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赤ダン携えし女傑  作者: TAK
学徒王総選挙
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選挙結果

アカデミーのホールでは選挙結果が発表されようとしていた。


「学徒王候補に選ばれたのは…」


進行役の言葉に会場全体が緊張に包まれた。


「該当者ありません!」


学徒王候補に選ばれた者はなしという事に会場全体が動揺した。


「該当者なしだと…!?」

「俺、誰が選ばれるのか楽しみにしてたのに…!」

「あ~、このアカデミー一体どうなるんだろ!?」


中には騒ぐ者も現れる程だ。よほど学徒王総選挙を楽しみにしていたのだろう。


「ご静粛にお願い致します!」


進行役は静かにするよう呼びかけた。


「学徒王候補については同率一位が現れた為、該当者はありません。代わりに同率一位の者二人を『学徒組合幹部代表候補』と致します。」


同率一位が現れた事により学徒王候補の代わりに学徒組合幹部代表候補枠が用意された。


「それでは、学徒組合幹部代表候補の二人を発表致します。…士官科級長エイミーと…、…ニュートラル科級長マットです!」


学徒組合幹部代表候補が発表され、会場全体が拍手の渦に包まれた。


(二人とも代表候補で良かった…。)


アイナには嬉しい結果だった。トレーニング仲間のエイミーと、自分の科の級長マットが同率一位で代表候補に選ばれたのだから。



学徒組合幹部代表候補…学徒王総選挙の際に同率一位が現れた場合、学徒王の代わりに幹部代表という役職が与えられる。代表は王とは違い名声は高くないが、集中しやすい責任が幹部とほぼ同等に分散されるのが長所。



学徒王総選挙が終わり、ニュートラル科五年教室では級長マットが学徒組合幹部代表候補祝賀会が行われたのだった。

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