【GAME8-1】草原のシャッフルガールズ!!
さてさて、プレイヤー族とインテリ族の本音をぶつけ合った決闘が終えた丁度同じ頃……この小説にも『花』の魅せてほしいと思っていた読者のプレイヤーの皆様、お待たせしました!!
ピュアで真っ直ぐなみのり、パッション天然のレミ、クールで温和の穂香姉ちゃん。
3人揃って【シャッフル・トリプルガールズ】、ゲームワールドオンラインに出陣!!
それではご唱和下さい、『オープン・ザ・ゲート』!!!
▶▶▶ NOW LORDING...CONNECT!▽
――ここは現実世界とリンクし、プレイヤーと共に生きる電脳世界。究極のゲームメタバース、【ゲームワールドオンライン】!!
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ゲームワールドログイン2日目!
デイリーログインボーナス
・2000コイン 獲得!
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リニューアル・リリースから2日目を迎えていたゲームワールドでは、一つ目のオーブを立海とシャッフルオールスターズがそれぞれ一つずつ獲得したという吉報を経て、皆が血眼になって次なるオーブを探す旅に向かっていた。
後に続くプレイヤー達はを掲示板から攻略サイトを閲覧しては、この情報が真実かデマかの討論が耐えないままゲームワールドにて探索に時間を割いていく。
そして今日はどんなイベントがあるのかと言うと……
オーブを管理する『スピリットプレイヤー』のスの字も全く出て来ないという事態!!
そんな真実のフェイクが混じり合って、混乱・混沌・コンクリート状態に陥ったゲームワールドに、勇猛果敢に出陣する今回のメインプレイヤーは……!?
「――それで、剣さんはどうしてクラスメイトと喧嘩を?」
「いやそれが、喧嘩仕掛けてきたのは刈田くんなの。それを剣くんがカチンと来ちゃったみたいで。毎度の事だけれどもね……」
「アイツ普段いい加減な癖にゲームとかプレイヤーの事とかになるとプライド高くなるから……だから立海の銃司くんと気が合うのかな?」
和気あいあいとガールズトークを繰り広げる三人のプレイヤー。河合みのり、畑田レミ、大森穂香のシャッフル・トリプルガールズが今回のゲームチャレンジャーだ!!
これまでの激闘から、みのりと穂香の実力は皆様にも御理解は頂けたようだが、まだ未知の部分が多いのがレミ。今回のゲームでピックアップされるのでありましょうか、乞うご期待。
「ねぇ穂香ちゃん。私達何処に向かってるのかしら?」
「そーいえば、お喋りばっかしてるから何するかも分かんなくなっちゃった! パズルしにいくんだっけ?」
ちょっとちょっと! みのりはまだしもレミはのんびりしすぎ!
徒然なるままにと言いますが、ゲームワールドに来たからにはやる事は決めねばいけない。穂香は『全く……』と言わん顔で説明した。
「そうじゃないですよ。この先にある『アドベンチャー・フォレスト』に向かうんです。彼処が2日目のオーブに近いと私は睨みました」
「もしかして、SASU◯Eみたいなゲームがいっぱいある森?」
「えー、パズルじゃないのー?」
レミはさっきからパズルしか言ってないじゃないですか。
――みのり達が歩いているのはゲームワールドのエリアの狭間、『アーケードタウン』から先の北西の方向への『アドベンチャー・フォレスト』に続く壮大な草原。
そのままエリアに行けば良いという意見もあるがそれには訳有で、行ったことのないエリアは自分の足で向かわないと次の探索で瞬時にそのエリアに行くことは出来ない。
つまり、行ったことない場所をいきなり『ルー◯』とか『そらを◯ぶ』でワープは出来ないってこと! 初めから楽を選ぶなというプレイヤーへの戒めです。
「……さっきからずーっと原っぱ歩いてるけど、ゲームも何もないね」
「仕方ないですよ設備されているゲームがやれるのは正式なエリアだけですから」
確かに現実でもVRMMOでもそうですが、行く先々全部が施設に囲まれているんじゃ世話しないでしょう。時には海だけ、森だけ、砂漠だけの地形地域だってゲームワールドにはありますとも。
けれども、いくら壮大な草原だけとはいえ、思いがけない所に幸運はやってくるものである。
「――あ! もしかしてアメイジングカードじゃない!?」
草原の道端にキラッと光るものを発見したみのり、調べてみると正しくアメイジングカードだった!
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・フルルは アメイジングカード
≪逆算思考≫ をGETした!!
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ダンジョンのみならずこんな草原にもカードやお金が落ちている。RPGのセオリーとはいえ棚からぼた餅、道端にカード。ゲームの為なら躊躇いなく拾ってしまうのがプレイヤーの性。しかしみのりの場合はちょっと違った。
「……このカードはレミちゃんのが合いそうかも。良かったらこれあげるよ!」
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・フルルは アメイジングカード
≪逆算思考≫ をレーミィに渡した!!
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「え、良いの? ありがとう!!」
みのりへの受け取りは断る方が野暮な事をメンバー総員が知っていた。故に遠慮も抜きでスムーズにカードがレミの元へと行く。
「みのりちゃん、今日は随分レミちゃんに気前が良いですね」
「え、そう? あのカード名前からしてレミちゃんに合いそうかなーなんて思ったから成り行きで………………」
みのりが照れくさそうに話していたと思いきや、一転して前方上を見渡すようにして硬直した様子が伺えた。
「……? どうしたんですかみのりちゃ………………」
話の途中で硬直したみのりが気になり、つられて穂香も一緒に上を見渡すと共に固まり言葉を失う。
――レミは既に上を見上げて……以下同文。
「……何よあの巨大UFOみたいなの――!!?」
辺り一面草原の上空に忽然と姿を表した巨大UFO……と言うよりも、それに型どった超巨大なクレーンが盛り上がった地形の上に高く浮かんでいるようだった。
三人は慌ててその坂を登って、クレーンのいる全貌を見下ろすと……!?
果てしなく広がる湖に浮かび上がる無数の巨大ぬいぐるみ!! ガリバーのおもちゃ箱の様に巨大玩具が湖に散乱している!!!
巨大UFOクレーンに、ぬいぐるみ……この組み合わせはまさか――!?
「「「UFOキャッチャー――!!?」」」
超特大UFOキャッチャーと邂逅してしまったシャッフルガールズ!! 度肝を抜かれるスケールに惹かれる好奇心。
そのめぐり逢いが彼女らを驚嘆させるゲームバトルへと誘う! 本日のゲーム、これまでッッ!!
▶▶▶ TO BE CONTINUED...▽




