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【GAMEWORLD ONLINE】真・極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー ~ULTIMATE SOUL OF ACE〜  作者:
BONUS STAGE―大激突! シャッフルオールスターズVS立海遊戯戦団!!―
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【GAME19-5】宿命の刻が来た……!!

 

 ――スマッシュ・ブレイカーズ Hブロック第6回戦。

 立海遊戯戦団・第2回戦目のバトル。


『さぁ、絶対的な力を誇っております立海遊戯戦団。またしてもフェンサーの兄妹のみが動いて、スマッシュボールを撃ち放ったぁ!!』


 うん、弟のMr.Fも張り切って実況してて結構結構!


 1回戦目と同様にアクションを起こすのはシェイパー兄妹。銃司ら残り5名は何もせず相手の迎撃に備えるだけ。この試合を偵察していたのはシャッフルのレミと、気になって同行した穂香姉ちゃんだ。


「んもーー!! アイツら兄妹に全部任せて余裕ぶっこいちゃって!!!」

「……違うわレミちゃん。他が何もしてない訳じゃありません。()()も抜かり無いようです」


 それを聞いてレミが穂香の指差す方向を見つめる。激戦で気が付かなかったが、銃司たちのフィールドの箇所に()()()()()が……!


「マジックミラー!? 何でそんな物が……」

「スタートコール前から出てたプレイヤースキルです。『壁』で纏わるスキルなら……瑠璃(るり)さんですね」


 穂香はプレイギアで、この試合のゲーム中に発動したスキルのログをスクロールしてレミに見せた。


 ◎――――――――――――――――――◎

 ・瑠璃のプレイヤースキル

【ミラープロテクション】発動!

 見えない壁で敵の攻撃をガード!!

 ◎――――――――――――――――――◎


 立海の守護者(ガーディアン)立壁瑠璃(たてかべ るり)は壁を使った絶対的な防御を攻撃とする技が得意な女格闘家。同胞の立海に指一本触れさせないこの信念がチームの盾となるのだ。



「事前にボールを防ぐ壁を作れば、銃司さん達に盤面を見極める余裕が出来て、その際にシェイパー兄妹によるコンビネーション……侮れません。1ミリたりとも――!!」

「それでまだ奥の手を隠してるなんて信じられないわ……」


 シャッフルガールズが唖然となるほどに、またしてもパーフェクト完封で勝利した立海遊戯戦団。準々決勝進出。


 ▶▶▶ NEXT▽


 戦いを通じて好敵手のファイティングスタイルが少しずつベールを脱ぎ始めた。しかしそれは立海だけではなかった。


 ――スマッシュ・ブレイカーズ準々決勝 第1試合。

 シャッフルオールスターズ・第3回戦目。


 こちらは立海のような完璧な戦法とは決して言えなかったが、持ち前の根性、意地でこのゲームも2-1で制した。そのフィニッシュでフラッグを取ったのが前衛の槍一郎であったり、成り行きで剣が奪い取ったりと慌ただしい場面もありました。


 それもこれも全部分析していくのは立海の皆さん。好敵手同士が激突するまでの戦法情報収集合戦とは、まぁ云ったものですな。


「……全く、素人は戦法はムラがある癖してやる気は十二分だな。簡易な分析じゃ時間がかかる」

「御託は良いから史也兄、何か奴らの弱点とか見つかったか?」


 とノートパソコン片手にブツブツ分析研究しているのは、立海の参謀長・大門史也(だいもん ふみや)。後ろから主の銃司も傍観し、シャッフルチームに対する分析結果を欲しております。


「弱点なんか既に五万と出てる。分析通りに行けば楽にチームを潰せる計算も出てるが良くても99%。100%上手く行くとは限らない」

「……というと?」


「我々の想像を遥かに超える要素、【気合】と【魂】が私達を阻む」

「……そんな事、我々にも言える事だろうが」



 ▶▶▶ NEXT▽


 強大な力を持つ立海と言えども、完全に制圧しきれない何かがシャッフルにはあって、それがゲームにおける完全勝利を阻む逆転の兆しになるだろう。

 と言うのが立海の論点であり、それ故に銃司も剣にも互いの魅力を感じたんでしょうな。


 更に刻が進んで立海の準々決勝、更にはシャッフルの準決勝までも勝ち進んでダイジェスト祭り。

 ごめんなさいね、話の軸はそこじゃないですから省略し続けますが。更に更に進んで立海の準決勝までも勝利したところで、皆様大変お待たせしました――!!




【シャッフル・ブレイカーズ 決勝/シャッフルオールスターズVS立海遊戯戦団】、満を持しての宿命ガチンコ勝負だーーーー!!!!



 ……とその前に。



「ついに決勝か……! 半ば省略されたのは引っ掛かるが、やっと立海んとこまで漕ぎ着けたぜ――!!」


 いやホントごめんね剣さん、当たり前だけど立海との勝負はディレクターズカットで魅せるんで。ね?


「そう言われたら、僕らも中途半端な戦いは出来ないぞ剣。レミから聞いた立海の情報の切れ端を頼りに、シャッフルがどれだけ通用するか。強がっても彼等との力量の差がかけ離れているのは知ってるだろう?」

「分かってるよ、んな事はよぉ……」


 ゲームに対しちゃ素直な剣。先制に分析、防御まで完璧な立海を相手に死角を見つけられるか、悩みに悩んだのですが……全く閃かない。やきもきする頭をくしゃくしゃ掻きながらお手上げ状態だ。


「……でも剣くん。こうしてまた銃司くん達と戦う為に、私たち決勝まで残ったんだよ? 結構強いよこのチームって」


 悩みに悩む剣にみのりがフォローに入った。


「……まぁ確かに。立海の事ばっか追っかけてたら、俺ら殆どのプレイヤー押しのけてやんの」

「そうよ! 私が何もしないうちに試合終わってんのよ!! 見せ場無いんじゃないかってブルーになりかけたもん!!」


 そういえばそうです。真剣勝負とはいえ、みのりに活躍の場を見せられなかった事に彼女も憤慨してますよ。


「別にみのりを除け者にしたつもりは無いって! 皆ここまで来るのに夢中だったから………………待てよ?」


 みのりとの揉め合いにモヤの掛かった剣の思考回路が突然閃いた!


「……なぁみのり、お前プレイヤースキル何か持ってるん?」

「え? こんなのしか無いけど……」


 剣はみのりのプレイギアのステータスで獲得したプレイヤースキルを確かめる。するとみるみると剣の表情が輝き始めた。


「みのり、俺がこの試合でみのりの力を貸してほしいって言ったら、協力してくれるか?」

「……勿論! 剣くんの為なら何でもやるわ私!」

「じゃちょっと耳を貸して……」


 剣はみのりだけに託された妥当立海の最終作戦、かくかくしかじかのヒソヒソのコクコク。それぞれのリアクションで応対していくうちに、みのりも満面の笑みでその作戦に承認した。



「やるッッ!!! これなら私達勝てるよ!!!!」



 ――さぁて、シャッフルオールスターズが土壇場で提案した切り札とは一体何でありましょうか!?

 デュエルフィールドに展開する長方形とシェルターが交錯する戦場にて、いよいよ因縁の対決が幕を開けます!!


 シャッフルオールスターズVS立海遊戯戦団、どっちが龍でどっちが虎か。それは読者の皆様にお任せしますが、この長さでこの語りと来たらばもうお分かりでしょう。



 この続きはまた、次回スケール広げて申し上げます!

 本日は【GAME19】スマッシュ・ブレイカーズ前半戦を持ちまして、これで読み終わりで御座いますッッ!!



 ▶▶▶ SEE YOU NEXT GAME...!!▽

▶▶▶▶▶ NEXT GAME WARRIORS ▽


お待たせしましたシャッフルオールスターズVS立海遊戯戦団・スマッシュ・ブレイカーズの陣!!

立海の絶対なる戦術が勝つか、シャッフルの土壇場切り札が勝つか!?



だがちょっと待て……? このゲームに、何か異変が――!?



この小説を読んで『面白かったぁ☆』と思った皆様、是非とも下の「ブックマーク追加」や「☆評価」、感想等を何卒お願い致します!!!

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