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【GAMEWORLD ONLINE】真・極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー ~ULTIMATE SOUL OF ACE〜  作者:
3rdSTAGE―プレイヤー心・裏表! ゲーム戦士の試練を超えてゆけ!!―
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【GAME30-5】さよなら戦友、また来て親友!!

 ――省みますれば一昨年、元号が変わる直前の平成31年(2019年)。4月19日に連載スタートした『極限遊戯戦記 ゲーム・ウォーリアー』から本日で丁度2年、


 【GAME WORLD ONLINE】シリーズ、2周年を迎えました!!


 従いまして今日から3年目突入で御座います!

 今後も作者の少ない頭をフルに使って面白い作品を作っていきますのでどうぞ読者の皆様、御自愛下さいませ!!


 さぁ3年目も張り切って参りましょう!! ではッッ!!!


▶▶▶ NOW LORDING...CONNECT!▽

 

 ――どんな難攻不落な迷路にも、城にも、大きく言えば人生にだって、『入口あれば出口』ありな世の常。


 そして電脳異世界ゲームワールドにも入り込んだ者を惑わすリロード樹海をようやく抜け出した桐山剣、時実桜、そして弥風綾乃のゲーム戦士三人。念願の脱出達成だ。

 これも決闘でムーンリバーバンドの案内あっての事ですが、案内終えた次男と末女は大泣きで帰っていきました。作者から出禁食らったから……



 そんな樹海を抜けた彼らが目の当たりにした風景は、何と遺跡群立ち並ぶエリア『ミステリー・ルインズ』でありました。そういえば、ここにはあの二人が居たような……?


「……あ、剣くん!! 樹海から出られたのね!!」

「ホントだ剣くんと……あれ? 見かけない子がいる」


 GAME27にて丁度グッドタイミングにダンジョンを踏破し、遺跡の外に帰還されたばかりのみのりとレミのシャッフルWヒロインじゃありませんか!


「おっ! 嬉しいね俺等を直々にお迎えたぁ、みのりーーー!!!」


 主人公の胸にガバっと抱きつくヒロインみのり、王道ながらにいつ見ても微笑ましいシーンだ。


「あれ、レミも一緒なん? 何かあったん?」

「まぁ、色々とね……へへ。あたしもみのりちゃんに助けられちゃったんだもん♡」


 剣にばかり抱かせんと抱きつくみのりの更に後ろからむぎゅーしてくるレミ。シャッフルの百合と親友のみのりバーガーの出来上がりだ。


(ちょっと苦しい……)


「あの、剣さんこの方々は……?」


「おおっと、せやった綾乃。俺の親友のみのりとレミや。仲良くしてやってな、二人共良い奴やから」


 ――親友との再会や、立海と協力した話、そして綾乃の事でゲーム戦士面々話題が尽きませんが。

 着々と話の消化をしていく中で特に話題になったのは、みのり達に綾乃が何者なのかという事でした。



「――――私は宮城仙台にて、有名な武将である伊達政宗公が眠る霊屋『瑞鳳殿』の元でゲーム戦士になる為に修業をしてました。

 このゲーム時代の世を生きる為に、独眼竜政宗の意志を持った同胞と組んで結成されたのが、私を含めたゲームチーム『瑞鳳旋風堂』なのです」


「へぇ、綾乃も立派な信念を持ってゲーム戦士になろうとしてたんやな」

「でも綾乃ちゃんカッコ良いかも! 芯がしっかりしてるというか、迷いが無い感じがビンビン来てるよ」


 初対面のみのりにも好印象に見られた綾乃。以前まで決闘に迷いを生じていた彼女に覆う不安も晴れて、今や凛々しい巫女の伊達姿となっている。


「でも今って戦国武将とかゲームで知っても、深くは知らないからね……あたしも人の事言えないけど」


 レミの仰る事も一理あります。歴史の授業やメディア等で戦国武将の名前は知りつつも、その武士が主に何を成し遂げたかまでは知らない方が多い。

 山梨育ちの作者も、武田信玄の事で最初に思いつくのは【ほうとう】ぐらいな訳ですから。情けない話です。


「だからこそです。私は伊達政宗公が後世に残した生き様を受け継ぐ為、変わりゆく時代に生き抜いてそれを貫き通すのが私の使命ですから」


 その信念は綾乃のPAS【信頼】にも表れ、こうして3on3の激闘も制した。今後の勇躍・活躍に期待が掛かるゲーム戦士になりそうだ。


「ところで三人は剣さんと付き合ってるんですか?」



「「「違います」」」



 …………まぁ多少デリカシーには欠けますが。


「私と剣くんは親友なの!!」

「あたしも友達だけど、恋愛に向くとかまず無いわ」

「私には銃司様が居ますので……」


(そんな総出で言う事無いやんか……何か複雑)


 このように恋までは実りませんが、互いに信頼し合える仲間であり友人以上の関係である事は間違いないでしょう。モテモテじゃないですか剣さん!


「まぁエエけど……」


「――では剣さん、皆さんも。私は神奈さんの元に行かないといけませんので、ここで……」

「ん、ここまででエエんか?」

「はい、樹海を抜ければもうゲームワールドをログアウトも出来ますから」


 樹海脱出という一致の利害で結成されたゲーム戦士の同盟、ようやく帰還出来るようになった綾乃ともここでお別れのようだ。


「とても重要な大事に赴かれるのですね。無事な成功をお祈りしますわ」

「ありがとうございます桜さん。貴方達と戦えて本当に良かったです!」

「あぁ、こっちもゲーム楽しかったぜ! また縁があったら一緒にチーム組もうな!!」


 大阪と宮城、それぞれの活躍する場は遠かれど、ゲームで繋がったその絆は握手一つで簡単には離さない。

 となればゲーム戦士同士に『さよなら』は似合わない。またいつかゲームの地で再会するまでまた逢う日まで、『暫しの別れ』と言うべきか。



「……あ、そうや。帰る前に教えてくれや。綾乃の仕事ってどんな事するん?」


「えっと……ホントはこれ内緒なんですけど、剣さん達なので特別に教えちゃいますね。実は私、


 ――――あの鳳凰堂孔雀さん直々の依頼でオフィシャルプレイヤーの()()()()になる為のミッションに出るんです!!」



「………………え?」


 ――――え? と剣とみのりやレミ、ましてやこの私までも『え?』と返してしまう程のカミングアウト。だってよく考えて見て下さい。


 同じくオフィシャルプレイヤーのトップに戻ろうとしている仲間の槍一郎の立場はどうなるんですか――?


「……? どうしました、剣さん?」

「あ、いや……その……」


「………………あっ」



 まさか………………!?



 ここで快く見送るだけなら良かったものの、些細な事からとんでもない事実に気付き、気まずい雰囲気漂うゲーム戦士達。

 弥風綾乃、次に剣達と出逢う時は『親友』のままか、それとも……?



 ▶▶▶ NEXT▽


 ――代わって舞台は『リロードバックリバー・タウン』。


 WGCの防衛管理職者・凪原茜と対話するは依頼での報告で一人残ったムーンリバーバンドの長男フルムーン。ちょっと前回の話の続きまで遡って読んでみましょう。



「多分ね、この3on3を仕組んだのは本宮社長じゃなくて、側近の河合麗子さんだと私は予想するかな。


『アイスバーン・マウンテン』でゲームしていた剣さんの頭上にワープホールを()()()に発展させて樹海に転送させ、序にミッションに赴いてる綾乃さんも閉じ込めて、オフィシャルプレイヤーとしての本質を確かめようとしてた訳」


 ……うーん、その考えは当たってるかもですね。


 というのも、綾乃が所属している瑞鳳旋風堂の実質を握ってるのは鳳凰堂の方ですから、麗子に取っては邪魔な敵扱いなのです。

 そして剣を樹海に閉じ込めたのは、おそらくこれは私情だと思いますが、最愛の娘のみのりと剣が絡ませたくないから……なのかもしれません。


「でも孔雀さんは理解した前提で肯定したそうだし、結果は剣さんと綾乃さんの可能性を()()()()した孔雀さんに軍配が上がったようだけどね」

「つまりは桐山剣の騎士道精神、魂の強さも利用したと言うんですか?」


「孔雀さんなら訳ないでしょうね。あの人の強さは()()()()()事にあるんだもの」



 ――若干明るみになった鳳凰堂孔雀の能力、実はこれかなりのチート能力なのかも知れません。


 人は強さや権力で振る舞っても、心の中に隠し持っている自信や不安も信念も、それに裏付けた長所短所も全て見通し、知り尽くす事は簡単に人を思うように操る事だって出来るのです。


 これには幾ら最強の力を持つゲーム戦士とて、心を握れば容易く潰れてしまう。まさに化け物じみています。


「まぁこれでオフィシャルも瑞鳳に独占されれば、鳳凰堂もWGCをも牛耳る程に天下を取る日も近いかもね」

「それは……貴方が今の体制に不満を持つとか、鳳凰堂を買ってるという意味合いですか?」


「あ、いやいやこれは見解だよ。私の感情とは別の話。私のWGCの先輩方は皆尊敬してるんだから。

 ――でもまぁ……勝手な奴は()()()()()腹立つけどね」


 …………え、ちょ、茜さん!? 今ドライかつ真っ黒な所が……


「私も仕事で管理職やってるんだから、義務と責任で分けてやってるのに私情で動かれてもこっちが迷惑だしね」


「……流石ですね、何処ぞの私欲と酷評で溺れた政治家よりかは考え方が豊富なようで、将来も治安も安泰羨ましい限りで」

 さり気なく皮肉を擦り込み、打ち込むフルムーンも大概ですが。



「…………まぁ今は『超次元ゲーム時代』だからね。新しい時代には新しい戦士の力が必要なんだよ。私にもその点じゃライバルもいる。

 人種とか階級の差なんて関係ないし、遊びの文化に命を賭ける物騒な世の中になったけれど……結局は競争と進化に対しちゃゲームも戦争も変わりない。生きとし生けるものの摂理に過ぎないから」



 ――――人生はゲームだ。戦いだ。強き者が歴史に語り継がれ、それを忘却し停滞した者から存在諸共死んでいく。


 この物語に正義も悪も無い。あるのは強者のみに与えられる純粋な願いのみ。それに淘汰された者に明日も受け容れるものも存在しない。


 今宵もまた己の飽くなき野望を抱いて、ゲーム戦士は戦う――!!!



 ――――幾千のゲームと、幾多のゲーム戦士たちで繰り広げる極限の遊戯物語『ゲーム・ウォーリアー』!

 初めて読んで気に入った読者の方も大勢いらっしゃいますが、今年で3年目に突入するゲームサーガ、今後も何卒御自愛・応援の程を御頼もう申し上げます!!



 本日は【GAME30 ゲーム戦士チーム激戦・後編】を持ちまして、失礼をば致しますッッ!!










 ――――そして、新たなビッグゲームも動き出す……!!!!



 〘新イベントゲーム計画プログラム:【SURVIVOR(サバイバー)】 準備中〙



 ▶▶▶ SEE YOU NEXT GAME...!!▽

▶▶▶▶ NEXT GAME WARRIORS ▽


次なるゲームの舞台はまたまた現実世界!

裏プレイヤーに新たな動きが……!?


 そして主役は、お待たせしました池谷倭刀! 真のパワーを発揮する…………のでしょうか!!?



 この小説を読んで『面白かったぁ!』と思った皆様、是非とも下の「ブックマーク追加」や感想・レビュー等を何卒お願い致します!!

 小さなポイントでも塵も積もれば何とやら、作者は跳ねて喜びます。(勿論ポイントも高ければ跳ねる高さも比例します)


 更には後書きと広告より下の評価ボタンでちょちょいと『★★★★★』の5つ星を付けて、作者やこの物語を盛り上げて下さいませ!!

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