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月を染めゆく緋色のベルベット  作者: 藍スミレ
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開けて

 家と同様に、ドアも年季を感じる程に古い。

 力が強い者ならば、およそ体当たり一回でも難なく壊せてしまうだろう。

 故に、もはやドアとしてではなく、単なる家の外と内側との境界を示した壁と大差ない。


「邪魔するぞ」


 ノックも無しに、ヴァルドレッドは何の躊躇いもなく古びたドアを開けた。


「ちょっ!? ノックくらいしないとダメですよ!」


 慌ててヴァルドレッドに駆け寄るロウ。

 しかし当の本人はどこ吹く風と、特に気にする素振りすら見せずに中へ入っていく。


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