オマケ外伝、学園モブ女子4
今回も読んで頂き、ありがとうございます!!
祝200話記念として、自己満足になってしまうだろうがやってしまえ!と始めた外伝の続きでございます♪
本編にもすぐに戻るつもりでございますが、少しだけお付き合い下さいませ。
皆さま、大変お久しぶりです。
アルカンダル学園一年生の、クローディア=シャーロットでございます。
久々過ぎて、こっちでの自分の設定をうっかり忘れかけてました。
誰かはもう言わなくてももうすぐに分かるでしょうが、一応ある方の密かな?ボディーガードとしてその周りで起こりうるだろう火種を先に消化して回っています。
はい、そうです。
舞台が違うだけで基本設定はほぼ同じです。
いやほら、それまで変えたら別の家の子どもになっちゃうじゃないですか?
子どもの性格は遺伝+環境で、遺伝8割+環境2割らしいですが、2割って以外とこれありますからね?
100円なら20円だけど、1万円なら2000円取られます。
2000円もあったら、それはそれは豪華なディナーが食べられるし課金ガチャの10連がなんと約2回も一気に回せるんですよ!
もしかしたらそこで、SSRキャラが出るかもしれないじゃないですか!
いやいや、実はSSRキャラより有能なSRキャラの方が実際使えるって?
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うん。
それは確かに、一理どころでなく大いにある。
気の遠くなるようなイベントと戦闘の繰り返しから、ガチャに必要な宝石類をそれはもう地道に集め、ようやく我が手に舞い降りたSSRキャラに心底喜んだあと、とりあえずいつもよりもウキウキでググってみたら、『SSR〇〇キャラは残念外れ』ってーーーーーーー。
『SSR〇〇キャラは残念外れ』って!?
はい、大事なことなので2回言いました。
SSRなのに外れってこれは一体何ですかっ!?っていうね?
いいですか?
スーパー!スペシャル!なレアですよ?(たぶん)
少しだけ、スペシャル!なレアじゃないですよ?
けど、実際使ってみたら確かにSSRだけどこれはSSRじゃないね、って自分でも思ったりなんかしてないからね!?
それよりむしろ、そこそこ使えるSRキャラやRキャラの方がすぐにランクもアップできて強くなれるし、育てるのにお金も時間もかからないとか思ってないですよ!?
ほら、美人で家柄も良い高嶺の華のお嬢様より、すぐ側にいて手が届きつつそこそこ可愛いくて癒しをくれる女友達の方を最終的に選ぶ!みたいな・・・・・・って。
いや、幼馴染と令嬢のどちらがいいかなんて、何十年たっても決着着かないどころか、第三勢力がなぜか参戦してくるからね?
え?3人目って何?
もしかしてあと数年後には4人目とか出てきちゃうわけ?
いやいや何人新たな女が出てきたって、私の選ぶ嫁は最初から最後まで一択ですよっ!?
これを本気で語らせたら、あちこちで血と汗水流れる醜い争いが次々と勃発するからね!!
たかだか現実世界で数時間一緒にいただけだろって?
貴様、すー◯ぁみ世代を舐めるなよっ!!
スイッチを入れるたびに流れる、絶望の音楽。
あれだけ苦労して進めたのに、全てが残酷にも一瞬で消えてしまったあの虚無感と喪失感。
その度に出会うところからスタートを繰り返し、何度も同じ場面を繰り返す逃れられないループの世界!!
それでもめげずに、どれだけ挫折を味わっても立ち上がって足を前に進めたあの苦しい時間を、いつも最後はお別れしてしまう運命を辿りつつ、それでもかわらず側にいてくれたのがその彼女だったとしても、お前はそれをただのたかが幼馴染と切り捨てられるかぁーーーーーーーーっ!!
「・・・・・・・・・・・ううぅッ!!」
感情のあまりの高ぶりに思わず唇を噛み締め、次の瞬間その痛みにハッと我に返る。
あれ?
何でこの話になったんだっけ?
すみません、つい脱線しました。
えーーーーっと、つまりはこの世界でも変わらずぶれずに一途に真っ直ぐをモットーに、死亡フラグを全てこの手でへしおる為に行動している最中ということです!
はい、そこ!!
それってもしや、ス◯ーカー?とか言わない!!
自分でも一応、ものすごくこれって、いやもしかしたら限りなく・・・・・・・・いわゆる紙一重なんじゃね?
って、思う瞬間が無きにしも非ず、いや認めたら負けだ!って絶賛葛藤中なんですからねっ!!
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すみません。
捕まらないよう、もう少しだけ自粛します。
今朝も見るからに堅気ではない雰囲気を醸し出した危なそうな男達数人が、アルカンダル学園の男子生徒を一人拉致して逃走したところを偶然見かけ、こうしてその後を全力でつけて参りました。
それがもしかして『ある方』なのかって?
いえいえ。
彼は家から学校まで、パンを加えて角を曲がった先で走ってくる転校生とも会うこともなく、空き地の前で捨てられた可哀想な子猫達に会うこともなく、今時まだいたのか不良のカ◯あげにあっている生徒に出くわすこともなく!!
ロマンスもハラハラドキドキな展開も全部代わりにこの私めが引き受けて、今日も守りきりましたよ朝の平和なひと時を!
いや、びっくりでしたよ。
ケンカかと思って仲裁に入ったら、まさか恋の始まりの瞬間だったとは。
うん、分かる。
強面の人が子猫を庇ったりとか、思わずキュンとしちゃうよね。
それよりも、ときめきJK転校生とのドッキリシチュエーションが、まさかの当たり屋とは思わなかった。
まさかのこっちかよ!ってね。
しかも、JKがJKですらなかったし。
BK?
いや、BJK?
ということで、彼は何のトラブルにも巻き込まれることなく、とても平和な道のりの中で無事に学園へと登校し、今現在は一限目の現国の授業を受けていることでしょう。
もちろん、3年のクラスの彼が受けるべき授業は全て把握済みです!
授業中の彼の様子は、とてもいい耳を持つレオにお願いしている。
何か変化があればすぐに携帯で知らせることになってるが、今のところ彼からの着信はない。
あとは先生の一方的に内容を話してくるだけの時間に耐えきれなくて、眠気に襲われていないことを切に願う。
それに、あの場には今だに色々怪しげだが一応の味方らしい?ルークもいるし、学園にいた変な輩はすでにきつくお灸を据えてあるから、外部からの変質者でも入らない限り大きな危険はないだろう。
それよりも、危険なのは私の方だ。
現在、何やら古い倉庫のようなところにぐるぐる巻きにロープで巻かれて猿ぐつわをはめられた男子生徒が1人と、その周りを10数人の強面の男達が見張りに立っている。
私がいるのは、その倉庫の向かいにあるガラクタ置き場のような身を隠すにはちょうどいい窓がついた一回り小さな倉庫。
無闇に飛び出せば、一斉に彼らから襲われるのはこの私だ。
はてさて、どうしたものか。
「・・・・・・・・・」
「何だ?あんな輩ども、全て燃やし尽くしてしまえば良いではないか」
「ぼ、ボルケーノ!?」
彼は私の守護霊のような存在で、今でいう流行り?のス◯ンドみたいな感じだろうか。
一般人にはその姿が見えておらず、その燃える炎のような化身の鍛え抜かれたマッスルボディーは全長2メートル近くは軽くありーーーーーーー。
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「!?!?」
という、いつも通りの説明をしようとしてハッと息を飲む。
「ぼ、ボルケーノ先生!こんなところで何やってんですかっ!!」
ちなみに小声だ。
そう、うっかりいつもの設定?で案内しようとしていたが、今の彼はアルカンダル学園の教師の1人。
スーツの上着こそ脱いでいるものの、真っ白なワイシャツになぜかいつも派手なネクタイを着込んだスタイルの、れっきとした?公務員だ。
実はうちの社長と知り合いで、私の仕事の内容も今回のターゲットもなぜかバレていて?協力してくれてはいるが、一応も何も彼も今は授業中のはずだ!
「安心しろ。今日はテスト前で元々自習にしようと思っていたところで、お前が学校を背にして走る姿が見えたのだ。教師として、生徒が危険な目に合うのを放っておけるわけがないだろう?」
「は、はぁ・・・・・左様ですか」
ニヤリと、それは愉しそうに前方の男達を横目に笑うボルケーノ先生の姿を見ながら、絶対この人暴れる気満々だと乾いた笑いしか出てこない。
若い頃はかなりの暴れん坊将軍で、この辺一帯を締めていたお山の大将だったらしいと、その肉体美とどんなに反抗的な生徒を相手にしても一瞬でその身動きを封じるその動きと雰囲気から、生徒達の間ではかなりの噂が流れている。
その噂がほぼほぼ合ってるものだということを知っている身としては心強いような気もするが、教師の身として下手に関わって問題になるのは大丈夫なのか?とため息が出た。
「くくっ・・・・・・・それよりも早くかたをつけねば、お前が守っている男の大事な時間に間に合わなくなるぞ?」
「!?!?」
ボルケーノ先生の言葉に、クローディアの顔があまりのショックに目と口を限界まで大きく開けたまま固まった。
し、し、し、しまったぁぁぁーーーーーーーーッ!!!
学校へ無事に送り届けることに意識を向けすぎて、その後に待っているすんばらしい!!本日大・大・大メイン授業のことが頭からうっかりすっぽり抜けていたっ!!
そう、一限目の現国のあとは数学。
そしてその後は、待ちに待った体育の屋内温水プールの中で行われる、水泳だったぁぁぁーーーーーーーーーー!!!!
水泳の授業。
それは、合法的に愛しい彼の水着姿!つまりはその素敵な制服の下にある引き締まった生身の肉体を肉眼で見ることができる、なんとも天国のようなスーパーワンダフルエクセレントハイパースペシャル授業なのだ!!
え?
別のクラスどころか、違う学年だろ?って?
そんなものは障害のうちにもはいらねぇっ!!
その前の時間の途中からお腹が痛くなり、別のクラスで貧血を起こして保健室へ向かった親友のエリザベスと温水プールが覗ける秘密の場所でこっそりと落ち合う予定だったのだ。
ちなみに彼女の想い人は、彼と同じクラスのグレイ副会長。
保健室の先生とは、彼女が遠くから秘密裏に愛し愛でてやまないルークの至近距離からの生写真10枚ですでに取引は成立してある。
え?その生写真はどうしたかって?
もちろん、快くルークに協力してもらって撮らせてもらいましたよ!
変な色の液体を10種類、実験台としてのまされることを条件にですけどね。
いや、毒ではないから死なないとはいえ、何だあの劇物達は!?
あんなものは栄養ドリンクじゃねぇっ!!
身体には良いものしか入ってないから♪って。
どこぞのメガネくんと同じようにやっても騙されないからなっ!!!
おかげで何度意識がぶっ飛んだことか!!
でも、一応その後に病院で検査したら確かになぜか結果は前のものより良かったけど、そんなことは絶対本人には言いませんからねっ?!
そんなこんなで、ようやく苦労して手に入れた至福の時間がもうすぐそこに迫っているのだ。
「・・・・・・・ボルケーノ先生」
「何だ?」
ようやくショックから立ち直ったらしい?クローディアの顔がスッと男達のいる倉庫へと向けられ、その声色も低いものへと変化する。
そして驚愕に見開かれていたはずのその瞳は、瞳孔が開ききっていた。
「10分と・・・・・・40秒で片付けます」
「!?」
ボルケーノにそう宣言するなり、その場から姿を一瞬にして消えた彼女はものすごいスピードで倉庫の見張り番に鋭い蹴りを食らわせると中へと入って行った。
「くくっ・・・・・・・そうこなくてはなっ!!」
元から緩いネクタイをさらに緩め、ワイシャツの腕まくりをしたボルケーノは気合を入れて倉庫へと堂々とした足取りで向かっていく。
入り口には先ほど彼女が倒した見張り番が白目を剥いて仰向けに倒れており、何の騒ぎだと駆けつけてくる数人の男達を前にしたボルケーノの口元は、喜びと興奮とで一気に横に吊りあがった。
「な、何だこいつはっ!?」
「て、てめぇらやっちまえっ!!!」
「悪いが、久々のケンカで手加減はできないだろうが・・・・・・暴れさせてもらうぞ?」
「!?!?」
結果は言わなくとも、御察しの通り。
数分後には虫の息の男達の中で、汗ひとつ流さずにタバコを吸いながら彼女がすでに暴れているだろう倉庫の中へと静かに入っていく。
時計はすでに、先ほどから5分が経過していたーーーーーーーー。
久々過ぎて、主人公と同じように設定を忘れていてうっかりしていた作者でございます。
本編もうっかりしているところがそれはもう多々あるとは思いますが、いつも温かく広い心で読んで頂きわ感謝しかありません。
今回は前回出れなかった人達を中心に出せればなと思ってます。よろしくお願いします!




