表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/239

16話 キングゴブリン戦

いつも見てくださりありがとうございます!

「あっボスゲート!」


話しながら歩いていたのでそこそこの時間がかかったがやっと大きなボスゲートが見えてきた


「そういえばずっと気になっていたんだけど」

「ん?何?」


私はパラを、ベルテはサフィを抱きながら歩いているとベルテがちょんちょんと私の視界の隅っこを指差す


「自分のHP見てみたら?」


指を差している場所はちょうどHPがあるところ…って私ずっと減ったままじゃん


「話し込んでいて忘れてたよ!ポーションポーションっと」


ごくごくと回復ポーションを飲み干す、甘くて美味しい


なんかちょくちょく飲んでいたから無くなりそうだしアルマさんが私の装備直し終わった時に買おうかな


「さて、ちょっと並んでるね」

「あっほんとだ」


ボスゲートの前には少し人がいて順番待ちをしていた


「仕方ないからサフィを送還して…ごめんね、また後でモフるから」


そういえば魔物使いは隠すんだっけ、私、街中で普通にパラ抱えて歩いてたんだけど…今更感あるけど隠すかー


「パラも一度送還するね」


シュンとパラがいなくなりずっと抱いていたので胸元が寂しくなる


ボス部屋に入ったらまた召喚しよう


そう決めてボス待ちの列に並んだ


「なんかみんな4人組で並んでるね」

「そりゃ最大4人までパーティ組めるんだから組むでしょ、ボス戦なんだし」


人数が多いほど勝ちやすいからか


「そういえば聞いていなかったんだけどベルテ本人はどんな武器使うの?」


ベルテは今の今までずっと素手だったからどんな戦いするのか分からない


「今更感あるけど杖で水属性の魔法だよ」

「おお!魔法!私も使ってみたいかも」


魔法ってどうやったら使えるようになるんだろう


「ボス倒したら教えよっか?魔法の覚え方」

「いいの?!」


MPは《疾風》しか使わないし有り余ってるんだよね、それに今は使えないし


一応破壊モードも使うけどあれ全部使うしMP少ない状態で使っても効果変わらないもん


「誰でも知ってるから良いよ」

「やったぁ!あっ…でも今日はボス倒し終わる頃には夕方で終わらなきゃだし明日は学校だから夜出来ないかも」

「なら明日だね、そういえばフレンド登録してなかったからしようよ」

「あ!うん!」


『ベルテとフレンドになりました』


おおっ!これでフレンド欄が2人に…


「まだラビリルの武器聞いてないよ?まあどう考えてもずっと装備してるそのナックルなんだろうけど」

「うん、ちょっと前のボス戦で装備がボロボロになっちゃったから代わりの装備で少し性能弱くなってるけどそれでも強いよ!」


くるりと回ってドレスを見せる


「すごく目立ちそうだよね、そのドレス。私なんて初期装備だし流石に初期装備でボス戦挑む人はいないっぽいし」

「最初はちょっと恥ずかしかったけど慣れちゃった」


元々前の疾風シリーズの頃から見られてることには見られてたし…そもそも初期装備の頃も私、見られてなかったっけ?なんでなんだろう?


噴水を壊していたからですと見ていたプレイヤーは口を揃えて言うだろう


「やっとボスに挑めるー」


しばらく並んでいるとやっと私たちの出番が来た


「私たち出会ってからずっと雑談ばっかりだよね?最初は喧嘩だったし」

「あれはベルテがパラの悪口いうからだよ」

「いや誰でも初見であの見た目で近づかれると思わず遠ざかるって…」


私は最初に出会った時も自ら近づいたからそんなことないと思うよ


ガコンとボスゲートが開き始める


「近くで見るとこの扉迫力があるから緊張する…」

「私は2回目だし特になんとも無いかなぁ、そもそも1回目も緊張とか無かったよ」

「そう…」


私たちはボスゲートの中へと入っていった


「ここがボス部屋…?」

「前と同じ感じだね、ボス部屋の形は変わらないのかな?」


ドスンと大きな地響きが聞こえる


キングゴブリン Lv5


「王冠を被った大きなゴブリンだね、王様だー」

「そんな呑気な事言っている場合じゃないから!サフィ召喚!」


ベルテの前にサフィが現れる


「サフィ!《ファイアボール》」


サフィが炎の球をキングゴブリンに向かって放つ


「嘘!ほとんど効いてない?!」


キングゴブリンは少しやけど?みたいな跡があるだけであまり効いていなさそうだった


攻撃されたキングゴブリンのヘイトはサフィに向く


「サフィ、危ない!避けて!」


キングゴブリンの大きな棍棒がサフィに向かう


「パラ召喚、サフィを守って」


私はパラを召喚してサフィとキングゴブリンの間に投げる


上手く間付近に転がり立ち上がったパラは見事にキングゴブリンの棍棒がヒット、勢いよく吹っ飛んでいった


「おー飛んだ飛んだ、すっごい飛んでったね」

「そんな事言ってる場合?!大丈夫なの?!」

「大丈夫大丈夫、あんな攻撃パラには効いてないって」


ただの打撃攻撃ならパラは絶対に死なない、ただ毎回吹っ飛ぶから2度目は守れないのが難点である


サフィはちゃっかり後ろに下がっていてキングゴブリンから離れていた


「《ウォーターボール》…やっぱり私の攻撃じゃほとんどダメージがはいっていないよ」


ベルテが自分自身で魔法を使いキングゴブリンにぶつけるがレベルが足りないからかあまり効いていなさそうだった


「うーん、パラに食べさせようと思ったんだけどよく考えたらさっきMP使っちゃったから無理じゃん」

「食べ…?パラに口なんて無くない?」

「まあまた今度見せるよ」


パラの食べる姿見たら驚くぞー


「よし、時間も時間だし速攻で片付けちゃおう!」


私はキングゴブリンに向かっていった

次回は明日のお昼12時です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ