第7話 スーパーセントリフージ緊急発進!
そーりが、緊急予算会議を開いている間。
『超遠心!スクロース!』は、近所のブック○フで立ち読みをしていた。
「やっぱり、『○龍』、ちょーおもしろいっすね。あー、バチスタ切りてー。ほんと、俺も、医師免許とっとけばよかったっす」
ブルースクローが言う。
「だよな、医師免許あったら、違うよなぁ」と、レッドスクロー。
「ですよね、医師免許があったら、もう少し潰しがききますよね。せめて、教員免許ぐらいとっておけばよかったですね」と、グリーンスクロー。
と、時間を潰す『超遠心!スクロース!』であった。
一方、巨大化した怪人リジェクトは、街中でポケットティッシュを配っているお姉さんの前をくるくると回り、「あ、いりません」、を繰り返している。このお姉さんが、身を呈して、巨大化した怪人リジェクトを引き止めていてくれるおかげで、被害は最小限で済んでいるのだ。
一方、国立防衛研究所教授室。
『ゾーム』が『そーり』とつながる。
「政府といたしましては、遅くなったという認識はございませんが、『超遠心!スクロース!』がたを、3時間待たせてしまったことは、事実でございます。それに関しては、一つ、お詫びを申し上げる次第でございます。また、政府としての結論でございますが、このたびの、怪人リジェクトが巨大化したことに際して、今後、起こりうる被害の可能性を考慮した上で、専門家の皆様と、丁寧な議論を重ねた結果、政府としても、巨大化した怪人リジェクトが今後起こす被害が甚大であるという可能性は、無視できない、と判断いたしました。つきましては、今回の、巨大化した怪人リジェクトに対する、唯一の有効的な手段といたしまして、超巨大ロボ『スーパーセントリフージ』の発進を認めるものであります。また、つきましては、これにかかる費用を、政府が特別予算を捻出し、補償するものと考えております」
と、そーり。
教授は、急いで、『超遠心!スクロース!』に連絡を取る。
「許可が下りたぞ、お前たち。いくぞ! スーパーセントリフージ発進申請書! さいたぁぁぁぁぁく!」
バンッ!
神岡町にある山奥から5台の大きな『専用マシン』が射出される。
レッドスクロー用の『レッドセントリフージ』。
ブルースクロー用の『ブルーインキュベーター』。
ホワイトスクロー用の『ホワイトボルテックス』。
グリーンスクロー用の『グリーンサーマルサイクラー』。
ブラックスクロー用の『ブラックセルソーター』。
この5台だ!
5台の『専用マシン』はすぐに、5人の頭上に到着した。5人はブック○フから出て、準備万端だ。
「よしっ! 遠心チューブ。セーーーーット、オン!」
掛け声とともに、5人は、ベルトにはめてあるチビタン(卓上小型遠心機)から遠心チューブを取り出し、天高く、それを掲げた。
すると、5人は透明で巨大な遠心チューブに包まれた。
5本の巨大な遠心チューブは空高く飛び上がる。
「遠心! 合体!」
それぞれが乗った遠心チューブは、『専用マシン』に搭載された。
「よし、いくぞ!」
5人が、息を合わせて、叫ぶ。
「待たせたな、怪人リジェクト。俺たちが相手だ!」
ブラックスクローが叫ぶ。
「はっ、はっは。小癪な」
巨大化した怪人リジェクトは、必殺技『3営業日で、エディターリジェクト』を発動した。
怪人リジェクトの手から衝撃波が放たれる。
「ぐはぁぁ。な、なんだ、この威力は」
ブルーインキュベーターは、衝撃波に直撃した。そして、怪人リジェクトに捕まった。
「落ち着け、これは試しに大きな雑誌に、投稿してみただけだろ? 試しだよ、本気じゃないんだろ?」と、レッドスクロー。
「でもさぁ、ちょっとは期待するじゃん」と、ブルースクロー。
「ダメだ、ブルー、落ち着け。これじゃ、相手の思う壺だ」と、ブラックスクロー。
ブルーインキュベーターは、怪人リジェクトに捕まり、身動きが取れない。
「すぐに返って来てラッキーだった、と考えるんだ! てゆうか、お前、まだ論文書いてないだろ」と、ホワイトスクロー。
「あ、そうだ。論文書いてないんだから、エディターリジェクトなんてくらわねーや」
と、ブルースワロー。
「ブルー。今助ける! セルソーティングレーザー!」
セルソーティング用の高出力レーザーが、ブラックセルソーターから放たれた。
レーザーは、怪人リジェクトの目を撃ち抜く。
「ぐうぅ。目、を狙うとはな」
怪人リジェクトは、目を抑える。
(作者注; 先ほどから『超遠心!スクロース!』は、あご、脇、目などの急所ばかり狙っていますが、あくまでも彼らは、正義の味方ではなく、ただのポスドクであるとことをご理解ください)
「サンキュー、ブラック。助かった」
ブルースクローが叫ぶ。
ブルーインキュベーターが怪人リジェクトの手から離れる。
「よし! 今だ! 一気に決めるぞ。みんな! 合体だ!」
「おう!」
「超! 遠心! 合体!」
5人は、それぞれのコックピットにある、赤いボタンを押した。
ポチッとな。
シュイィィィン! シュイィィィン! シュイィィィン! シュイィィィン! シュイィィィン!
ジャキン!
ピカーーン!
5台の『専用マシン』は姿を変え、巨大なロボへと合体した。5人の乗った遠心チューブは、ロボの頭部にまとめられた。
「完全体! 超遠心! スーパーセントリフージ!」
5人は叫んだ。
ドゴゴゴゴーーーン! (効果音)
「そーりのせいで、字数がやばい。一気に決めるぜ! 必殺技だ。覇権ポスドク剣九韻覇権切り!」
5人は一斉にボタンを押す。
説明しよう!
『覇権ポスドク剣九韻覇権切り』とは、『覇権ポスドク剣』という剣で、『九韻覇権切り』という切り方をする技である。ダメージを食らうのはポスドク戦士の方なのではと思われる技名ではある。しかし、心配ご無用だ。くれぐれも区切るところをお間違えなく。
シャキーーーーーィン
ヂューーゴーーーン
スーパーセントリフージの放った一撃は、怪人リジェクトを真っ二つにした。そして、怪人リジェクトは粉々に吹き飛んだ。
「やったぞ」
レッドスクローが叫ぶ。
「清々! 精製! 粛清!」
3人で決めポーズをした。
(ナレーション)
怪人リジェクトが倒れたとしても、ポスドクのリジェクトに対する恐怖が尽きることはない。ポスドク戦士は、この恐怖と戦い続けなければならないのだ。ポスドク戦士、いや、『超遠心!スクロース!』の戦いはまだまだ終わらない。次回へ続く!
遠心チューブ、セーーーット、オン!




