【GAME58-1】地底空間・歴史の深淵……!?
天翔ける龍の年、2024年最初のゲームウォーリアー、いよいよ開幕であります!
そして4月19日は、ゲームウォーリアーシリーズ更新開始から5年! 5周年目を迎えることになりました!!
こんなおめでたい時期まで、長い事更新出来なくて誠に申し訳ありませんでした……
苦しい日々も多々あれど、好きなものがあれば乗り越えられる。ゲーム好きな皆様にとっては当然の事でしょう!
そしてこの物語のゲーム戦士達も皆、大切なものを守る為に戦う魂がある! 真に強いのは善か悪か!?
その結果は、ビッグゲームにて明かされる!!
さぁ張り切って参りましょう! ―――『オープン・ザ・ゲート』!!
▶▶▶ NOW LORDING...CONNECT!▽
――超次元ゲーム時代。
ゲームが人の運命を大きく左右する混沌の近未来。勝者にとっては極楽なれど、敗者にとっては地獄の時代。ゲームの敗北者達の行き着く先は、太陽も青空も届かず地層の深淵に落とされる。
それこそ、地下10階もの地層にて構成された“敗北者の地”。――『地底空間/アンダーグラウンドエリア』なのだ。
………とまぁ、簡単に説明したものの。
長い事ゲームウォーリアーや、他作品の『A.I.M.S』等でこの地底空間を舞台にしてはいますが、皆さんはどんな印象を持ったでしょうか?
物語を追う毎に、地底空間の実態が少しずつ明らかになっていったと思いますが……ここでもう一回、私Mr.Gが地底空間の事をおさらいしていきましょう!
▶▶▶ NEXT▽
そもそも地底空間とは、ゲームに敗北し、地位や名誉も失われた者たちが行き着くと言われるもう一つの土地と言われていますが……
最近ではWGCの副管理長に登りつめた地底空間の出身である鳳凰堂孔雀さんが、地底空間を地上に住む人たちにも行き来出来るよう様々な政策が生まれ、つい最近まで地底は地底に住む者だけの場所ではない。
所謂観光名所にまで発展しようとしております。
地上から地底空間へ行く為には、日本各所に設置されている“アンダーグラウンドの門”と呼ばれる地下通路を通らねばなりません。
更にアンダーグラウンドの門を見張る門番に、地底空間の通所手形である黒パスポートを見せる事で初めて通所が許可される。海外気分なのか地獄旅行なのか、妙な不気味さが物語ります。
そして地底に入った途端、待ち構えているのは地下10階に及ぶ逆ピラミッド型の聖地!
B1層じゃ、住民たちが観光やら生活向上の為に発展途上な面を魅せまして、
B2層・B3層では、ならず者の裏プレイヤーを総括する『大山組』やら極道らしき連合達がごった返してる。
B4層には地底火山、B5層は灯りの無い常闇の荒れ地、B6層は地底湖と、地球の神秘に自然の猛威が物語っております。
更にその下層のB7層に、あの鳳凰堂孔雀が指揮するWGC所属のゲーミングチーム『鳳凰超勇士』の本拠地・霊鳥殿が設備されています。
そして残りのB8〜B10層は未だ謎のまま。地球の地核にも迫りそうな地底に未知なる世界が待っているのです。
現在、地底空間に住む者は地上の人々と比べて、人の繋がりを尊ぶ結束力が高い事も分析されています。
これは地上への復帰やゲーム戦士としての活躍の為に奮起する者と、逆に地上の人々に対する怨念を持つ者と分かれて、地底を生き延びようとする本能から来るものと思われます。
地底空間出身のゲーミングチーム『エレメント◇トリガーズ』や、宗教団体『サザンクロス』などが良い例です。
――――果たしてこのような世界が、本当に”敗北者の地“と呼ばれているのでしょうか?
まるで強者・権力者に陥られた者達が、今に見てろと爪を研ぎ、復讐の時を待っているかのような、叛逆の象徴のようにも私には見えてきます。
あともう一つ、私Mr.Gにとって地底空間に対して様々な疑問があります。
それは即ち、地底空間が何時から存在したのか?
ゲームやゲームワールドオンラインの全てが記される『G−バイブル』によると、地底空間の存在は、超次元ゲーム時代50年よりも前の時代から既に存在していた。
更に世界各国でこのような地下空間は何処にも存在せず、日本列島のみが形成されたものなんだそうです。
しかしこの物語は近未来、即ち”IF“な世界観。
もしかしたら超次元ゲーム時代になる前は、世界の核戦争を恐れて、日本独自で地下シェルターを創ろうとしたのが地底空間の始まりか。或いは土地の拡張に地底を選んだのか。その真相は謎のまま。読者の皆様のご想像にお任せする他ありません。
まさに地底の闇の如く、歴史の深淵の間にある地底空間の存在意義。
奥に進めば進むほど、地底空間という存在そのものが、“人間の心の闇”の形になっているような……私にはそう感じて仕方が無いのです。
――――RRRRR……!
なっ、何ですか、私が語ってる最中に電話してくる人は! と早速に私の袴から携帯出してピッと着信に出たらば、掛ける言葉はただ一つ。――もしもし?
『Mr.Gか? 慶だけど、そろそろ地底空間の説明終わったか?』
ありゃりゃ、これはこれは作者の慶さん! いやはや去年の大晦日からずっと小説書けなかった貴方から直々にお電話とは! 私への鼓舞とはお気遣い頂いて感謝ですな。
『余計な事言わんで良いの。それよりおさらい終わったんなら、早く本編に移ったほうが良いぞ』
あれ、もしかしたらまた私の長話で読者の皆様が飽き飽きしているとか?
『それは今に始まった話じゃないだろ。ちょっと耳貸してみ』
耳貸してって、そもそも電話ですし耳は常時レンタルしてるものですが……なになに?
ふむふむ、あの『デルタのデクルックス』が? えぇ龍牙さんとのゲームの際に、WGC特捜班によって警察へ連行されましたよね。覚えてますよ。…………え!??
デクルックスが刑務所から脱獄!!!?
▶▶▶ NEXT▽
――作者からの突然の連絡に焦燥する私Mr.G。慌てて変わって本編、閑話休題!
【GAME47】にて、鳳凰堂孔雀率いるゲーミングチーム『PHOENIX』のゲーム戦士・忍野龍牙との決闘にて敗れたサザンクロスの反乱粒子『デルタのデクルックス』。
彼は数名の裏プレイヤー達を利用し、地上の人々を恐怖に陥れた裏ゲームを展開した張本人。龍牙の策略により、WGC特捜班によってデクルックスの身柄を確保。本部に隣接するプレイヤー専用の留置刑務所にて逮捕されていた筈のデクルックスが……
【裏ゲーム主犯者・デルタのデクルックス、WGC特別留置刑務所より脱獄】
逮捕から僅か3日のうちに脱獄されてしまった。作風からのザル警備については一旦保留にしておくとして。
現在デルタのデクルックスは、東京の明治神宮付近にあるアンダーグラウンドの門から強引に通所され、再び地底空間に迫ろうとしていた!!
「このままで終わると思うなよ、鳳凰堂。それに地上のゲーム戦士共! 僕の地底からの恨み、このままはらさでおくべきか!!」
恨み辛みも怒りに変えて、迫るは正体不明の狂気!!
果たしてこれに立ち向かうゲーム戦士達の活躍や如何に。そしてデクルックスとサザンクロスの運命はどうなってしまうのでしょうか!? 全て次回のゲームにてのお楽しみに!
――本日のゲーム、これまでッッ!!
▶▶▶ TO BE CONTINUED...▽
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次回もゲームウォーリアーをお楽しみに!!




