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月を染めゆく緋色のベルベット  作者: 藍スミレ
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動じず

「……何度言われようと、わしの意思は変わらねぇ。

 他の鍛冶屋に依頼するか、とっとと帰るんだなぁ大騎士様」


 まるで他人事のように、皮肉を交えながら不愉快そうに指でテーブルをコツコツと小突くガイン。


「他の鍛冶屋にアンタの真似ができるかよ。 ……あと俺はもう騎士じゃねぇ、その肩書きはとうに捨てたんだ」


 ヴァルドレッドはガインの職人らしからぬ態度など意にも介さない。

 本来ならば、ガインはどんな仕事の内容であろうとも自分の腕を見込んで依頼してくれる相手を蔑ろにするような人物ではない。

 ヴァルドレッドはその事をよく知っている。

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