第6話 大ピンチ!発進申請書リジェクト!
「見ろ! 怪人が大きくなっていく」
巨大化した怪人リジェクトの足元で、『超遠心!スクロース!』の5人が叫ぶ。
「よし、俺らも、巨大ロボで対抗だ。ホワイト、申請書の準備を急げ!」
「任せて!」
ホワイトは大急ぎで申請書の作成に取り掛かる。
説明しよう!
『超遠心!スクロース!』が所有する超巨大ロボ『スーパーセントリフージ』は国民の血税で運営されている。そのため、発進には申請書の提出が必要である。もちろん採択されなければ発進はできない。
「そうはさせん!」
巨大化した怪人リジェクトは、ホワイトスクローに向けて光線を放った。必殺技『リジェクトビーム』だ、これを受けたものは、申請書が通らなくなる。研究者に対する最強の必殺技の一つである。
「大丈夫か! ホワイト!」
ブルースクローが叫ぶ。
「ぐっ? ん? な、なんともない?」
ホワイトは、ビームをくらったものの、外的な損傷はない。
「とりあえず、教授! 申請書の受け取りをお願いします!」
ホワイトスクローは教授に、メール添付で申請書を送りつけた。
「ぐぬぬ! すまん! お前たち! スーパーセントリフージ発進申請書! リジェクト(拒否)だっ!」
教授は、送られてきた申請書に、拒否のハンコを押した。
「教授! どうしてですか?」
ホワイトスクローが叫んだ。
「予算の関係で、今は『スーパーセントリフージ』は発進できん。第二次補正予算が国会を通るのを待たねばならぬ」
「教授! このままじゃ、大変なことになります」
ブルースクローも叫ぶ。
「わかっておる。しかし、予算がないと、何もできないんだ」
教授も頭をかかえる。
「そうよ。政府にお願いして、非常事態宣言を出してもらったらいいの。そうしたら、緊急的に予算を分配してもらうことができるかもしれない。巨大化した怪人リジェクトは、まさに、緊急事態宣言に相当する脅威です!」
グリーンスクローが言う。
「そうだな。よし。教授。早く、『そーり』に連絡を!」
レッドスクローが叫ぶ。
「わかった」
教授は頷き、『ゾーム』ミーティングの準備をした。
『ゾーム』が『そーり』とつながる。
「そーり! 非常事態宣言をお願いします。怪人リジェクトは巨大化しています。このままでは、危険です! 早急にスーパーセントリフージ発進のための予算をお願いします」
教授は、そーりに、懇願する。
「えー、わたくしとしましては、怪人リジェクトの脅威について、真摯に捉えるとともに、これに対する対策を、えー、委員会の皆様との相談を元に、早急に決定していきたいと、考えている所存であります」と、そーり。
「今じゃないとダメなんです、そーり。どうか早急に判断していただきたい」
教授が言う。
「わかりました。えー、それでは、今から緊急予算会議を開きたいと思います。えー、判断には、委員会の方々との綿密な相談の必要がございますので、3時間ほどお待ちいただければ、と思います。では」
と、そーりは、言い残し、『ゾーム』を切った。
(ナレーション)
怪人リジェクトの魔の手により、スーパーセントリフージの発進はリジェクトされた。『超遠心!スクロース!』は、一縷の望みをかけて、そーりに緊急発進を要請する。無事に、発進緊急事態宣言は発令されるのか? 果たして、『超遠心!スクロース!』は、怪人リジェクトを倒すことができるのか。次回へ続く!
遠心チューブ、セーーーット、オン!




