10話 呉越同舟 幸せ 切ない 楽しい 悲しい 生き… 〜赤紙篇〜
眩い閃光
覆い被さる
辺り一面光色
この幸せを味わう為に、この世に生まれ苦痛を乗り越え、この世界は二人だけの幸せな世界だと幸せで満ちていた
この幸せな日々の為にあんなに辛い試練があったのだと、それを乗り越えたどり着いたのだとそう思えるぐらいの温かい暖かい幸せ
幸せの意味を知った
右隣にはいつも君がいて、どこに行くにも手を繋いでいたっけね。
君はいつも無邪気な笑顔と予想外の言動で笑わせてくれたね。
この世に生まれてきて本当に良かったって、こういう事を言うんだって、幸せってこういう事なんだって、生きてて本当に良かったと、その時そう思え何時迄も続くと…
なのに、なのに、なのに
何故なんだ…!
待って…待ってくれ!
置いていかないでくれ…
また一人なのか…
何で…?
何故なんだ…?
この世に…は…いないのか?!
…ま…り…
———
レイは爆発からデキルエルを守るように覆い被さっていた
ふたりは倒れている
レイは爆発により傷だらけだがデキルエルは…
———
次回予告
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ピッ
ピッ
ピッ
シュコー…
シュコー…
病院のベッドに昏睡状態の人影
———
続く
———
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