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【GAMEWORLD ONLINE】真・極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー ~ULTIMATE SOUL OF ACE〜  作者:
3rdSTAGE―プレイヤー心・裏表! ゲーム戦士の試練を超えてゆけ!!―
197/468

【GAME28-6】ムーンリバー・セッションアンサンブル!!

◐AMAZING STATUS◑

☆シャッフル・立海・瑞鳳チーム


・エース(桐山剣) HP1500 ナイト

Pスキル【絆の盾】【ド根性】【挑発】


・クロノ・チェリー(時実桜) HP1400 メイド

Pスキル【クイックチャージ】【フィールドスキャナー】【同胞へのもてなし】


・ウィンディ(弥風綾乃) HP1800 召喚師

Pスキル【好運の証】【未来予知】【召喚のエキスパート】


 

 ――一難去ってまた一難。今を輝くゲーム戦士・桐山剣らがリロード樹海脱出を試みるが、阻まれるのは同じくゲーム戦士。


 ジャズバンドで培った絆で結ばれた三兄妹、ムーンリバーバンドのトリオ戦士とで繰り広げるは3VS3の決闘、『アメイジング・3on3(スリーオンスリー)モード』!


 いよいよその戦いの火蓋は切られ、頃合い間合いを見極めつつ立ち往生、このチーム戦先に動くのは誰か!?


「さぁ行くぞハーフムーン、クレセント。演奏と同じく決闘の指揮は私が取る」


「オーケー、兄貴!」

「そしたら、まだ動かない方が良いわね」


「そうだ、攻撃は8()()()後。相手の攻撃が来たら()()()()の用意を忘れるな」


 何やらジャズバンドならではの音楽用語、並びに暗号を用意て攻撃のタイミングを伺うムーンリバーバンド一同。これである程度通じる読者の方は、ひょっとして吹奏楽やってたんでしょ〜? 実は作者もなんですよ!


「余計な事言ってる場合かっつの。さてどうやって動こうかな?」


 剣は序盤では意外な事に、あの《ファイティングブレード》を招来させる【騎士剣招来】のプレイヤースキルを装備していません!


 というのも、ここは攻撃を取っ払って桜や綾乃のフォローに回ろうとそういう訳なのです。騎士らしく謙虚さが出てるのも宜しいですが、ガードでは如何なる立ち回りを魅せますでしょうか?


「では、私から参ります」


 おっと先に動いたのは剣チームの桜、僅か①のEGでカードスキャン!


『ツールカード、【未来の報酬】!!』


 召喚と同時に、時空間の狭間から現れた宙に浮く時計。


 ◎――――――――――――――――――◎

 〈ツールカード〉

【未来の報酬】

 属性:青 EG:①


 ・効果:[タイムリミット]〈60〉

 プレイヤー1人を対象に、カードを3枚ドローする。

 ◎――――――――――――――――――◎


「このカードは[タイムリミット]効果を持っています。要は発動から60秒後に達した時にこのカードの真価、効果が発動する仕組みとなっています」

「出た! 桜の時間差タイムリミット戦法やな!!」


 以前剣も桜と戦った時に目にしたタイムリミット効果の威力、知ってるだけに仲間になった時の心強さはこの上なし。更に意気込みも増してくるもの。


「よーし負けてらんねぇぜ、俺もユニットを召喚!」


『ユニットカード、【カウンターナイト】!!』


 ◎――――――――――――――――――◎

 〈ユニットカード〉

【カウンターナイト】EG:②

 AP:100 DP:100 AS:3

 属性:赤/黄 ユニット/ナイト


 ・能力:[カウンター 50%]

 50%の確率でこのユニットの受けるダメージを

 無効にし、相手に200ダメージを与える。

 ◎――――――――――――――――――◎


 運が良ければ1/2の確率で敵に先制攻撃が出来るユニット。前屈みで構える姿は意外と好戦的なナイトのようだ。


(剣さんの速攻と、私のサポートに対して相手は様子見……開幕としては悪くないですわ)

(でもチームワークはあっちのが長けてそうだろうなぁ……多少の不利は生じるでしょうから、私も構えていないと)


 桜に綾乃、開始から早々に交差する思考。はてさて彼女らの思惑は的中するかどうか。詳細は二行後!


「……今日のセッションもテンポに乱れは無し、弦の張りも丁度良い頃合いだ。さて、二人ともウォームアップは出来てるかな?」


「あたしは指さばきも絶好調だよ!」

「こっちもチューニング出来てるぜ兄貴」


 またしても演奏と例えながら仲間内の調子を伺う長男・フルムーン。しかしこの展開何処かで読んだことあるような……と感じたと同時に桜も勘付いた。


(この妙につり合っていて他者から通じ難い掛け合い、あれは史也様と菜々子さんがタッグで戦う時に使っていた『暗号コミュニティ』……! ※詳しくは『極限遊戯戦記』第45話を読んでくださいな)


 やはりと言うべきか、セコいなと言うべきか……相談事はルールで禁止されてようとも、()()ならOKだろ?という態度は立海でも表れてましたが、ルールを掻い潜る狡猾さは何処も一緒な様ですね。


「よし、ならば本番行こう。演奏準備」


 さぁここでムーンリバーバンドも演奏開始とばかりにカード展開が始まった! まずは長男・フルムーンからカードスキャン!


『ユニットカード、【ミュージックソルジャー・BASS(バス)】!!』


 フルムーンが召喚したのはRPGで言うならば『タンク』と言っても過言では無いほど巨体の身体を持った音楽家ユニット。

 それに次男・ハーフムーンと末女・クレセントも続く!


『ユニットカード、【ミュージックソルジャー・TENOR(テノール)】!!』

『ユニットカード、【ミュージックソルジャー・SOPRANO(ソプラノ)】!!』


 次に続くはアタッカーにスプリンターとこれまた個性的な音楽家、楽器を武器に正装を装うユニットとは余り見た事のないような感じ。そして各々のステータスはこれだ。


 ◎――――――――――――――――――◎

 〈ユニットカード〉

【ミュージックソルジャー・SOPRANO(ソプラノ)】EG:②

 AP:100 DP:200 AS:5

 属性:黄 ユニット/ソルジャー


 ・能力:[ユナイト](この効果の書かれたカードは

 以下の効果と同等の効果を得る)

 ①このユニットが攻撃ダメージを与えた時、

 その持ち主のプレイヤーはHPを300回復する。

 ◎――――――――――――――――――◎


 ◎――――――――――――――――――◎

 〈ユニットカード〉

【ミュージックソルジャー・TENOR(テノール)】EG:②

 AP:200 DP:100 AS:5

 属性:赤 ユニット/ソルジャー


 ・能力:[ユナイト](この効果の書かれたカードは

 以下の効果と同等の効果を得る)

 ①このユニットが攻撃ダメージを与えた時、

 その攻撃対象プレイヤーに300ダメージを与える。

 ◎――――――――――――――――――◎


 ◎――――――――――――――――――◎

 〈ユニットカード〉

【ミュージックソルジャー・BASS(バス)】EG:②

 AP:100 DP:300 AS:5

 属性:黒 ユニット/ソルジャー


 ・能力:[ユナイト](この効果の書かれたカードは

 以下の効果と同等の効果を得る)

 ①このユニットが攻撃ダメージを与えた時、

 その攻撃対象プレイヤーの手札を1枚捨てさせる。

 ◎――――――――――――――――――◎


「何やあの音楽隊ユニットは……? それに[ユナイト]って効果も気になる」


 剣も見た事のないユニットに戸惑っているが、今回注目してほしい所は[ユナイト]という効果。


 これは自分フィールドに同じ[ユナイト]効果を持つユニットが2体以上いる場合、一体の[ユナイト]ユニットの持つ効果に加えて、別の[ユナイト]ユニットの効果を()()()する能力を持つ。


 つまりM◯Gで言う所の『スリヴァー』、デュエ◯で言う所の『サバイバー』に似たような()()()()()ユニット能力なのだ!


「――え、てことは……!?」


「私達が召喚した三体の[ユナイト]効果である『手札断殺』、『HPバーン』、『HP回復』効果が()()()()()()()()している状態ですよ!」


 そして非情にも放たれたフルムーンの一斉攻撃コマンド――!!


「三体のミュージックソルジャーよ、桐山剣にとびっきりのオープニングアンサンブルを聞かせてやりなさい!!」


「やばい―――ッッ!!!」


 序盤のスタートラインからいきなり大ピンチ!! 桐山剣に一斉攻撃に対し、どう対処していくか三人のゲーム戦士!?



 ――本日のゲーム、これまでッッ!!



 ▶▶▶ TO BE CONTINUED...▽

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