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月を染めゆく緋色のベルベット  作者: 藍スミレ
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どちらか

 人間が水だけで生きていけるのは、せいぜいが七日。

 ロウはこれから七日間、体力を考えれば約五日間の内に、せめて食料だけでも確保しなくてはならない。

 川を遡って、元来た場所に戻るという手もあるが、それは悪手だろう。


「もう駄目かも」


 既に歩き続けて三時間近く経っている。

 水分補給だけでは、気力が続かない。


 必死に奴隷看守達から逃げてきた疲労もあった。


 一度、きちんと体を休ませなくてはならない。

 だが、ひび割れた地面と灼熱の太陽の下では、大した疲労回復は望めないだろう。

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