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胡蝶の夢

昔々、それはそれは優雅にひらひらと花と花の間を舞い飛ぶ蝶々がいました。

あるとき、蝶々は美しい桃色の花びらのなかで一休みしました。

そこで蝶々は夢を見ました。


なんとかというしかめっ面しくどじょう髭の生えた哲学者になって、頭の痛くなるようなことばかり喧々諤々とする夢です。

しかも、蝶々のことまで喩えに出されて不愉快でした。


あまりの悪夢に蝶々は目覚めたとき、かわらず自分が蝶々であることを確認してほっとしました。

そうして、またひらりひらりと花の間を飛ぶのでした。

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