あらすじ
フェリシアは、もうすぐ社交界へデビューするという時に、王太子エリアルドの妃候補だと知る。
反勢力である同じ年のアイリーンに妃につかせないために嫌々ながらも承諾する。政略だと匂わせない為に二人には自然な出会いが用意され、舞踏会でぶつかりその後ダンスを踊ることになる。恵まれた麗しい容姿と、どこまでが芝居なのかわからないくらいに、フェリシアに求愛するエリアルドに戸惑いつつも次第に心から受け入れるようになる。
しかし、フェリシアを狙う賊があり、それを黒騎士に身をやつしたエリアルドが救う。
その事件を期にフェリシアは他の妃候補と共に王宮へ住まうようになる。反勢力を抑える事に成功したエリアルドはフェリシアを妃として発表する。
しかし、その席でフェリシアはエリアルドが想う人は始めに妃候補だったカーラだと思ってしまう。カーラは盲目で妃候補から外れたからだった。
結婚して、間もなく妊娠が発覚するがフェリシアはエリアルドにカーラと結ばれるようにカーラを王宮へ招こうとする。
単なる幼なじみだと、エリアルドに言われ二人はお互いの気持ちを確かめ合う。エリアルドもまたフェリシアは別人を想っていたからだ。




