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★人物紹介5

【ビルギット・シエステン】


“雷神”の異名を持つ六聖(ベネデッタ)

ゴスロリ調の衣服に金属プレートを取り付けたドレスメイルは彼女の特注で、私服も同じくゴシックドレスを好む。

ペイシェン戦よりも過去に一つ大きなトラウマを抱えているのだが、親友のアルメル以外に話したことはない。また、アルメルに対しても言えない秘密が一つある。26歳。


挿絵(By みてみん)



【ミシェル・マルロウ】


ビルギット隊の副官を務める騎士。水の魔素(マナ)と体術を組み合わせた戦法はビルギットの戦い方をモデルにしている。

軍学校を主席で卒業してきたエリート中のエリート、文武に長けた才女。

だが軍人らしからぬ軽さや学生気分が未だに抜けないところもあり、ビルギットからその点を叱られることもそこそこ多い。24歳。



【テオドール・ブロムダール】


アルメルの実兄、ユーライヤ神聖議会で議員を務めている。29歳。

妹が政略結婚の駒に使われるのを防ぐ、そのためだけにクーデターめいたやり方で父から家督を奪い取った男であり、一点の曇りなき重度の妹偏愛者(シスコン)

とある事情からアルメルの親友であるビルギットと酷く仲が悪く、顔を合わせれば辛辣に嫌味を交わす間柄。


挿絵(By みてみん)



【クラウス・メルツァー】


アルメル隊のナンバー3。メイスによる白兵戦、弓による狙撃に、風を用いた魔術戦に簡易な治癒術まで、なんでもござれの万能ぶりは軍内でも指折りだ。

一目惚れからの恋愛結婚を経た40歳。家族構成は妻と娘が二人、犬が一匹。上の娘が反抗期に差し掛かりつつあるのが悩みの種。

騎士としても父としても多忙な日々にストレス過多で、ペットのサモエド犬を溺愛するのが休日の主な過ごし方。



【ハンス・ニールセン】


“芸術家”を自称する三鬼剣(オルグス)の一人。金属などを寄せ集めての機械人形(マシン・ゴーレム)製作を得手とする。

アーティスト気取りの言動を好むが造詣が深いわけでもなく、その知識は各ジャンルを浅く通っただけのニワカ。

軍人としての能力をグラフ化したなら欠点だらけ、ゴーレム生成だけに長けた一芸特化型だが、戦術価値は高いために重用されていた。



【ジェラルド・ヘイズ】


筋骨隆々、ながらに魔術師。ガトリング砲を二門ひっさげてメルツァー隊の前に現れた三鬼剣(オルグス)

宮廷魔術師へと推挙されていたが、当時宮廷魔術師だったゲオルグが待ったを掛けたことからケチが付いた。

トリガーハッピーの殺人嗜好者でメンタル的には小物だが、メルツァー隊を全滅させかけた実力は確か。駆け付けたアルメルの剣に没した。



【イルハ・ユルヤナ】


ユーライヤの陰に脈々と殺人剣の血統、ユルヤナ一族の剣士。

上の二人と同じ三鬼剣(オルグス)として名を連ねているが、ペイシェン戦線、さらにはそれ以前からヴィクトルの暗剣を担い、軍人に政治家、貴族に資産家と様々な人物を殺めてきた。

一族全体を個として捉えるユルヤナには個人の意思や人間性はなく、被った仮面は無の象徴だった。六聖(ベネデッタ)級の力量を持っていたが、リュイスに斬られて絶命。

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