209話 お説教
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「んん〜いい朝だね!」
「……おはよう」
本日はイベント最終日、頑張っていこう!
「んん……すぅ……」
スノーピンクはまだ寝ているみたい
そういえば昨日こっそりスノーピンクの寝顔を配信しようとしたんだけどしっかりバレちゃって怒られたから切ったんだよね――ん?今配信出来るんじゃない?
「ねえ、ノア。配信開始していい?」
「……全然おけ」
私がスノーピンクを起こさないように小声で言うとノアも小声で話してくれた
ノアがチラッとスノーピンクの方を見た気がするけど大丈夫らしいから配信開始した
『おはー』
『今日は朝早いね』
『普通にオールしてたw』
『配信開始通知で起きました』
開始したばっかりなのに沢山の人が来てくれた
「おはよう皆んな。そして待望の寝顔配信だよ」
沢山来てくれたからすぐにカメラをスノーピンクの方に向けた
すやすやと眠っているスノーピンクがドアップで映される
『朝からこんなご褒美良いんですか!』
『目が覚めましたありがとうございます!』
『スヤッスヤ』
『後で怒られても知りませんよw』
私がカメラで映しているとノアはスノーピンクの顔をツンツンしたりして遊びはじめた
「ん、ん……」
なんか凄い寝づらそうに顔を歪めているけど起きはしない、私もツンツンしちゃお
「……意外とほっぺ伸びる」
「髪の毛サラサラだね」
全然起きないからほっぺたを触ったり伸ばしたり、髪を触ったりしてみる
『完全に遊んでるw』
『おかしいな……?これだけ他人に触られたら普通は警告鳴ると思うんだが鳴ってすら起きないのか鳴らない設定にしているのか』
『ほんっと綺麗な顔してるな、作り物らしいが』
『あ、なんか起きそう』
流石に触りすぎたのか私たちが触っている最中にスノーピンクの目が開く
そして私と目が合った
「お、おはよう……」
「おはよう、ラビリルは朝は……や、い……ね?」
最初こそ普通に話していたが私の後ろにあるカメラを見た瞬間にスノーピンクが固まる
「……ご飯作る」
固まって思考停止している間にノアがご飯作りに離れていった
あ、ノアが逃げた!私も逃げよう!
「私もノアの手伝いに――」
この場から離れようとしたら肩をガッシリと掴まれた
「さて、ラビリル?色々と説明してもらいましょうか!」
「力強っ!めっちゃ怒ってるー!」
「とりあえず正座!」
この後、ノアがご飯を作ってくるまでスノーピンクによる説教が続いたのであった
次回は17日、お昼12時に投稿します
*恐らく18日に変更になります。ご迷惑をお掛けして申し訳ありません




