登場人物概要(過去~ifまでの作者の総評)
活動報告などにも書いている作者の総評をまとめたものです。
見ていて御不快になる方もいらっしゃるかもしれませんので、読まなくても大丈夫です。
・実はif最終話の後に、「終章」として、ティエラがソルとの間に生まれた子どもと一緒にルーナのことを振り返る話を入れようと思っていました。ですが、読者様によってはifが自分にとっては正史ですという方もいらっしゃるかもしれず、if最終回の雰囲気を壊すかなと思って、すぐには投稿しませんでした。しばらくしたら掲載するかもしれません。
・本作品、ムーンライトに転載する可能性もあります。(R18の場面が増えるわけではないと思います、後日談くらいは希望があればR18追加しますが笑)。R18名義の名前をおうぎまちこにしないといけない……(たぶん、分かる人にはばれているはず)。
・作者が恋愛の相手役は弱さを見せる、相手役に選ばれなかった方はカッコ良く描くと決めていたので、本編ではソルが情けないし、ifではルーナのメンタルぶれぶれになってしまいました。
<設定に関して>
・竜に喰われることに関しては第143話•144話に詳細あり。
・神に関しては第145.5話に詳細あり。
・一応神器一族の始祖たちは、天上から地上に降り立った神。
・竜とは、神に呪われた神のこと。
<主要登場人物>
◎ティエラ・オルビス・クラシオン
・癒しの魔術と憑依される体質を持つ巫女系王女様。
・過去編で書いたように、ソルのことを好きだと徐々に気づいて行った。戦後帰って来たソルが戦中のトラウマにさいなまれていた時に、ルーナのことよりもソルのことが好きだと自覚する。
・一応、題名の「癒し姫」は、ソルにとっての「癒し姫」という意味。
・ifでは母親になり、お腹の子の力&神器によるブーストが起きて、国中に癒しの力が届くという話になりました。ルーナにとっての「癒し姫」にもなれたかな?
・第145.5話に設定がある通り、神器一族間で子どもができにくいというものがある。これがあるので、国王達を始め、彼女がソルと恋人同士でも黙認していた節がある。たぶんソルとティエラは今後こどもが出来づらいのには悩むと思う。(ルーナのifは、ルーナが神に近いから成り立ったのかなと……)とはいえ、一応「終章」で子どもがいることになる予定だから、苦労はするけど出来る。
・おそらく、ルーナに関する記憶や彼と交わした思い出をもっと早くに思い出していれば、わりと自制がきくタイプの子なので、ソルのことは好きだけれどルーナを選んでいたと思われる。(ということで書き始めたif、ちょっと現実的な話になってしまった)
・とは言え、彼女はかなりソルのことが好きだったのか……if第140話を何度書いても、彼女がソルの方に走ろうとするので、作者は大層苦戦しました。if第152話でルーナが竜を取り込んで消えた時に、残されたソルとティエラの二人が見つめ合い出したりしたので、作者は必死に軌道修正を図りました。
・ifでティエラとルーナの話を書いていると、ティエラが作者にソルといちゃいちゃしたいと言ってくるので、ifのシリアス空気ぶち壊しのタイミングで、ソルとティエラの後日談が入っていました。しゃべりかけてくるわけないので、作者の言い訳です。ごめんなさい。
○ルーナ・セレーネ
・当時8歳の姫様との約束を大事に生きてきた10歳年上のなんちゃって敬語婚約者。むしろ忠犬に近い。
・本編では何かを悟ったかのように、姫様とソルが幸せになる道を、私が犠牲になって開きますというイケメンな動きを見せた。だけど、おそらくは半分自棄になっていたと思われる。
・本編初期のティエラの心の準備がまだなのに強引に迫ったりしてるのは、本人も焦りと、これもしかして姫様いけるんじゃないか?という気持ちがあったのではないか?
・ifでは、本来はティエラの意思を無視&本位を隠して無理矢理事に運ぶ展開の予定でしたが、なぜか書いてみたらルーナが過去編の時と同様、ティエラの言葉を誤解して話を進める展開になってしまいました……。
・ティエラよりも乙女思考な彼の、気分の波の激しさ……。過去の境遇のせいもあり、性の感覚に関してはだいぶずれている。そのずれのせいで、ティエラの理解できる範囲とどうしても合わず、本人もあまり周りの意見を聞けないので、どんどんズレる。
・仕事なら大丈夫だけど、私生活ではかなりコミュニケーションに難ありとして設定。ティエラ以外の人間には関心がない、冷たい。たぶん美形だから、笑顔だけで乗りきってきた。わりと女性の恨みは買ってそうだけど……。
・姫様助けてからたくさん一緒に過ごせば良いやと、今の姫様との時間を割り切って研究や仕事に時間を割いているうちに、ティエラの気持ちはソルに傾くと言う、社会人と学生みたいな理由で本編は振られた。
・if最終話では、実の母親とティエラを重ねる描写がある。
・国王とノワ、罪のない人々の命を直接的・間接的に奪っているため、宰相の地位には戻れないだろうということや、ルーナにとっては今ある地位も名誉も美貌や才能すらも本人が望んでほしかったものではなく、本当に欲しかったのは家族だったということもあり、ifの最終話はああなりました。本編よりイケメンなソルが、気を遣って、彼らをどこかに逃がしたとという設定ですが、うまく書けなかった……。
・過去~ifで色々とやらかしてるのが明確になりましたが、人は間違う生き物だし、どんなダメなことをした人でも絶対立ち上がってやり直せるし、誰かに愛してもらえるというのを書きたかったので、本編ではぼかしていた所業をifでは作者に曝露されてしまった。とは言え、相手役としてはあまりにも万人受けしないどころか、人によっては引く内容になってしまいました(申し訳ございません)
○ソル・ソラーレ
・基本待ちの姿勢だけど、ティエラが求めて来たら、好機とばかり攻めに転じる人。
・ため息、悪態、王女に対して上から目線、タメ口、呼び捨て、急に機嫌悪くなるなど、結構要注意人物な一応二大筆頭貴族の坊っちゃん(笑)
・本編「大地の章」「竜の章」において、作者からめっちゃ責任回避の人、ルーナから姫様を奪っておいて責任とらず逃げようとする若者の烙印を押されていた。フロース叔母様もソルに覚悟がないとか言っていたけど、その通りだなとか作者に言われていました。本編でも結局、「ティエラの役に立てれば……」みたいに、まだまだティエラ依存の状態でしたが、If第140話では、そのことについてちゃんと向き合って、自分で物事を決めれるように成長してもらいました。
・後日談1~3を見る限り、周りの目を気にしなくなってからは、ティエラにがんがん迫って行っているので、おそらくこれまでは本人なりに周囲にばれないように抑えていたのだと思われます。
・小さい頃から、ティエラしか女性に見えてない位には恋は盲目な人。
・寝ているティエラにこっそりキスしたりは、きっと1回ではない気がする。←
・なんだかんだで、実はティエラより5歳年上の兄ちゃん。当時11歳の彼女にこっそりキスした時、彼は16歳。ちなみに戦地に向かう際は、17歳と12歳。高校生としょ……ごほんごほん。実際問題、ティエラに紫の上計画したのは、ルーナではなくソルだと思われ……ごほんごほん。やっぱりこのお兄ちゃん、要注意人物。
・あまり過去編では書かなかったけれど、if147.5話で書いた内容について。ティエラに告白されて以降、彼女がルーナと一緒にいると「もう来なくて良い」とか言ってティエラを突き放したりして、わりと彼女を振り回したと思われ、その当時のことをわりと本人も後悔している設定。でもソルが、普段とは逆にティエラ振り回してる話とか、需要ないよねと思って、あまり書きませんでした。
・おそらくずっとティエラから好きだと言われても、完璧超人ルーナにいつかは持っていかれるという思いがあって、なかなか怖くて自分も好きだと口には出せなかったのかなと思います。(とはいえ、行動で好きなのはティエラも分かっているから、ソルに言葉までは求めていない)
・そういう経緯もあり、全編通して、一度もティエラに「好き」とか「愛している」とか言ったことがない(逆にルーナはがんがん言う)。意図してそうしたのですが、後から載せようと思っている後日談では、逃げずにティエラにちゃんと言ってもらおうと思っています(果たして需要があるのかは分からない)。
・とは言え、ティエラとルーナの間をごちゃつかせた原因でもある。おそらく、ソルがわりと真面目に国王やルーナに話をすれば、ティエラとルーナは婚約解消になっていただけではないかという説も……
・おそらく父親のイリョスからすれば、ルーナがティエラに入れ込んでいるのに対して、ソルはなんて煮え切らない男なんだわが息子ながら……と思っていたはず。
・ソルがしっかりティエラと向き合ってさえいれば(中途半端に手を出してなければ)、食事が入らなくなって痩せこけるほどにティエラは追い詰められてはなかっただろうし、国王暗殺時に「私が代わりに死ぬわ!」とティエラは叫ばなかったはず……。やはり物語の元凶的な存在。
・そう言えば、アリスから告白されるけど、「俺はティエラのことしか考えられない」と答えるという話の予定があったけど、作者によりカットされた。ネロが涙目になるし……(笑)
・そういえば、本編でちらっとネロが「俺の妹にしとけ」と言いますが、ネロの妹のマリアもソルに憧れている設定。ちなみにマリア主役の話には、ルーナに振られた令嬢やソルに振られた令嬢も出ます。なんだかんだでソルに憧れている女性は多く、あれ、ルーナの方がモテてる設定はどこに行った?となっている。ルーナ……?
・ルーナとソルは、色々な面で対比させて考えました。
その中でも無駄にこだわったのが、2人の服装の好みです。←
ティエラはわりと相手の好みに合わせるので、どちらと外出するかで、ドレスが変わります。(←男達の服装にも描写を割け)
ちなみにルーナは、淡いピンクやらブルーやら、いわゆるパステル系、チュールやらフリルやらがたくさんついた、わりと肌見せドレスをティエラに着せたがります。大好きな姫様を見せびらかしたい系。たぶん現実世界なら、フェミニン系の服装。
対してソルは、ネイビーやらベージュやらシンプルな色に、首とか詰まったドレスをティエラに着せたがります。とにかく肌見せ厳禁。ルーナとは違い、ティエラを他の誰か(特に男)に見せたくない。現実ならコンサバかカジュアルが好きそう……
こういう細かいところを、見るに……
たぶん嫉妬深いのは、ルーナよりソルだと思われます。
●グレーテル・ウェネーフィカ
●ヘンゼル・ウェネーフィカ
●ウムブラ・オスロ
・この3人は連載開始時から、実は兄妹という設定がありました。
・ウムブラは、ソルの叔父ヘリオスの親友という設定。シルワ姫に対して彼が何を想っていたのかは不明。ルーナの付き人なのに、なんでこの人はソルに甘いんだ?(ソルをかばって脚を失ったり)と思われたかもしれませんが、ソルが親友の甥だからという設定のためです。
・シルワ姫とティエラ、ヘリオスとソルは瓜二つという設定だから、ウムブラからすると、この二人が結ばれた未来が見たいというのが、初期に城からティエラとソルを出す手助けをした大きな理由かな。
・スフェラ公国のスピネルの攻撃を受けて脚を失っていて、大公プラティエスに治癒術で治してもらっている経緯があり、瞳の色が時々金が混ざったように変異しています。
・また、この際に鏡の一族の力の影響を受けたので、一時的にオルビスの竜が体に乗り移れるという設定でしたが、こちらもうまく書けず。
・自分を偽るキャラを演じてるうちにそのキャラになってしまった人。
●アルクダ
・過去編やセレスでは、スフェラ公国に密偵として乗り込んでいるという設定です。分かりづらい。
●セリニ・セレーネ
・作者にかなり好かれているけれど、肝心な時まで忘れられている節がある人。
・いつも来るのや、とりかかるのが遅い。ついにソルに突っ込まれた。
・ifでは間に合ったのか?
・おそらくフロース様のことが……?
<その他>親世代
○テラノ・オルビス・クラシオン
○プラティエス・オルビス・クラシオン
○フロース・オルビス・クラシオン
○シルワ・オルビス・クラシオン
○ノワ・セレーネ
○イリョス・ソラーレ
○ヘリオス・ソラーレ
※この人たちに加えて、セリニ・ウムブラの皆で色々あったとは思われます。需要があるかは分からなかったので書かず。
<神>
○カスレフティス(鏡の一族の始祖)
○スフェラ(月の化身、ルーナはこの人の先祖返り)
○スピカ(スフェラの義母妹)
○もう一人のルーナ(カスレフティスとスピカの子、オルビスの竜)
○グラディウス(鍛冶師シデラス、剣の一族の始祖)
※おそらくシデラスは、「蒼星のセレス」でも活躍?する予定。この人たちの話は「セレス」でもっと書くと思います。
※ちなみにセレスに出てくるスピネル&竜の花嫁は、神世代と関係あります。
〈あとがき〉
この作品は、心の痛んだ方達の一助になればと思って書き始めました。
いわゆる俺ツエーや、成り上がり、神器というチートはあるもののただのチートものではなく(これらはこれらで面白いと作者は思っています)、能力の高い人達もそれ相応の責任やトラウマに苛まれ、葛藤する話にしています。
人は過ちをおかす生き物だし、立ち直れないぐらいの失敗や誰かに貶められたりして、外に出れなくなっている方もいるかもしれません。だけど絶対に、どんな底からでも絶対に立ち上がれるし、そこから成長できるし、貴方を見て、見守ってくれる人や愛してくれる人は絶対にどこかに必ずいます。
これを伝えたくて、ここまで書きました。
これからも皆様に幸せが訪れますように。
よかったらブクマはそのままでお願いします。お時間ある方は、★評価していただけましたら、作者の今後の励みになります。
また五月中に、後日談4を追加投稿していきます。(分割して投稿するかも……)
セリニがティエラの新婚約者候補になってソルが少し焦るけど、結局はティエラとソルの二人がいちゃいちゃするだけの話。ソルの母も出るかな? あとは、今度こそソルがティエラに「好き」とか「愛してる」とか言う話になります。本編第137話でソルが告白していますが、本編最終話ではティエラからまだ返事をもらっていないので、ソルがティエラから返事をもらう話でもあります。
どうぞ、追加投稿をお待ちいただけましたら幸いです♪
続編の「蒼星のセレス」にもティエラとソルとルーナが出て来る予定です。ついにセレスも本編に入りますので、6月頃にはこの三人が出現すると思います。こちらもどうぞよろしくお願い致します。




