★人物紹介6
【ドニ(ドミニク・エルベ)】
屈指の有力議員であり慈善活動家、新興宗教の教祖であり暗殺組織の首魁。そして新人類。複数の顔を持つ、ユーライヤの黒幕と称しても過言ではない人物。
40歳近い中年男だが、どこか中性的な外見は見る者に若々しく、年齢不詳な印象を与える。
多忙な身だが、日曜の朝にはエプロン姿で“子供たち”全員分の朝食を作るのが習慣でありポリシー。真心からの善性と、底冷えのする冷酷を持ち合わせた男。
【ターシャ】
兵馬の少年期を支えた養母。銃火器を中心にありとあらゆる武器、卓越した体術を扱う凄腕の暗殺者で、兵馬に戦闘技術を叩き込んだ師でもある。
体を患ったのは10代の頃で、長生きはできないと知って厭世家に。そして暗殺者へと身をやつしていた。
兵馬のことは息子よりは弟に近い感覚で見ていた。詩乃に瓜二つだが、血縁があるわけではなく他人の空似。
【マルゲリータ】
詩乃の養母(父)となったゲイたちの中でも特に密に詩乃の面倒を見ていた人物。
フリーのジャーナリストと聞けば収入が不安定な印象だが、広大なユーライヤでは各都市それぞれに大小のマスコミが存在しているため仕事には事欠かない。
マルゲリータの記事は歯に絹着せぬ論調がウリで、大手からは敬遠されつつも、ゴシップ誌やタブロイド紙の人気記者として活躍していた。胸は着脱式の偽乳。




