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【GAMEWORLD ONLINE】真・極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー ~ULTIMATE SOUL OF ACE〜  作者: Kazu―慶―
4th STAGE―ゲーム戦士魂大爆発・本当の正義は何処だ……!?―
321/468

【GAME43-1】オールグリーンの想い出!!

――地底空間・B5層、裏表のゲーム戦士の一騎討ち後半戦!


太陽日向に育ち、愛情の限りに生きてきた者。


対し地底の闇に育ち、誇り諸共崩されて復讐の限りを尽くす者。


それらの意志がぶつかり合い、戦いの果てに彼女らは何に辿り着くのでしょうか……?

ご唱和下さい、―――『オープン・ザ・ゲート』!!



▶▶▶ NOW LORDING...CONNECT!▽



 

 ――かつて、ゲームワールドオンラインのような仮想空間世界だからこそ実現出来る大いなる土地に、辺り一面色とりどりな花に大地が包まれた花畑牧場があった。


 季節は初夏の風が吹く文月。仮想と現実は季節の流れもシンクロする双世界、ゲームワールドの花畑牧場では花開いたばかりの向日葵。上には青空、下にはサンライトイエローの花びらによって覆われていた。


 そんな花畑の範囲、百坪は下らないであろう膨大な規模。元からゲームワールドのデータにあったかと応えるなら答えはNO。これは全て一人のプレイヤーの手で作られた珠玉のガーデニング。早い話が―――



『うわぁ〜〜! こんなにひまわりがいっぱい! これ全部紗由理(さゆり)さんが育てたんですか?』

『そんな事は無いわ。私がしている事は一つの種を土に埋めるくらい……、後は大地と自然の赴くままに成長するものよ。そこは仮想空間でも同じね』


 ――花畑牧場『オールグリーンガーデン』、即ち膨大な土地の持ち主が居た。

 名前を神崎紗由理(かんざきさゆり)(当時54歳)、大森穂香の()()に当たる女性。


『紗由理さん、早く早く〜♪』

『少しは落ち着きなさい、穂香。そんなに急がなくても向日葵は逃げないわ』


 この時穂香は6才。父の面影を魂の何処かに残しながらもその純真な心のままで健やかに育っていた。


 ――グシャッ


『あっ?! …………お花、踏んじゃいました……』


 幼心に不注意あり。向日葵に夢中で足元で、今にもスクスクと育とうとしていた一分咲きの名もない花を、過失にも踏みつけてしまったようだ。


『あら大変』

『ごめんなさい……』


『謝るなら私じゃなくて、踏んだ花に言いなさい』


 怒るのでも咎めるのでも無く紗由理はそう言い諭し、それに穂香は踏みつけてしまった花にごめんなさいをしつつ折れた茎を撫でる。


『茎が折れちゃったのね。ちょっと退いてて、治してあげる』

『あ、はい……』

 そう言われた穂香は一旦離れて、紗由理は折れた花をそっと手に触れて何やら念を込めていた。


 ――()()()()()()()()()を迸りながら……


『これでよし、と……』


 すると不思議やあーら不思議! 折れた茎の根元から養力が埋め込まれたかのように再生をし始め、やがて完全な根へと戻っていった!

 今は曲がったままではあるが、大地と自然によって植物を育つならば、その花も以前のように英気を養う事だろう。


『危ないから今度はゆっくり歩きなさい。さ、行きましょう』

『……はい!』


 明るい笑顔に良いお返事。無数の花と大地の加護。穂香は紗由理の元で空と大地と人の愛情に注がれて、優しい少女になっていく……!




 ▶▶▶ NEXT▽


 ―――さて、時は流れ流れて丁度10年。


 穂香は今やシャッフル・オールスターズの一員として、ゲーム戦士として清く正しい魂を持ち、新緑の魂を誇りに抱いて戦いに挑む者となった。

 そして今もまた、道を外そうとしている者を救うべく、全身全霊でゲームに挑んでいた……!!



「アタイはヒタスラに復讐の為だけに全てヲ捧げる! その暴走道にどんな障害があろうともナァ!!」


 WGCの策略で心身共に折られ、復讐の鬼と化した裏プレイヤー・小原恵美(おはらめぐみ)。彼女の暴走本能は過激派であるサザンクロスの幹部に片棒を担ぐだけでなく、更に本格的にWGCに逆襲を仕掛けようとしていた。


 そうはさせまいとゲームでもって制止を試みようとする穂香。小原の繰り出す復讐神コンボに圧倒されながらも何とかイーブンに持ち込んだ所。


 さぁ果たしてここからどんな展開が待ち受けるのか!? そうと決まれば閑話休題!


 ◐AMAZING MIDWAY RESULT◑ 


 ☆〔穂香 HP800 手札3枚 EG:⑥〕

 ・ユニット《精力の花びら》

 《オーク・インカネーション》

 《虹色の魔導戦士―マジェスティアス―》


 ★〔小原 HP1600 手札5枚 EG:⑥〕

 ・ユニット《ゴブリントークン》



「そんじゃ、反撃と行きますかァ! アタイの残っているEG⑥、全て使ってカード発動!!」


 ブレスから取り入れ出したる1枚のカード。それは先程《闇からの教示》のサーチによって手に入れたカード。


 そこから予想するに墓地に眠った3枚の切り札《飽くなき執念・ゴッドリベンジャー》を蘇らせる蘇生カードと睨んだ穂香であったが……?


「……小娘、まさかコイツが、蘇生カードとでも思ったかァ?」

「!? 違うと言うのですか……?」


「ザァンネン、外れだよ。今からそのカードを出してやるから存分にオッタマゲなぁ!!」

 と得意気に大袈裟に啖呵を切りながら、小原カードスキャン!


『ツールカード、【リライブ&リベンジ】!!』


 ◎――――――――――――――――――◎

 〈アクションカード〉

【リライブ&リベンジ】EG:④

 属性:赤/緑

 ・効果:自分の墓地にあるカードを1枚

 対象にし、手札に戻す。

 その後、その手札に戻したカードのEGコストの

 数×100のダメージを相手に与える。

 ◎――――――――――――――――――◎


 簡単に説明すると、手札に眠るカードを1枚自分の手札に加える回収効果に加えて、その加えたカードのコスト数値分から100掛けた数値のダメージを与えるというダブル効果!


「墓地回収と火力のマルチタイプか! 1枚のカードの消費だけで2倍の効率を測ったのか!?」

 しかしこのプレイだけでは決定打に欠ける。


 と云うのも、仮に《飽くなき執念・ゴッドリベンジャー》を回収して、そのEG数値は⑤であるからダメージ換算しても500ダメージ。

 対して穂香のHPは800である為、一発での仕留めにはならない。回収したゴッドリベンジャーで翻弄させようにも時間が掛かるのだ。


「待ちな語り部さんよぉ、誰がこの1枚だけ使うっツッタ? アタイにはまだ②のEGが残ってんだぜ?」


 あ、何かやばい予感。……と言うと?


「更に続いてカード発動!」


『アクションカード、【ハートレスヴォルケーノ】!!』


 ◎――――――――――――――――――◎

 〈アクションカード〉

【ハートレスヴォルケーノ】EG:②

 属性:黒

 ・効果:①発動中のツール・アクションカード

 を対象にする。そのカードの能力を

 コピーして発動する。

 ◎――――――――――――――――――◎


「コイツの効果で、《リライブ&リベンジ》をコピーして追加発動だ!!!」

「と言うことは、《リライブ&リベンジ》が2枚……!?」


 こんなマジックがあったらたまったものじゃない!! 《ハートレスヴォルケーノ》の効果によって回収も2倍、火力ダメージの2倍のダブルアタックが繰り出されてしまった!


「アタイが墓地から回収するのは勿論、《飽くなき執念・ゴッドリベンジャー》2枚! そしてダメージは500の倍で1000!! こイツで仕留めてやるよ!!!」


「…………!!」


 これは大変な事になった。2枚連続となると、前に穂香が繰り出した打ち消しカードも1枚のみの対象となる為、完全に防御は出来ない。


「どっちミチ《ゴッドリベンジャー》の餌食になるだけだしな。―――さぁアタイの復讐の消し炭になっちまいなァ!!」


 《飽くなき執念・ゴッドリベンジャー》2枚の回収を終え、二つの業火で合計1000ダメージの報復が穂香に襲いかかる! 危うし穂香姉ちゃん!!


 ――本日のゲーム、これまでッッ!!



 ▶▶▶ TO BE CONTINUED...▽

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