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【GAMEWORLD ONLINE】真・極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー ~ULTIMATE SOUL OF ACE〜  作者:
BONUS STAGE―大激突! シャッフルオールスターズVS立海遊戯戦団!!―
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【GAME18-1】好敵手からの挑戦状!!

遂に2つ目のオーブをゲットしましたシャッフルオールスターズ!!

ピンクと赤のオーブを携え、次なるゲームに備えましょう……と思ったけれども、突如現れたのは出ました永遠の好敵手・立海銃司!!


もしやこれは……? シャッフルと立海との頂上決戦がまた見れるんでしょうか!!?


年の瀬年納めに縁起物! 【7VS7】のキーワードを片手に挑むは2020年最後・2021年最初のビッグゲーム!! 年末年始もゲーム・ウォーリアーは止まらない!!!


さぁさ皆さんも縁起担いでゲートを開きましょう! ご唱和下さい!!



――――オープン・ザ・ゲート!!



▶▶▶ NOW LORDING...CONNECT!▽


 

 ――シャッフルオールスターズリーダー・『切り札騎士(エースナイト)』の名で話題をかっさらう桐山剣。


 持ち前の剣の形のPASに加え、友を守ろうとする心が共鳴しあい()()()()()P()A()S()を覚醒させた。


 ――剣と盾。二つのPASを携えた双魂の切り札騎士。浪速のヤンキーがなんの因果か強さを求めて、ようやく様になってきた……ような気がします。

 これを持って第二章はおしまい、次の章に進みましょう……と思いきや。



「見事だったぞ。切り札騎士・桐山剣!!」



 申し分程度にローテンポで拍手を交わすのは、剣の永遠の好敵手・立海銃司(たつみ じゅうじ)。チェッカー戦後の出会い以来の邂逅であります。



「切り札を呼び起こす剣だけでなく、友を守る絶対的な盾も携えたか。まぁ相討ちな結果はともかくとして……貴様が更に強くなった事を、好敵手として称賛に値するゲームだった――!」


 称賛の割にはなんて回りくどい感じなんでしょうね! ……あ、んなこと言ったらまた銃司さんの癪に触りそうだ、お口チャックと。


 そして銃司と付き添いで同行しているのは侍女、即ち立海のメイドちゃんの時実桜(ときざね さくら)。みのり等仲間たちとの挨拶も丁寧に交わして、和気あいあいとしている所だ。


「……何だよ銃司、予告なしに俺のゲーム見物してたんか? スケベ!」

 剣もここ何回も顔を合わせた縁か、嫌悪感も無しにさり気なく冗談を抜かして返答を返す。



(たわ)け。見物にいちいち貴様に予告する馬鹿がいるか。()()同じ『ジャスティスオーブ』を手にするプレイヤーは誰か拝見しようと思っただけの事。結果、貴様と何処の馬の骨か知らん忍者の両方が取ったがな」


 馬の骨……そういえば銃司は龍牙の事は知らなかったんでしたね。当たり前か……って、ん? ちょっと待った。『俺と同じ』ジャスティスオーブ……!?


「……銃司、まさか前に俺に魅せたオーブって……?!」


「その通り。俺が最初に獲得したオーブが貴様と同じ『ジャスティスオーブ』だ!」


 剣との再会で見せびらかした真っ赤なオーブはあのジャスティスオーブだったんですね〜! しかし剣と銃司、ライバル同士が同じオーブを手に入れるって、何やら奇妙な縁を感じますな。


「ヘヘ……! だがな銃司、お前らが強さに胡座(あぐら)をかいてる間にも、俺達はこれでオーブを二つ取ったって事だぜ。見てみろよ俺達のこの実力を!!」


 剣はシャッフルオールスターズの証明となるプロフィールにて、獲得したオーブを示す赤とピンクのオーブ獲得を銃司に見せびらかし返した。


 すると、今度は銃司も同じくしてプレイギアでプロフィールを開き、剣にオーブを証明した途端、出目金のように目が大きくなる剣。


「…………嘘ん」


 銃司達が獲得したオーブはなんと()()! 赤のオーブに加えて未だ確認されていない黄と青のオーブで『色の三原色』を揃えた。


「自惚れるな剣、我が遊戯貴族に自慢話など1000光年早いわ!」

「クッッ……!!」


 自分より先を進む銃司に悔しさで苦虫を噛む剣。ライバルの典型的配置である。

 しかしメディアにも掲示板にも全く称されていないオーブがこんな情報を得るとは、世間の目を欺く裏技でもあるんでしょうかね?


「世の中万物を知る事だけが正義では無い。誰よりも行動を起こして初めて、平民には知られず得られる糧もあるという事だ。覚えておくんだな」


 へぇ、肝に銘じておきます……ってナビゲーターの私が頭下げてどうするの。


「……で、また俺に自慢話をするために突っかかって来たんじゃねぇんだろ、銃司?」

「当たり前だ。今日は貴様らシャッフルオールスターズ7人全員に、とびっきりのゲームを受けてもらおうと思ってな!」


「俺だけじゃなくて……()()?」


 どういう風の吹き回しでしょうかね? 銃司が好敵手のチーム全員にゲームを持ち込むなんて、何か企んでいるんじゃないですかぁ?


「我が立海、好敵手と認める相手に姑息な手などは無い! 俺は個々の実力ではなくチームの旗を背負う者としての団結の差を証明したいだけだ!!」


「ほぅ……? 言ってくれんじゃん。で、ゲームは何にするよ?」


 チームのプライドを天秤に掛けられたんじゃゲーム戦士の名が廃る。剣は無性にゲームへの好奇心をたぎらせていく。


「ここは一つ我々は初心にでも帰ろうかと思っている。『アメイジング』の決闘ゲームが生まれる前の団体決闘として名高い7()V()S()7()()()()()()()()()()ゲーム。


 ――――【スマッシュ・ブレイカーズ】でな!!!」


「『スマッシュ・ブレイカーズ』……!!」


 これを聞いた剣をはじめ、槍一郎も倭刀も他のメンバーの戦慄が迸る。……いや、みのりは話がよく分からず『?』の様相だ。


「場所は『プレイヤー・バザール』の北直線エリア、『デュエルフィールド』。今から三日後に行われるスマッシュ・ブレイカーズ大会にてエントリーを忘れるな。――貴様らに我が立海の()()()を魅せてくれるわ……!!」

「では皆様、我々との再戦に万全の準備を……!!」


 銃司は威を高く笑い、桜は深々と御辞儀を返して剣たちの前から立ち去る。


 ――銃司からの挑戦は、これ即ち【アメイジング・ウォーズ】でのリベンジ。()()()を意味するものだった。


 あの時はゲームワールドの存亡もかけた凄まじい決闘であったが、シャッフルにとっては倭刀・穂香とかけがえのない友を得た。

 そして立海にとっては先代から伝わる遊戯貴族の誇りを取り戻したと同時に、シャッフルと対峙しながらも堅い絆を確かめあった、ゲーム戦士の名を刻むゲームであった。※『極限遊戯戦記』第4章参照。



 そして今、一年の時を経て再び対峙しようとしている! 各々の魂が『心して戦え!』とせがむように、7人のハートビートはテンポを上げてパンプアップした!!


「……剣くんっ!!」

「分かってるって! こりゃまた面白ぇ事になりそうだぜッッ!!!!」


 シャッフルオールスターズ、善は急げ、ゲームの発売日はもっと急げと言わんばかりに、次なるゲームに向けて声高らかに突っ走る!!


 果たして【スマッシュ・ブレイカーズ】とは如何なるゲームでありましょうか!? 年またぎのビッグゲームの詳細は、また下がって次の回にてお送りしましょう。本日のゲーム、これまでッッ!!



 ▶▶▶ TO BE CONTINUED...▽ 

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