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月を染めゆく緋色のベルベット  作者: 藍スミレ
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町にて

「必要な物は揃ってるか?」


 ライグスへ着き、チェックインしてあった宿の自室に戻るやいなや、ヴァルドレッドは新たな旅の支度を急いだ。

 無人だったとはいえ、あれだけ派手に破壊の痕跡を残せば、誰であれ不審に思うのは道理だ。

 少なくとも三日と待たずに、一般人に成りすました王国からの調査隊がやってくるのは、自明の理。

 そうなる前にここを立ち去らねば、彼女が今王国に対して持っている唯一のアドバンテージを、みすみす手放してしまう事になってしまう。

 それだけは、なんとしても避けなくてはならない。


「えっと、傷薬に薬草、油、食べ物、水、ナイフ……」


 鞄から買った品物を取り出し、ベッドの上に一つずつ乗せて、人差し指で指さしながら丁寧に点検していくロウ。

 


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