【OMNIBUS 3】Mr.Gの新ゲームのベールを暴け!!
――Mr.Gのゲーム・ウォーリアー総集編、今回でラスト!!
作者も『これ以上延ばさないで!』って釘刺したものですから、話足りない所ありますが、これはおさらいであるから残りの話は本編で語るとして、前置きその辺で行ってみましょう!
▶▶▶ ③ゲーム戦士インタビューその2▽
――本来は前回で一気にやりたかったんですが、字数の関係で本日に持ち込み。
3つ目のインタビューは、西洋のレッドクリフかと見まごう赤い城壁のバスター・キャッスルから。そうです、第21代立海家城主・立海銃司に色々と聞いてみようと思います!
既にガーディアンの瑠璃さんからはアポ取ったので、トライゲートをググっと開いてご挨拶。すみませーん銃司さ
―――BANG!!!!!
………………城門開いてこの刹那、私の頭部スレスレに飛ぶはマグナム弾のもてなし。って何ナビゲーターを撃とうとしてんですか銃司さん!!!!
「黙れ、講談師だか道化師だか分からん語りでゲームを煽り立てる下等職種が!! シャッフルのみのりといいナビゲーターといい、ここは容易く余所者を入れる城ではないわ!!!」
ありゃーこれはかなり苛立ってますね銃司さん。何かトラブルでもあったんですか、参謀長の史也さん?
「単純な事だ。桜が先陣立って剣の元に向かった後でロクに出番が取れなくて退屈してただけだ」
だからって私に八つ当たりで撃つこと無いでしょうに!
「馬鹿者、これは単なる威嚇射撃だ。仮に撃って三流ナビゲーターの血で玄関のカーペットを汚すなど遊戯貴族としてならぬ行いだ」
何か腑に落ちないなぁ……
「要するにお前は、物語の本編に先立って我ら立海の動きを確認するために来たのだろうMr.G?」
あ、そうそうその通りですよ史也さん分かってらっしゃる! それでちょっと手短に取材とでも……
「雑なマスコミに装わなくても、既に私達のやる事の答えは決まっている」
――と言うと?
「俺と史也兄、それにシェイパー兄妹の二人も連れて【地底空間・アンダーグラウンド】に向かう」
「私達シェイパーは銃司様の護衛に同伴させて頂きます」
「銃司様はこのフローレンとお兄様で守るのですの!!」
なんと!? 立海の皆様もアンダーグラウンドに向かわれるのですか!!
「立海『も』? 他に誰か向かう奴がいるのか」
あ、いやいや……そこはお気になさらずに。
「……おそらくメディアの煽りでアンダーグラウンドが注目されつつあるから、何処ぞのゲーム戦士らも集まると踏んだのだろう。そうでなくても近いうちに彼処で“ビッグゲーム”なるものも開催されるらしきからな」
ビッグゲーム!! それを参謀長の史也さんが収集したとならばきっと本当の事でしょう。もしかしてそれ目的にアンダーグラウンドへ?
「その先の詮索はお控え頂こう。これ以上行くと下等なマスメディアの二の舞になるからな」
あ、スミマセン史也さん。私としたことが忝ないです。
「そういう事だ。俺達から貴様に贈る答えはここまでだ。分かったらさっさと城から出てけ! さもなくば本気で脳天に風穴を開けてやろうか!!!」
ひぇぇええええ!! もう分かりましたから引き鉄引いて撃つの止めてーー!! 失礼しましたああああああああ!!!
▶▶▶ NEXT▽
はぁはぁ……私もツイてないな、苛立ってる城主にインタビューするなんて命を無限1UPしても足りないよ。
……それにしてもシャッフルと立海が一同にアンダーグラウンドに集まる事になりそうとは、これまた波乱が起きそうですねぇ。
それに、史也さんの言ってた“ビッグゲーム”ってのも気になる。そう言えば以前の回でそれを示唆した一文があったような。確か【GAME30】の終盤だったけ……あったあった!
〘新イベントゲーム計画プログラム:【SURVIVOR】 準備中〙
あれから何の音沙汰も無いですが、一体どんなゲームなんでしょうね? 何とか情報を掴みたい所だけど……どうしたものか―――
『それなら、私がお教えしましょうか?』
え、本当ですか!? 有り難いで……お゛おおぉおぉ!!!?
貴方はWGC管理印のゲームワールドの副管理者、そして京都の歴史あるゲームチーム『鳳凰超勇士』のリーダー【鳳凰堂孔雀】さんじゃないですか!!!
「全国の読者の皆様、ご無沙汰ですぅ〜☆ 鳳凰堂孔雀で御座います」
あ、あの〜、一応貴方は敵か味方かグレーな扱いですからそんな社交的な挨拶されても対応が……
「そうですか? でもそんなの気にしてたらキャラの役割が曇ってしまいますよ。ねぇ読者の皆様?」
……はい、仰る通りで。では鳳凰堂孔雀さんが、この【SURVIVOR】というゲームの詳細を知ってる訳で?
「知ってるも何も……この計画をプログラムしたのは私ですから!」
……え、えええぇぇええ!!!? じゃ貴方がプロデューサーな訳で!?
「はい。地底空間・アンダーグラウンドを舞台に膨大なVRフィールドを張って、大人数で参加する特大ゲームイベントを考えています!
単刀直入に言うと、アメイジングの新たなゲームモードを開発中なのです」
アメイジングの新ゲームモード!? 現在確認されているのは2VS2の『クロスデュエルモード』と、大ボスVS大人数の『レイドバトルモード』、そして3VS3の『3on3モード』ですが……、今度は何を――?
「100人一斉に行うFPS型アメイジング! 題して【アメイジング・サバイバーモード】です!!」
――遂に明らかになった新ゲームのベール!!
『FPS』とは、AP◯XやPU◯Gのように、一人称視点で銃や武器を片手に無数の敵と戦うゲームの事。
それをカードバトル・アメイジングでやると言う事は、武器の調達や戦略アクションが最重視される事間違い無し、期待大の新モードという事になります。孔雀さん、詳しいルールとかは聞けますかね?
「少しだけなら……これが企画書のルール解説です」
どれどれ、紙切れを私が見つめてみるなら……こりゃ驚き!!
◇――――――――――――――――――◇
【新イベントゲーム:【SURVIVOR】計画書】
基本ルール
①スタート時、100人のプレイヤーは各々ランダムのエリアに設置し、召喚機はセットするがHP1000、並びに装備・デッキ・カードはゼロの状態でスタートする。
②フィールドの至る場所にカードが置かれており、プレイヤーはそれを拾って召喚するか、手札に温存するかして獲得出来る。
③最後の一人になった者に豪華な商品を授与する。
◇――――――――――――――――――◇
……最初はカードが無い状態でスタートするんですか!?
「そうですよ。FPSも最初は武器は無い状態でスタートして自分から調達して強くなるでしょう? だからこれをアメイジングに導入して、ゲーム戦士達の運やその場の適性を見極められるのです」
なる程……おや? 企画書の下の方に、何やら召喚エフェクトに出てくるスポットとユニットのイラストが書かれてますね。ユニットに何か特殊なものでも付けるんですか?
「……あらあら、Mr.Gさんはどうしてこうも察しが良いのかしら。御名答ですわ、これはアメイジング新モードで初めて導入する進化したユニットの事ですよ」
――――進化したユニット!!?
「本来契約主のプレイヤー達の指示に従うユニットですが、この進化ユニットは特殊なAIで自立した意思を持ち、ユニット本来の能力に加えてプレイヤーと同じくアメイジングカードを使って、戦闘をカヴァーする戦士となりました!
――名付けて、【ユニット・ウォーリアー】!!」
ユニット・ウォーリアー!! この導入がアメイジング・サバイバーモードをどう動かすのか、孔雀さん是非その意気込みも最後にお願いします!!!(興奮気味)
「ふふふ……それは勿論新ゲームでの盛り上がりを期待するばかりですわ。……後は裏の連中も根絶やしに……」
……え、何ですって?
「いえこっちのお話です。では私は仕事がありますのでこの辺で、またお会いしましょうね読者の皆様〜☆」
あ、はい、孔雀さん貴重な情報ありがとうございまーーす!!
▶▶▶ NEXT▽
……さて、低気圧で中々執筆も進まないと嘆いてる作者の無理をも押して、3回に渡り展開しましたゲーム・ウォーリアーおさらい総集編!
それぞれの因果が廻り廻って糸車、複数のゲームの展開から再び強大なゲームへと赴く事になる。それまでの経緯はホントに細かく描くのがこの小説の流儀とも言うのでありましょうか、この小説に決まった主人公というのはおりません。
――本気でゲームに挑み、戦う戦士は皆主人公なのです!!
果たしてこれからの展開にて、明日の主人公になるのは一体誰か。
ゲーム・ウォーリアー、ますます面白くなる訳ですが総集編はこれにてお終い。お待ちかねの本編へ閑話休題、突入して参ります。また暫くお付き合いの程を宜しくお願い致します!!
一旦の総集編、【OMNIBUS・Mr.Gのおさらいコーナー】はこれにて、失礼をば致しますッッ!!
▶▶▶ SEE YOU NEXT GAME...!!▽
▶▶▶ NEXT GAME WARRIORS ▽
次なるゲームはいよいよ、地底空間・アンダーグラウンドへそれぞれのゲーム戦士が出陣!!
その中で真っ先に喧嘩を仕掛けたのは……誰だ!?
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