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【GAMEWORLD ONLINE】真・極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー ~ULTIMATE SOUL OF ACE〜  作者:
BONUS STAGE―大激突! シャッフルオールスターズVS立海遊戯戦団!!―
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【GAME18-2】団結の7人!スマッシュ・ブレイカーズに備えよ!!

――TIPS――

プレイヤーの魂スキル【PAS】は1度使っただけでも身体・精神に凄まじい負担を与える。ゲームのルール上1回しか使えないのはその為である。

だがもし2度も使う事になれば、最悪の場合精神崩壊、PASの暴走に繋がることになる。


つまり剣が2つのPASを1回ずつ使った時に倒れたのは、ある意味不幸中の幸いだったんですな!

 

 ――シャッフルオールスターズの好敵手『立海遊戯戦団』、そして桐山剣の好敵手である立海銃司から新たなゲームへの招待状。

 一年の時を経て、再びチームの旗と誇りにかけた大激戦が始まろうとしている。そうとなったら剣たち7人とてボーッと構えている暇はなし。


 そこで一旦ゲームワールドからログアウトした剣たちは、直ぐ様現実世界の大阪のアミューズメントパーク・ギャラクシーにて集結。ゲームに真剣な作戦会議が行われた!


 ▶▶▶ NEXT▽


「……珍しい事もあったもんや、あの立海銃司が自ら出向いて、俺達に挑戦を仕掛けるなんてな」

「アイツは傲慢やし、何か機嫌良ければ形振り構わず威張ってるからな。自覚無しに自慢話しそうなタイプやからまさかと思ったが……」


 思わぬサプライズに驚く倭刀に、さり気なく好敵手をディスる剣である。


「それで今度は全員で勝負しようって訳なの!」

「どうやらそうみたいですね……」


 話に乗り掛かるのはレミと穂香。他のメンバーも横で頷いたり目配りしながらリアクションで反応を伺うが……特に目に付いたのは、何も言わずに黙々と考え込む槍一郎。そこで剣がご機嫌伺い。


「……どないしたん槍ちゃん、この勝負で何か気になる事でもあるん?」

「ん、うん……ちょっと銃司の言葉が引っ掛かってね」

「アイツ何か言うてたんか?」


「『立海の()()()』……彼が勧めた『スマッシュ・ブレイカーズ』が7VS7のバトルロワイヤルだから、妙におかしいなと思ったんだ」


 ……えー、ここは私めが説明しましょう。



 一年前にシャッフルと立海で繰り広げた戦争『アメイジング・ウォーズ』では構成としては【6VS6】で対峙していました。

 この時のシャッフルのメンバーは、また穂香が敵側にいた形跡もあって倭刀が加わったばかりの6名。


 立海の方も銃司・桜に加わって、史也(ふみや)奈々子(ななこ)瑠璃(るり)の主要団員に、加担した穂香の6人。


 しかし今はシャッフルに穂香が加わった事でシャッフルと立海はメンバーが7:5。どう見たって数は合わない。そう剣たちは断定していた為、彼等が辿り着いた結論は、



「立海に新しいメンバーを加えたんだと思う」

「新メンバー!? あの偏見拘りの銃司んとこにか!!?」


 偏見持ってるのは貴方でしょうが剣さん。


 でも読者の皆様はもうご存知ですよね? 立海に加わったゲーム戦士は……おっと、ここでの公言はお控え下さいませ。


 その一方で剣ら7人はこの事を何も知らない。ゲームでもなんでも『知らない』という事程恐ろしいものは無い、一寸先は闇。

 故に剣らの不安はゲーム前から大きくのし掛かった……と思いきや。


「……ねぇねぇ、考え込むのもいいけど早く教えてよ! その【スマッシュ・ブレイカーズ】ってどんなゲームなの?」


 無知というよりも()()な質問を飛ばしたのはみのり。同時に我々読者の皆さまが聞きたかった事を代弁してくれましたよ!


「……何やみのり! 立海の事よりもそっちのが大事じゃんかよ!」

「【スマッシュ・ブレイカーズ】っていうのは、『アメイジング』みたいにカードを使った決闘ゲームよりも前に採用された団体決闘ゲームなんだよ!」



 ――――――――PLAY GAME――――――――

【スマッシュ・ブレイカーズ―SMASH BREAKERS―】

 ・ジャンル:チーム・バトルロワイヤルゲーム

 ・プレイヤーレベル:45


 概要

 ・ゲームワールドにおいて定期的に開催されている

 団体戦型対戦ゲーム。


 ・1チーム7人で競い合い、前衛(ヴァンガード)が4名、後衛(リアガード)が3名それぞれの配置に付いて自分フィールドのフラッグを守る事が最重要。


 ・2個のドッジボール型の戦闘ボール【スマッシュボール】を使って相手を玉砕しチームを全滅させるか、敵陣地のフラッグを獲得できれば1ポイント。3マッチ・5分勝負で2ポイント先取で勝利となる。

 ――――――――――――――――――――


「つまり……7VS7のドッジボールみたいなものなのね!」

「平たくいえばそうだね」


 因みにこのゲームはアメイジングカードを使った展開は一切存在しない。カード展開を外したオリジナルゲームはゲームウォーリアーでは超久々なのである。


「だからメタいっつの」


 ただし全てのゲームでもそうですが、このゲームでも『プレイヤースキル』と一度切りの魂スキル『PAS』を使う事が出来ます。今回もその使い方が勝敗の鍵を握りそうですね。


「――だったら話が早いじゃない! 早くその前衛・後衛の配置をこのメンバーで決めちゃいましょうよ!! 相手チームの悩みはその後!!」


 こういう時に仲間の悩みをスパッと切り抜けて、発破をかけるのはみのりの長所であります。これには剣たちも悩むのは止めて、次の行動に移ろうとする。そこで買って出たのは、


「よーし、そうと決まれば、ワイが皆の個性に合わせたベストポジションな所を見極めたる!」


 シャッフルきってのジムトレーナー・豪樹さん! 最近口数は少ないが仲間のフォローは十二分だ。


「決めるって、どうやるんすか豪樹さん!?」

「この豪樹様の華麗なる()()()()()()()でな☆」


 ――はてさて、自分で盛り付けた感の『攻略プログラム』とは一体何なのか。今日はここで御時間となりましたが……次回は大晦日、盛り増しでお送りしようと思います。本日のゲーム、これまでッッ!!



 ▶▶▶ TO BE CONTINUED...▽

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