


 多くが死んだ。

 多くが壊れた。

 世界は荒れに荒れた。



 鮮血時代。

 死の70年。



 荒れ狂う乱世に立ち向かったのは、

 もちろん、


 世界が望んだ主人公『センエース』。




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