表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【GAMEWORLD ONLINE】真・極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー ~ULTIMATE SOUL OF ACE〜  作者:
4th STAGE―ゲーム戦士魂大爆発・本当の正義は何処だ……!?―
403/468

【GAME52-10】切り札騎士に託す、誓いの札!!

◎――――――――――――――――――◎

 ◐AMAZING MIDWAY RESULT◑ 


 ☆〔桐山剣 HP500 手札:6枚 EG:①〕

 ・ユニット:なし

 ・カスタム・ツールカード:【大いなる伝説の聖剣 ―GXキャリバー―】(桐山剣 装備)


 ★〔ウルカーヌ HP1750 手札:1枚 EG:⑥〕

 ・ユニット:なし

 ・カスタム・ツールカード:【ファイティングブレード(黒刃)】【終焉と再生の炎剣―RVテイン―】(どちらもウルカーヌ装備)


※桐山剣、ウルカーヌの《RVテイン》に対抗するべく

3カード手札補充! 切り札は届いたか!?

 ◎――――――――――――――――――◎

 ――怨み辛みを怒りに乗せて、500年の時越え再び決闘の神殿にて招来した炎聖剣《RVテイン》。


 同じく聖剣・GXキャリバーを携えた桐山剣とて、この業火を振るう炎剣を前に再び窮地に立たされた!


 何とかして、炎剣の突破口を導き出さなければ、GWクエストの今までの苦労も水泡に帰す。培ってきた決闘の経験則から探り当て、相手のブラフも警戒した上で導き出した剣の決断。


 《精神統一》発動からの手札3枚ドロー。これが形勢逆転の引き金を引く事になるかどうか、剣は勝利の女神に祈りを捧げながらカードを引けば……大当たり!!


(……せやったな。お前も、みのりを助けたいつってたもんな!)


 ドローカードによって手にした1枚、それは剣が元から所持していたものではなく、シャッフルオールスターズの仲間から授かった新たな切り札であった!


 そのカードを与えた仲間とは果たして誰か? 本題に入る前にちょっとだけ回想に入りますよ〜。



 ■■■■■■■


 ―――時は遡ること【GAME42】辺り。アメイジング・サバイバーモードを終えた剣が力量不足を実感し、仲間や立海遊戯戦団の一員にGWクエスト出陣を公表した直後の事。


 地底空間の民間ホテルにて、ビッグゲームの疲れを癒やしつつ、試練出陣に向けての準備を個室で支度をしている剣。そこへ、


 ―――コンコン。


『誰や? 鍵は掛かってへんで』


 ホテルにはメンバーと立海の連中しかいない為、変な警戒はせず空返事で応答する剣。

 それを聞いた外側の方はカチャッとドアを開けてお邪魔するのは、意外や意外。

 ポニーテール姿の畠田レミではないか。


『……ゴメンね剣くん、準備で忙しい時に。……ちょっと相談に乗って欲しい事があるの』


 剣が忙しいのも承知で、顔では平常を装いながらも焦燥している様子のレミ。

 親友のみのりや穂香ではなく、敢えて剣に相談相手を選んだ所を見るに、彼もレミが只事では無い事に気付いた。


『俺で良かったら乗るぜ。まぁ、まだ整理せなアカンの結構あるけど堪忍な』

『ううん、全然平気。ありがとう!』


 何やら彼女にも、彼女なりに追い詰められていた事があったようで。

 今回はその内容は話の都合上割愛。次の機会で詳しくご説明しますが、親友想いの剣の相談に乗れた事で少しは気が晴れたレミちゃん。良かったね!


『そうだ、あたしあんまり剣くんの助けになれて無かったから、このカードあげる!』


 相談相手に乗ってくれた御礼にと、レミが剣に渡したカード1枚。それを見た剣は目を皿にしてビックリ仰天!


『お前……このレアカードで裏取引でもしたんか?』

『違うわよバカ! 例の【アメイジング調合術】でカード創ってたら偶然出来たの! あたしじゃ使えないから、剣くんにって』

『錬金術師みたいなやっちゃな! でも確かに俺になら使えそうや。サンキューな!』


 デッキ採用にはシビアな剣も気に入る程のカードと見たり。それを彼に託そうとしたレミの心境とは。



『剣くんはもう勘付いてると思うけど、みのりちゃんが貴方を心の底から信頼してる。あたしにも痛いほど分かる。

 命を懸けてでも彼女を守る覚悟が剣くんにあるのなら、自分の力だけでそれをやろうとしちゃ駄目。いつでもあたしや、仲間達がいる事を忘れないで……!』


『……………レミ』


『貴方は“切り札騎士”なんでしょ!? あたし達を繋いでくれた自分の力を信じて、みのりちゃんを……大事な人を守ってあげて!!』



 ■■■■■■■


「―――もう疲れとか不安とか関係ねえや! こうなりゃとことん自分を信じて、精一杯戦ってやらァ!!」


 閑話休題、回想終わって奮起する桐山剣。その様子はPASにも影響され、途切れ途切れになっていた波動も勢いを取り戻す。それをウルカーヌはポーカーフェイスに構えるだけ。


「先ずは俺のプレイヤースキル起動! 【気合充填】!!」



 ◎――――――――――――――――――◎

 ・桐山剣のプレイヤースキル

【気合充填】発動!


 手札1枚捨てる毎に、EGを③追加!!

 ◎――――――――――――――――――◎


 剣のプレイヤースキル、枯渇したEGを潤すべく溜まりに溜まった手札を消費させて、召喚エネルギー充電完了。2枚消費で⑧まで溜まった。


「決まったぜウルカーヌ、お前に打ち克つに相応しい切り札がッッ!!!」


 桐山剣の覚悟は決まった。ブレスのカードデッキから札一枚、シュッと風斬り横一文字。弧を描いた曲線は残像となりて我が手に宿る。


『ユニットカード―――』


 そして装填口へとカードをセット、ブレスの中央に設置された召喚石が眩く光れば、唱和する伝説のユニットの名。消費EGは⑥、満を持してカードスキャン!!


『――――【剣に名を馳せし覇者 アース・ペンデュラム】!!』


 決闘の聖地に降り立った伝説の覇者。己の右手に携えし聖剣を抜刀すれば、浮浪な兵士をたった一人で1000人も倒したとゲームワールドに伝えられる最強ユニット! 今ここに、桐山剣のエースカードがまた一人爆誕した!!



 ◎――――――――――――――――――◎

 〈ユニットカード〉

【剣に名を馳せし覇者 アース・ペンデュラム】

 AP:700 DP:500 AS:10 EG:⑥

 属性:赤/白 ユニット/ナイト/レジェンド


 ・能力:①[ファーストアタック]

 ②このカードのステータスは、フィールド上の

 カスタム・ツールカードの数×AP・DP300アップ。

 ③このカードがいる限り、自分の

 カスタムツール・カードは破壊されない。

 ◎――――――――――――――――――◎


「《アース・ペンデュラム》……!? オリジンに名を馳せた剣豪が何故ユニットに……!!」

「おっと、そっちの世界でも有名人ってか? そいつは良いや。聖剣持って浮かれた頭をかち割ってやろうか!」


 等と調子に乗ってるのは剣も一緒でお互い様!


「こいつの効果は、フィールド上のカスタム・ツールカードの数だけ強化する! 俺の《GXキャリバー》と、お前の《RVテイン》、そして《ファイティングブレード》で合わせて3つ!

 ――よってステータス調整はAP・DPの+900!!」



 〘《アース・ペンデュラム》AP1600 DP1400〙


 どっひゃ〜! なんちゅー馬鹿力に育ったかアース・ペンデュラム!!



 このまま桐山剣の《GXキャリバー》と《アース・ペンデュラム》の攻撃が通れば、ウルカーヌのタフネスなHPも一瞬としてゼロとなる。

 現在ウルカーヌを守護するユニットは無し、聖剣一本のみ、更に手札も一枚と枯渇した状態で抗うとしても余りにも無謀か!?


「散々大口叩いた分のツケと、みのりを返しに来たぜ。コイツで終わりにしようや、ウルカーヌ!!」


 切り札騎士の成敗、聖剣と覇者の双剣攻撃が丸腰のウルカーヌに迫ろうとしたその刹那!




「…………まだ……我にはPASが残ってるぞ!!!!」



 その時、禍々しくも黒き波動を解き放つウルカーヌの奥の手が、再び桐山剣の栄光を阻む! 危うし、切り札騎士!! ――本日のゲーム、これまでッッ!!




 ▶▶▶ TO BE CONTINUED...▽


小説を読んで『面白かったぁ!』と思った皆様、是非とも下の「ブックマーク追加」や感想・レビュー等を何卒お願い致します!


更には後書きと広告より下の評価ボタンでちょちょいと『★★★★★』の5つ星を付けて、作者やこの物語を盛り上げて下さいませ!


次回もゲームウォーリアーをお楽しみに!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ