表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月を染めゆく緋色のベルベット  作者: 藍スミレ
85/101

もしや

「ふぅ……生き返った〜」


 ロウの全身に、瑞々しい生気が満ちていく。

 ロウはドサリと、半ば倒れるように地面に腰を下ろした。


 気がつけば、もうすぐ日が暮れる。

 どうやら、おぼろげな意識の中で歩き続けていたために気づかなかったらしい。


「今日はここで野宿かぁ」


 今までの疲労が、一気に体に押し寄せる。

 ロウは自分の重力が何倍にも増したような錯覚に陥り、急激に瞼が鉛のように重くなっていく。

 抗い難い。

 今のロウに、その誘惑から逃れる術はなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ