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【GAMEWORLD ONLINE】真・極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー ~ULTIMATE SOUL OF ACE〜  作者:
4th STAGE―ゲーム戦士魂大爆発・本当の正義は何処だ……!?―
374/468

【GAME50-1】隠されたゲームライターの本性!!

お陰様で、【極限遊戯英雄譚ゲーム・ウォーリアー】もGAME50! 即ち展開されたゲームストーリーは50回を達成しました!!


そして今月4月は、ゲームウォーリアーシリーズ連載開始から3周年を迎える記念すべき卯月! 心機一転の想いも込めて3周年に相応しい催しも用意していきます!


その前に、剣VS早瀬ハルのGWクエスト試練・後半戦をどうぞ最後までご一読下さい! 4年目も張り切ってまいりましょう!!


―――『オープン・ザ・ゲート』!!



▶▶▶ NOW LORDING...CONNECT!▽


 ―――地球最大規模のVRMMO【ゲームワールド・オンライン】。


 この電脳異世界にて設置されたゲームに決闘、更にそこに勇んで飛び込んだプレイヤー・ゲーム戦士の数だけ様々な心躍るゲームバトルが展開されています。

 そして今はここにも、戦士同士の心理を駆使し、知恵を巡らせて、勝機を狙うゲーム戦士達の戦いが行われているのです。それが―――――



 …………あ、ちょい待ち。前回のあの二人の続きも読みたいでしょうけど吸収すべき()()を読者の皆様には蓄えねばなりませんよ。

 ――そう、【ヒロイン要素】です!!


 ▶▶▶ NEXT▽


 というわけで舞台は、メインゲームの場所『限界突破迷宮』の最深階・B20F。その戦場から若干離れたロビーというよりは広間。

 シャッフルオールスターズ・桐山剣が、聖剣GXキャリバー獲得の為に挑むGWクエストを戦場のコロセウムで絶賛激闘中なのですが、関係の無いギャラリーさんはこの広間で待機中という訳です。


 そんなギャラリーさんが他ならぬ、剣の親友・河合みのりとライバル立海のメイド・時実桜。この小説のメイン、Wヒロインだ!


「何を今更な事言ってるのかしら、語り部さんは」

「さぁ……?」


 いや何せね、このゲームウォーリアーも四年目突入するので、一応は新規の読者様にご説明をと。ところで広間で二人は何をしてるんですか?


「前回もやってたけどソシャゲ! 桜ちゃんがやりたがってたから私が教えてるの」

「何せこの手のゲームは疎いもので。でもみのりさんが教えてくれたお陰で、私もソーシャルゲームというのが理解出来ましたわ」


 VRMMOの中で、暇潰しに携帯でソーシャルゲームをやってる文面は余りにもシュールですが……。剣がクエストゲーム中故にその付添は待ち惚けなのは仕方ないこと。それも承知で剣の勝利を期待しつつ、ソーシャルゲームを嗜む。


 そのゲーム名は『リクジョウガール』。単刀直入に言えば“陸上女子”を育成するゲーム。

 短距離走に競歩、走り幅跳び・高飛び、ハードルに挙げ句には駅伝まであらゆる陸上競技を個性豊かなキャラの質に合わせて出場し、優勝させるのが目的。


 その育成システムが体調・メンタルと、きめ細かい管理の上で育てることで、大きくステータスが左右されるというシビアなもの。更に競技においてもその極限まで鍛え上げる事で、ベストレコードも残せるのだからやりごたえ抜群。


 それを立海側では城主の銃司が、チームの主として育成スキルを養えると思いプレイしてたのですが、それをこっそりと桜もやりたかったんだそうで。


「このゲーム面白いですね! 陸上の出場する種目次第で幅広く出場出来ますから、私も育成のやりがいがありますわ」

 等とソーシャルゲームには疎かった桜も夢中になる程良く出来たこのゲーム。みのりも話題に乗っかってプレイしてるだけあって、レクチャーの効果は覿面(てきめん)だ。


 ……しかし、みのりはこのゲームに一つだけ違和感があった。


「確かに『リクジョウガール』は面白いけど……そのゲームのシナリオになってる“メインストーリー”が、私はちょっと引っ掛かるんだよね」

「みのりさんがそんな事言うなんて、珍しいですね」


 みのりはゲームの特徴に対しては余程な事がない限りネガティブな評価はしない。ところが彼女は感受性豊かな性格ゆえに、ゲームを支えるストーリーに至っては、登場人物の感情や関係やらを示す感性が非常に鋭い。

 そんな彼女が、このゲームのシナリオで感じ取った感想がこれだ。


「陸上って、自分の力を極限まで出して記録を作る事に意義があるでしょう? でもそれを発揮するためのきっかけになるシナリオが何ていうか……、現実感有りすぎて胸が痛くなるの」

「………それはもしかして……」



「登場人物に降りかかる試練が恐ろしく容赦ないの。失恋とか負傷とか、まるで不幸や災難を()()()()()ような感じがして……!」


 ゲーム評論家でも中々見いだせないゲームの不安要素を、誰よりも鋭く察したみのり。

 彼女の言う通り、このゲームに降りかかるバッドコンディションを示すシナリオが、アキレス腱断裂や身内の不幸、更には失恋からの傷心イベントが故意的に多い事が挙げられていた。


 ここまで競技者の現実をリアルに生々しく描いた、このゲームのシナリオライターは誰なのか。――――スタッフクレジットに書かれたシナリオ担当の人物の名はズバリ、【早瀬ハル】。


 広間の奥のコロセウムにて、桐山剣と戦っている対戦相手であった!!



 ▶▶▶ NEXT▽


 さぁさぁ、お待ちどう様でした! 本日のメインゲーム、桐山剣VS早瀬ハル・後半戦! 気になっていたバトルの続きの前に、先ずは前回までの盤上状況を観てみましょう。


 ◎――――――――――――――――――◎

 ◐AMAZING MIDWAY RESULT◑ 


 ☆〔桐山剣 HP1000 手札4枚 EG:⑦〕

 ・ユニット:【カウンターナイト】【隼剣士・ファルザー】【ソニックソルジャー】

 ・カスタム・ツールカード:【ファイティングブレード】


 ★〔早瀬ハル HP2000 手札2枚 EG:②〕

 ・ユニット:無し

 ・パーマネント・ツールカード:【書籍棚】【フェイクニュース】【サモントラップ・エクスプロード】

 ・カスタム・ツールカード:【バインドチェーン】※《カウンターナイト》に装備

  ※プレイヤースキル【守護霊のカーテン】付与

 ◎――――――――――――――――――◎


 展開される早瀬ハルのパーマネント・ツールカードの連鎖。《書籍棚》でデッキを操作し、《フェイクニュース》で相手の発動するカードのコストを増やして剣を苦しめていく。


 更に先程起動された《サモントラップ・エクスプロード》による、ドローカードのカード指名にドンピシャに当たったことが不幸にも、桐山剣のHPを1000も削がれるという痛恨の一撃!


 これには桐山剣も思うように攻撃が出せず、やきもきとした展開に焦りが募る。そして一方の早瀬は一転して、爽快な1000ダメージを与えられた事に満面の笑み。更に余裕の表情まで伺える始末。



 ユニットのような配下となるカードを使わず、ツールカードのみを駆使して相手を苦しめる早瀬ハルの【パーミッション】戦法に、桐山剣はどう立ち向かうのでしょうか? 次回からは怒涛の後半戦、カード展開並びに心理戦も合わせてお楽しみ下さいませ!!



 ――そしてこの戦いは、桐山剣のゲームウォーリアーシリーズ3年間に渡る激闘から培った、成長を表す一戦になります! 本日のゲーム、これまでッッ!!



 ▶▶▶ TO BE CONTINUED...▽


小説を読んで『面白かったぁ!』と思った皆様、是非とも下の「ブックマーク追加」や感想・レビュー等を何卒お願い致します!!


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