【GAME20-1】本気の極限!シャッフルVS立海!!
――やぁやぁ皆様! ゲーム・ウォーリアーもお陰様でGAME20まで到達しましたよ!!
20回目に相応しいビッグゲームが、シャッフルオールスターズVS立海遊戯戦団!!!
果たしてその結末はシャッフルの勝ち越しか、立海のリベンジか!?
勝つのは……どっちだッッ!!!?
それではご唱和下さい、オープン・ザ・ゲート!!!
じゃMr.F、頼んだよ〜♪
▶▶▶ NOW LORDING...CONNECT!▽
――――好敵手と戦う運命は、一年の年月と共に、またゲームという名の決闘場で繰り返してしまうのか!?
かつてこのゲームワールドオンラインは存亡の危機に晒されました。遊戯貴族と浪速の一般プレイヤーを天秤に掛けて、大いなる遺産『G-パーツ』を巡った大戦争【アメイジングウォーズ】に挑んだ二つのギルドチームが、このスマッシュ・ブレイカーズの頂上決戦に再び相対する事になりました!!
対戦プレイヤーの入場口、東西に別れた赤と青のフィールドを繋ぐライン。
烈火の赤、レッドサイドに登場しますは『シャッフルオールスターズ』!!
対して氷河の青、ブルーサイドに『立海遊戯戦団』!!
クールアンドホットのホライゾンロードを乗り越えて、やってきましたスマッシュフィールド。ここまで総勢30組のチームをぶっ飛ばしてきた猛者が、今ここに激突する訳であります!!
――さぁ両者フィールドセンターに対峙、両チーム一列に相並んで決闘への一礼を待つばかりだ。
「……良くぞ俺の求む場所まで勝ち残ってくれた桐山剣、それと絆で繋がれた同胞共よ」
「お前らと戦う為に、俺ら大分骨折らせて頂きましたぜ銃司さんよ!」
対戦前から大将格の二人が睨み合い、威嚇しております。縄張り争いか、それとも囲いの中のリーダーとしての風格を保つためなのか。
「貴様らとの再戦、我々としても大変待ち侘びたぞ」
「アホか、俺らのが待ち侘びてたつーの」
「黙れ、俺はスマ◯ラのセフィ◯ス参戦以上に待ち侘びてた」
「いーや俺なんかスプ◯3以上に待ち侘びてた」
「馬鹿者、それはまだ半年後の話だ。ならば俺は発売延期になった――」
おおっと決闘の前に口喧嘩でも始めるのか!?
『エエイウルサイ!! ハヤクシアイヲハジメルゾ!!!』
あらら、審判AIに怒られてしまいました。お兄さんのMr.Gから事前に話は聞いてはおりましたが、好敵手が向かい合った途端にケンケンと口を言い合っております剣と銃司。喧嘩するほどなんとやらです。
『ソレデハリョウシャ、スタンバイオネガイシマス。ソウゴニレイ!!』
プレイヤーとしての礼儀に従い、14名のゲーム戦士は一礼、そして好敵手同士互いに握手、或いは拳合わせで正々堂々と戦う誓いを約束し、各々の配置に付きます。
「貴様とここで誓いを果たすまで、俺はどうにもつまらんゲームをしてきたものだ。下らん戦法の一つや二つで満足してるような雑兵連中など恐れるに足らん。
――――剣、貴様はそいつ等と同じか? それとも俺の期待に応えられる術は見つけたか……?」
「ナメんな……と言いてぇ所だが、ハッキリ言ってお前らのチームにゃ非の打ち所が見つからねぇ。完璧過ぎらぁ。その完璧を俺ら7人で叩き潰してやらなきゃ……シャッフルオールスターズの名が廃るぜ!!」
「上出来だ……!!」
両者共に、中半端な気持ちで勝ち進んだ訳ではありません。ギルドの旗にプライドが浸りに浸っております。即ちこのゲームでフラッグを奪われる事は、チームの誇りを汚されるという事!
剣と銃司、彼らの思い描く勝利へのイマジナリー。遠からずも近い未来の予想図は一体どのように描いているのか。その答えは全て投下される二つのスマッシュボールに掛かっています!!!
『READY SET……』
◎――――――――――――――――――◎
・プレイヤースキル【ミラープロテクション】発動!
見えない壁で敵の攻撃をガード!!
◎――――――――――――――――――◎
おっとここで開始前のプレイヤーステータス処理がクリアーウィンドウに流れております、立海の立壁瑠璃のスキル。味方の陣に散らばる鏡の壁、更に……
◎――――――――――――――――――◎
・プレイヤースキル【ステータススキャン】発動!
相手チームの登録スキル・PASを分析します!
◎――――――――――――――――――◎
これはシャッフル側の明かされていないプレイヤースキル! ここに来て全てをさらけ出すつもりか、畠田レミの分析スキルで紐解こうというのか。
(我々の手の内を暴こうというのか……生意気な――!)
主を守る壁、相手を出し抜こうとする万能スキャナー。備えあれば憂いなしの構えで、いよいよ宿命の対決の幕が開かれます!!
『SMASH! GO!!!!』
さぁ始まりました!! 静寂の彼方から打ち破っての戦争勃発!!!
投下されるは爆弾ならぬスマッシュボール、獲得するのは迅速の速さを誇る槍一郎、対して例のシェイパー兄妹両者1個ずつ、そのまま両者投げてのボール交換だ!!
両者シェルターで防御或いは身体を舞いあげてのマトリックス回避で直撃を防いだ! っとここでシェイパー・妹のフローレン、センターシェルターに急接近!!
「そこのポニーテールの学者さん! 足がガラ空きですの!!」
フローレン、軽やかな足取りで敵陣に回り出た。ターゲットはシェルターに囲んで防御するレミ。その背後に死角を狙った!!
――BASH、SMAAAAAASH!!!
〔『シャッフルオールスターズ』6-7『立海遊戯戦団』〕
「えぇ〜〜〜またぁぁあああ!!?」
レミ、またしても見せ場を作れず!!! 開始前にプレイヤースキルで仲間に開示した相手のステータスが置土産か!?
(大丈夫やレミ、お前の残した【ステータススキャン】で絶対セット取ったる!)
剣の願いが1セット獲得まで持ち込めるのか、現在シャッフルにスマッシュボールは2個、対してボールを所持していない立海はフラッグを奪取できるが、まだ6名のシャッフルで特攻はリスクが高すぎます。
つまり、今が立海の絶対的な鉄壁を崩すチャンス。7人の立海ゲーム戦士の牙城を崩せるか!?
……っと、今回はここまで!! 次のゲームまでシャッフルオールスターズに幸あれッッ!!
▶▶▶ TO BE CONTINUED...▽




