表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月を染めゆく緋色のベルベット  作者: 藍スミレ
95/101

今は

「どっどうするんですか!?」


 慌てふためくロウ。

 およそ部屋からは、既に殺気と呼べる程のおぞましい気配に満ちていた。


「慌てんなバカ。 こんなもん屁でもねぇよ、俺にとってはな」


 だが、油断はできない。

 いかな小兵の扱う技と言えど、不意に喰らえば致命傷にもなりうる。

 戦場では決して珍しい事などではない。


 ヴァルドレッドはその事を過去、嫌という程味わってきたのだから。


「随分と陰気な野郎だな。 さっさとかかってくりゃ良いものを」


 剣の柄を握るヴァルドレッドの指に、力が入る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ