表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超遠心!スクロース!  作者: 幸田遥


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/13

第5話 新ポスドク戦士採用

 国立防衛研究所に、新たに2人のポスドク兼ポスドク戦士が雇用されることになった。



「今日からうちの研究室で雇うことになった、緑山ひかるさんと黒川雅威亜ガイアくんだ」


 教授が3人のポスドク戦士に言った。




「はじめまして、緑山です。よろしくお願いします」


 緑山ひかるは、32歳(女性)の中堅ポスドクである。前の研究室の任期が切れてしまったため、ここに応募したのだ。ギリギリのところでなんとか論文は仕上げてきた。研究が忙しすぎて、恋愛をしている余裕がないため、まだ独身である。




「どうも、黒川雅威亜ガイアです。よろしくお願いします。ガイアって呼んでもらえると、カッコいいんで、ガイアって呼んでください」


 黒川雅威亜ガイアはポスドク1年目である。年齢は蒼星と同じ27歳であり、同級生であったが、ガイアは博士号の取得が半年遅れたのである。研究者では珍しいマッチョタイプである。



「はは、おう、よろしくなガイア! もちろん、緑山さんも、よろしく」

 赤星が言った。






 ウウゥゥゥ!


 サイレンが鳴った。



「よし、早速出動だ。5人揃った力を見せつけてくれたまえ。さぁ、現場に向かってくれたまえ。怪人は、研究室にいるんじゃない、現場にいるんだ!」



 5人のポスドク戦士は、大急ぎで現場に向かった。





「ここだな」と白妻。


「あ、先輩! 見てください。あそこです!」

 緑山が叫んだ。



 5人の目の先には、『怪人リジェクト』がいた。


 怪人リジェクトは、街中でポケットティッシュを配っているお姉さんの前を何度も行ったり来たりして、「あ、いりません」、を繰り返している。いらないなら、早く去ればいいのに、何回も行ったり来たりしている。





「ふざけた真似を。さすがの俺も、ぶん殴りたくなってきた。よし、変身だ!」

 赤星が言う。


「オッケー」と白妻。

「わかりました」と蒼星。

「はい」と緑山。

「おっす」と黒川。



「よーし、みんな! 行くぞ!」



「えーーーん、しん!」


 カチッ!



 ギュルルルルル〜。



 5人のポスドク戦士は、『超遠心!スクロース!』に変身した。



「培地の赤色は、フェノールレッド! レッドスクロー!」

 レッドスクローこと赤星が叫ぶ。


「青い組織染色、トリパンブルー! ブルースクロー!」

 ブルースクローこと蒼星が叫ぶ。


「いつか雇われたい、ホワイト研究室! ホワイトスクロー!」

 ホワイトスクローこと白妻が叫ぶ。


「緑の蛍光、グリーンフルオロセントプロテイン! グリーンスクロー!」

 グリーンスクローこと緑山が叫ぶ。


「心を壊してからがポスドク、ブラック研究室! ブラックスクロー!」

 ブラックスクローことガイアが叫ぶ。



「5人揃って、超遠心! スクロース!」



 ドガガガーーーン!(効果音)





「さぁ、怪人リジェクト。俺たちが相手だ」

 レッドスクローが叫ぶ。



「はっ、はっは。私に文句をたれる者がいるとはな。全てリジェクトにしてやる。お前たちに未来はない!」

 怪人リジェクトは、余裕である。



「あなたの思い通りにはさせない」

 グリーンスクローが怪人リジェクトを睨む。




「やってやるぜ」

 ホワイトスクローが怪人に飛びかかる。



 ボゴッツ!


 ホワイトスクローの右ストレートが怪人リジェクトを捉えた。



「よし、俺らも続くぞ。とおっ!」

 レッドスクローは、奇妙なポーズをとり、技を繰り出す。


「喰らえ、赤き閃光。レッドフルオロセントプロテインパンチ」



 ボゴッツ!


 レッドスクローのパンチが怪人リジェクトの下顎を撃ち抜く。


「ぐぅっ。あご、を狙うとはな」

 怪人リジェクトは、よろめく。




「デビュー戦から、全力で行きます。緑の刃! サイバーグ○ーンチョップ!」

(作者注; これはおそらく商標ですので、伏せ字です)

 グリーンスクローは、奇妙なポーズをとり、技を繰り出す。



 ザシュ!


 グリーンスクローのチョップが怪人リジェクトの脇にヒットした。



「ぐっ。毛細血管が詰まっているところ、脇、を狙うとはな」

 怪人リジェクトが、うろたえる。





「よし、みんな! 必殺武器だ」と、レッドスクロー。


 5人は、腰につけていたメスシリンダーキャノンを構えた。



「アンモニウムソディウムクロライド!」



 5人のメスシリンダーキャノンから金色の液体が発射される。



 ドギャギャギャギャギャーーーー!



 怪人リジェクトは、その場で倒れた。



「酸性! 粛清! アルカリ性!」


 5人は決めポーズをする。





「まだ、まだぁ」

 怪人リジェクトはフラフラになりながらも、立ち上がった。


「私は、リジェクトへの恐怖の力で大きくなるのさ。この世のポスドクたちよ、私に、リジェクトへの恐怖を分けるがいい!」



 怪人リジェクトは、どんどんと体を膨らませ、巨大化する。





(ナレーション)

 怪人リジェクトは、ポスドクのリジェクトへの恐怖をエネルギーとして吸収して巨大化する。ポスドク戦士は、このリジェクトへの恐怖がどれほどのものか、身にしみてわかっている。果たして、『超遠心!スクロース!』は、怪人リジェクトを倒すことができるのか。次回へ続く!

 遠心チューブ、セーーーット、オン!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ