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気にするな
「………ロウ、俺はな。 今の地獄みてぇな状況を覆すために大勢の無害な人間も巻き込んで、戦争を始めたんだ。 負けちまったけどよ」
ヴァルドレッドは剣の手入れをしている手を止めず、姿勢も合わせず、背中越しにロウに語るように話していく。
「でも、まだ俺は死んでねぇ。 死んでねぇなら剣も握れるし、敵も倒せる」
切っ先を上へ向け、刀身を眺めるヴァルドレッド。
鏡のように磨き上げられた剣の刀身が、ヴァルドレッドの熾火のように赤い瞳を映す。
「………ロウ、俺はな。 今の地獄みてぇな状況を覆すために大勢の無害な人間も巻き込んで、戦争を始めたんだ。 負けちまったけどよ」
ヴァルドレッドは剣の手入れをしている手を止めず、姿勢も合わせず、背中越しにロウに語るように話していく。
「でも、まだ俺は死んでねぇ。 死んでねぇなら剣も握れるし、敵も倒せる」
切っ先を上へ向け、刀身を眺めるヴァルドレッド。
鏡のように磨き上げられた剣の刀身が、ヴァルドレッドの熾火のように赤い瞳を映す。
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