【GAME54-7】反撃開始・VSXを引きずり降ろせ!!
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◐AMAZING MIDWAY RESULT◑
☆ゲーム戦士チーム HP2400
〔畠田レミ 手札:3枚 EG:⑥〕
・カスタム・ツールカード【先読みの松明】
〔大門史也 手札:2枚 EG:14〕
・パーマネント・ツールカード【サモナークリスタル】
※フィールドカード【ガードポジション】【超電磁力空間】
★サザンクロス幹部チーム HP4000
〔イプシロンのジーナ 手札:3枚 EG:⑥〕
・ユニットカード【機械荒らしの調査兵】
・パーマネント・ツールカード【蓄電システム装置】
〔ガンマのガクルックス 手札:4枚 EG:⑨〕
・ユニットカード【異次元サポーターマシン・UT】
※コンバイン・ユニット【トライフォートレスロイド・VSX】
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※畠田レミのエースカード《ジョロキア・スパイダー》召喚! 今度こそコンバインユニットを倒せるか!?
――畠田レミのエースユニット、《ジョロキア・スパイダー》出陣!
かつて【GAME27】にて、遺跡エリアの決闘に勝利し、自分を主と認めたレミにカードとしての契りを果たした縁か、廻り廻ってこのゲームにて馳せ参じたのだった!!
「ならば私も、その心意気に応えるとしよう」
エースの登場に史也も感化されたか、カード1枚装填・スキャン!
『パーマネント・ツールカード、【刺毒の極意】!』
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〈パーマネント・ツールカード〉
【刺毒の極意】
・属性:黒 EG:②
・効果:このカードがフィールドにいる時、
自分・味方プレイヤーに『EG①:ユニットを
1体対象にする。そのユニットを『毒』
状態にする。』を得る。
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「このカードは、ジョロキア・スパイダーのみでなく、私やレミにもユニットに毒を与える能力を習得させるカードだ」
あくまでもレミのサポートに徹すると頑なに誓った史也。ジョロキアの召喚を待ち侘びてたかのように、状態異常の『毒』を与える能力を付与させた。
「ユニットを毒にさせるだと……?」
「馬鹿じゃないの!? 機械生命体のユニットに何を毒づく事が……」
「別に機械は毒が効かないとは、ルールには書いてないだろう?」
そりゃ史也さんの言うとおりだ、はがねタイプじゃあるまいし。
「君がジョロキア・スパイダーを躊躇なく召喚したという事は、既にコンバインユニットの弱点を見抜いたと見た。それも君のヒラメキかね」
「いえ、ただ何となく。どうせ正攻法じゃ効かない相手ですもの、偶には相手の嫌がる事をやってみたくなったんです!」
「上出来だ。――――巻き返すぞ!」
レミと史也の逆襲は始まった! パーマネント・ツールによる能力付与を、今使わずしていつ使う!
「《刺毒の極意》の付与能力、EGを①消費して、《トライフォートレスロイド・VSX》を『毒』状態にする!」
史也の指先から放つ紫毒の一閃、己の毒素を相手にぶつけるキャラってどっかで見たようなと空覚えの感覚は捨てといて、主砲ユニットに放つ毒一撃。しかし……!
「受けるわけ無いでしょ、バーカ! [コンバイン]解除!!」
ジーナの嫌味ったらしい捨て台詞を吐き捨ててのVSX・合体解除。
勿論史也がそれに気付かず、迂闊に能力を発動させたと思ったら大間違い!
「――――今だ、レミ!」
「分かってます! 《ジョロキア・スパイダー》のEG効果発動――――『ポイズナーウェブ』!!」
ジョロキアのか細い手先から放つ紫の蜘蛛の糸。それが合体解除したばかりのユニット三体のうち、《キャノンロイド・V》に糸が絡め付かれた!!
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《キャノンロイド・V》は
『毒』『行動不可』状態になりました。
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状態異常のエフェクトが表記。それは持ち主のジーナにとっては痛い不覚だった。
「ッ……コンバインが、出来ない……!!」
ジョロキア・スパイダーに毒の糸を絡められたキャノンロイドは、コマンドを発動させても、攻撃も能力も発動出来ない。[行動不可]の効果により、ブレスを操作してもそのユニットの操作は出来なくなった。
「とりゃ〜〜ッッ!!」
そこですかさずレミの攻撃、忘れられていた《先読みの松明》のAP100ダメージが、キャノンロイドにジャストキルで通って、そのまま撃破された。
「アンタ……よくもジョロキアを馬鹿にしてくれたわね……!」
「な、何よ……!」
「アンタこそ変わった趣味してるくせに、あたしのユニットを気持ち悪がられる筋合いは無いわ! 覚悟しなさい!!」
かつてレミが、自分を奮起させ自信を取り戻させてくれたジョロキア・スパイダーに、キモいと言われた事に怒りを震わせたレミ、怒りのカードスキャン!!
『カスタム・ツールカード、【メテオロッド】!!』
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<カスタム・ツールカード>
【メテオロッド】EG:④
AP:300 PP:5
属性:赤 装備:プレイヤー/ユニット
効果:このカードの攻撃は、ランダムに5箇所の
[フライヤー]攻撃となる。
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「降り注げ、メテオ流星群ッッ!!!」
先端に赤い玉をセットされた樫の木で出来た魔法杖。《メテオロッド》をレミが装備し、念を込めて杖を天に翳せば、地底なのに何故か降り注ぐ流星群!!
「やばっ、ガクルックスなんとかしてーー!!」
「分かっている!」
ここでガクルックス、大量のEGと手札を用いた状態でようやく動き出した!
『パーマネント・ツールカード、【ブロックドーム】!!』
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〈パーマネント・ツールカード〉
【ブロックドーム】
・属性:無 EG:③
・効果:味方フィールドのプレイヤーと
ユニットは、[フライヤー]の
攻撃ダメージを受けない。
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青白いドームシールドを展開したサザンクロス幹部陣地。これにより《メテオロッド》の流星群を防御しようとしたのだが……?
『カウンターレスポンス、アクションカード【エナジードレイン】!!』
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〈アクションカード〉
【エナジードレイン】
・属性:青 EG:②
・効果:フィールド上のツールカードの
効果を無効・破壊し、自分は500のHPを得る。
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史也が繰り出した打ち消し&体力回復の二度美味しい系カード。何よりも効率に重きを向く史也らしいカードで妨害成功………と、思いきや!?
『カウンターレスポンス、発動』
「――――!」
更にガクルックスからの繰り出す二重カウンター炸裂!!
『アクションカード、【エネルギー消散】!!』
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〈アクションカード〉
【エネルギー消散】
・属性:青 EG:①
・効果:発動中のアクションカードの
効果を無効にする。
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「二度も三度も、参謀の智略にハマるものか!!」
「……見事だ」
化かしあいはガクルックスに軍配が上がった。史也の手札が切れかけた所で、ジーナも痺れを切らせてアクションを起こす!
「何にも取り柄なさそうな小娘が、生意気面してあたいに楯突くんじゃないよ! 腹立つんだよ!! やっちまいな!!!」
キャノンロイドの敵を取らんと、残りパーツの《ガードナーロイド・S》《キャタピラーロイド・X》に攻撃コマンドを繰り出すジーナ。
だがしかし、頭に血が上った司令官には、足元の仕掛けた罠に気付かなかった―――!!
「―――――そこっ!!」
KABOOOOOM!!!!!
突如地面から吹き上がる爆炎! その勢たるやさしものコンバインユニットの鋼ボディをも粉々にするほどの威力。巻き込まれた残り2体のコンバインユニットが餌食となった!!
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《ガードナーロイド・S》
《キャタピラーロイド・X》撃破!!
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「ば、VSXが……全滅………!!?」
一体何が起こったのか、全く見当もつかないジーナの狼狽えている顔とは対象に、出し抜いてやったと満面の笑みを浮かべるレミの顔――――!
「天井のガードに夢中になって、足元を警戒しなかった貴方達の負けよ! あっかんべ~だ!!」
小悪魔的スマイルで意地悪っぽく舌を出すレミ。決め手となったのは、ガクルックスと史也のツールカード合戦の隙に発動したトラップカードであった!
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<ユニットカード>
【ステルスマイン】EG:⑤
属性:赤
・効果:[トラップ・フィールド接触](発動後、そのカードの起動条件が満たした時に効果が発動される)
①仕掛けたフィールドにプレイヤーか
ユニットが触れたとき、その周囲に
700のダメージを与える。
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「あの小娘が、VSXを破ったですって……! 信じないわよ私は!!」
これにはジーナも愕然と、その現実に目を背けようとする。しかしレミが彼女の前に立ちはだかれば、痛烈な捨て台詞をぶつけていく!
「あたしを舐めないで頂戴。理不尽に痛め付けられたり、酷い事を言われ続けた人間は――――そいつを倍返しにしてやるまでしつこく抗い続けるのよ!!」
―――いじめや虐待によって培った執拗な執念。それは復讐をも意味する黒い念でしょうか。……いや、彼女はその負の意志に飲まれることは無かった。
それこそ、桐山剣・河合みのりら大親友の存在があってこそ。戦うべき者を前にして、込み上げていた憤怒の感情が、レミを再燃させたのでした……!
――本日のゲーム、これまでッッ!!
▶▶▶ TO BE CONTINUED...▽
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