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八十三皿目、 ――カレー曜日 2

戻ってきました。お待たせしました。



うちのカレーは玉葱を沢山消費する。

具にもするけど、ルーのベースに飴色玉葱を使うからだ。


カレーを作る時には、まずレンジで軽く火を通した微塵切りの玉葱を炒める作業から始める。

前はこんな面倒なことはしてなかった。

あいつらに食わせ始めてからだ。カレーに凝り始めたのは。


平行して、鍋で具材を炒める。

後で煮込むので、手早く表面に火を通すくらいでいい。

肉や魚介の臭み取りは、焼く前に胡椒を擦り込んで少し置けば十分。

カレーのスパイスが臭みを消してくれる。


具材は大抵、ジャガイモ、人参、玉葱。

一口大やや大きめに切っておくのが俺の好みだ。

肉は安売りの鶏か豚。牛は余程贅沢な気分の時でないと使わない。


ナスやピーマン、南瓜、トマトなどをグリルで焼き野菜にした時は、煮込まずに上からルーをかけるようにする。

気が向いたら、卵やチーズのトッピングを乗せるのもいい。


具材を炒め終わったら、鍋にブイヨンスープを注ぐ。

流石にスープは自作しない。顆粒スープを溶いたものだ。

同時に飴色玉葱も入れて混ぜる。

後は煮立つのを待つばかり。


途中で出て来た灰汁はこまめに取る。

ぐつぐつと言い始めてから約十五分、一度火を止めてルーを放り込む。

様子を見ながらもう一度火をつけ、ルーを溶かしつつごく弱火で数分煮込む。

隠し味に色々入れるならこのタイミング。


ぐるりとかき混ぜ、全体的に具とルーが馴染んでいたら出来上がり。

これが我が家のカレーレシピだ。




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