表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
227/239

203話 秘策

感想や誤字脱字報告ありがとうございます!

「流石にキツイ!」

「倒しても倒しても終わらないね……」


どれくらいの時間が経ったんだろう?


明るかった空が暗くなるくらいには戦っていた


「……ヘイト微妙になってきた」


長時間戦闘の結果、注目の的をずっと持って歩き回っていたノアにあんまりモンスターが集まらなくなっていた


その分、モンスターを倒していた私たちにモンスターが近寄ってくる


「ラビリルしゃがんで」

「りょーかい!」


スノーピンクの合図で姿勢を低くすると頭の上に槍が通り、私の後ろにいたモンスターを突き刺した


そして槍を突き刺したまま横に薙ぎ払って周囲のモンスターを蹴散らす


スノーピンクはさっきまで大きめの片手ナイフで戦っていたはずなのにいつのまにかカッコいい槍を使っていた


「槍なんて使えたんだ!上手いね」

「ラビリルとの再戦の為に練習してたのにこんな所で見せる羽目になるなんて……」


見せるつもりなかったとか言いながらめっちゃカッコよく振り回してるけどね、本当は見せたかったんでしょ?


『普通にカッケェな』

『無駄に洗練された無駄のない無駄な動きで草』

『完全見せつけてんじゃん』

『槍使いだけど練習した程度じゃこの動きは出来ません』

『ラビリルなんて武器ポイ捨てだよ』


チラッとそこら辺に転がっているハンマーを見る


「いやいや、最初の方はハンマーで叩き潰してたじゃん?ノアの囮が機能しなくなってきたくらいから囲まれはじめてハンマーを振れなくなっただけで捨てたわけじゃないから!」

「ハンマーの事はどうでも良いからちゃんと戦って!なんならさっきあげた手袋装備して」


さっきあげた手袋……?あっ、ハイテンション手袋ね!すっかり忘れてたよ


「べつに良いけどステータス変わらないだろうし何か意味あるの?」

「いや、ラビリルならハイテンションになるだけで最強だと思う」

「……?」


スノーピンクの言っている意味が分からない、ステータス上がらないのに最強になるわけないじゃん


『テンション高いラビリル……!』

『うおおおおおおお!』

『待ってました!』

『戦闘中とか物壊してる時はテンション高めだけどそれ以上になるんか?』


コメントの皆んなも何故か盛り上がっている


スノーピンクが戦ってくれている間にメニュー画面を操作してハイテンション手袋を装備した

次回は7月6日、お昼12時に投稿します

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  まさかスノピとこんな風な仲になるとはねえ。 やっばしリアルで顔見知りになっちゃったのが大きいのかな。 いくらバイトだっても、店の店員とお客って関係もあるよね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ