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【GAMEWORLD ONLINE】真・極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー ~ULTIMATE SOUL OF ACE〜  作者:
BONUS STAGE―大激突! シャッフルオールスターズVS立海遊戯戦団!!―
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【GAME18-5】シャッフルVS立海・再び邂逅!!

――TIPS――

【ゲームワールドのナビゲーターAI】

毎度おなじみの講談家風の語りナビゲーター・『Mr.G』の他にもナビゲーターAIは存在する! その数は何と20人以上!!

熱血実況ナビゲーター『Mr.F』もその1人。更にゲームを進めることで新たなナビゲーターが現れるかも……!?


 

 ――大会当日・ゲームワールドエリア『デュエルフィールド』。半円のドーム施設に装飾された、電脳回路の管が脈々と漂う無機質なシルバースタジアム。

 数時間後にはこの舞台が超次元ドッジボール【スマッシュ・ブレイカーズ】の公式大会の戦場と化す。



 ……え? 今の語りは誰がやってるかって?

 あぁ今の所は私Mr.Gが担当いたしますよ! 弟のMr.Fはゲーム時に登場するって事で。出番の確保は念を押さないと。


「久々に来たな……『デュエルフィールド』!」

「一年前のG-1グランプリ、天翔道での修行以来だね」


 七色の魂を宿りし7人のゲーム戦士、シャッフルオールスターズ・ここに参上!!


 剣や槍一郎が口述するのは『極限遊戯戦記』にて激闘を繰り広げたG-1グランプリ地区予選の事。テロリスト集団によってゲームワールドの存亡も賭けられ、死闘の舞台となったデュエルフィールド。


 剣らエントリーをしにデュエルフィールドの会場の中に入ると、過去の風景とはガラリと変わって改装・風変わり。一年の空白は修羅の記憶をも抹消させるのか。


「幾ら内装を変えたところで、私たちが傷つきながらも必死に戦った時の舞台は一生残るわ……」


 みのりの脳裏に焼き付く印象即ちトラウマ。瀕死の被害にあった記憶は電脳世界で幾らアップデートされても消える事は無い。そんなデュエルフィールドは過去は修羅の戦場、しかし今は絆を確かめ合う決闘の聖地なり。


「みのり、過去は過去。俺らが命を賭けて守ったゲームワールドで、またこうして立派に大会やってんだ。ネガティブは勝利の女神ちゃんに嫌われるぜ、止めとけ止めとけ!」

「……えへへ、剣くんがそう言うならもう気にするのやーめた!」


 前向きなリーダーは周りの仲間にも勇気を与える、流石我らが大将・桐山剣!


 早速にして受付ロビーにて、各々のプレイギアで大会エントリーを認証して、晴れてシャッフルオールスターズも『スマッシュ・ブレイカーズ』の公式大会出場を認定した。と、それを待ち侘びてたような展開が……



「――――俺との約束、逃げずに果たしたようだな桐山剣。そしてその同胞共……!!」


 受付の入口扉の逆光を背に受けて、7人の人影がシャッフル達に問いかける! ……何か演出過剰な気が、いや剣らの好敵手としては最適な登場の仕方では無いでしょうか。


 ――やってきました、光と影の宿命に結ばれた好敵手との邂逅!! 立海遊戯戦団のおなーーりーーーーー!!!!


「……ッたりめぇだ! お前らとのゲーム、降りるなんてのが滑稽(こっけい)ってヤツだぜ!!」

「フン、減らず口も相変わらずで御苦労な事だ……!」


 ジリジリと攻め寄る立海のゲーム戦士、銃司・桜・史也・奈々子・瑠璃と残りの二人。

 近づいてくるだけで威圧の度が増すというか、威厳を魅せられていくようで、素人では全身が痺れる感覚に苛まれるとか。

 だが剣たちにとっては、その威圧は電撃となって剣たちの闘志に刺激する……!!



(……オイ、あのフェンシングの剣で構えてる男女……)

(多分彼等が、立海の新戦力らしい……)


 剣と槍一郎がヒソヒソと早速に立海の新メンバー2名、入団テストを乗り越えたあの兄妹と初お目見えだ。


「貴様ら好敵手に御紹介しよう、我が立海の栄光あるゲーム戦士の新たな同胞、シェイパー兄妹だ!!」



「「Ravi de vous rencontrer,TURUGI KIRIYAMA!! ※訳:はじめまして、桐山剣!!」」



 いきなりフランス語で挨拶した所で、浪速っ子の剣には手の届かぬ世界。ポカーンと口開けて呆然自失。


「……ボ、ボンジュールボンジョルノーノ、アンタラフレンチトーストオスキナン???」


 勉強してないのがバレバレ、剣の赤っ恥フレンチ会話。これにはシェイパー兄妹も失笑、後に煽りに走る。



「……プッ、いや〜だァ! こんな一般市民が銃司様の好敵手なのですのぉ〜!? カッコ悪〜い!!」

「そこらにしておけフローレン、彼も日本男子故に我々に敬意を払ったんだ。煽りはフェンサーの風紀を乱す。それに僕らはフレンチトーストは食べない!!」

「そうですの! 私たちは朝食は『タルティーヌ』と決まっているのですの!!」


(なんや日本語話せるんかい、ってか何か腹立つなコイツら……)


 生真面目かつ硬派な兄・サーブルズに、高飛車でお転婆な妹・フローレン。

 シャッフルメンバーに負けず劣らずの個性に、早くもムッとなる剣であった。


「……どうだ、俺の新戦力のご感想は?」

「あぁ、じつにフレンチなきょうだいですねーーー(棒)」

 剣の本音を言わせるなら『ムカつく』が率直なご感想でしょうか。


「まぁ良い。こんな茶番をしている間にも、32組のトーナメントの抽選が終わっているようだ」


 今回のスマッシュ・ブレイカーズではシャッフル・立海も加わった抽選選考によって選ばれたギルドチーム32組によってNo.1を決める大会。

 シャッフルのエントリーをラストに構成されたトーナメントの様子が、ロビーの巨大モニターに表記された。各ギルド毎に番号とブロックが割り振られている。


「俺たちシャッフルが、【7】の【Aブロック】」

「立海は【31】の【Dブロック】……」


 トーナメントの組み合わせからして、シャッフルがAブロックの左側ならば、立海はDブロックの右側。

 両側の構成に見事に対峙された二つのチーム。それらが戦場にて相対するには条件は一つ……!!


「「決勝まで、勝ち進むしかない……!!!」」


 これもまた宿命故に示唆されたゲームの神の悪戯か、それとも作者の都合に合わせたのでしょうか!?


((後者選んだら作品の雰囲気悪くなるだろうが……!!))


 まぁ作者の考える事は気まぐれなので、当てにはなさらずに……


「雑魚を踏み台に勝ち進む事など、貴様らには容易い事だろう? ――俺からの宣告だ。貴様ら必ず決勝まで勝ち進み、我ら立海に挑んでこい! 敗退は許さん!!」


「その台詞、倍にして返すぜクソッタレ!!」


 その刹那、宿命の好敵手共の拳が勢いに任せてガツンとぶつかりあった。

 この拳は互いのゲーム戦士の誇りを表し、それをぶつける事は正々堂々と戦う決意を意味する!


 さぁいよいよ幕開けのビッグゲーム【スマッシュ・ブレイカーズ】!

 双魂の如し二つのボールをぶつけ、チームの旗を守り切るのはどちらか!?



 次回からはいよいよ、私語りのMr.Gと実況のMr.F。ダブル担当で展開させて頂きます!!

 今日の所は【GAME18】、『シャッフルオールスターズVS立海遊戯戦団・第2ラウンド前夜』を持って、失礼を致しますッッ!!!



 ▶▶▶ SEE YOU NEXT GAME...!!▽

▶▶▶▶▶ NEXT GAME WARRIORS ▽


ついに開幕【スマッシュ・ブレイカーズ】!!

飛び交うボールに放たれるプレイヤースキル・PAS!!!


シャッフルオールスターズ・初陣を果たし、立海まで辿り着けるか!!?


この小説を読んで『面白かったぁ☆』と思った皆様、是非とも下の「ブックマーク追加」や「☆評価」、感想等を何卒お願い致します!!!

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