表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界は幸せ(テンプレ)に満ち溢れている  作者: うっちー(羽智 遊紀)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

398/435

379話 脱線は続くよもう少し -魔王降臨ですね-

もの凄く落ち着いた魔王と会談するようです。

「ほう。ここまでの威圧が放てるとは、かなりの強者だな。だが、私は戦いは好きではなくてね。私も威圧をやめるから、そちらも剣を収めて欲しい。それにしても、私と同じくらいの強さとは君は一体……」


 亮二の威圧を受けたフランソワーズが、目を細めながらも軽く微笑みつつ体の力を抜いてソファに座り直す。亮二もミスリルの剣を収納するとフランソワーズの対面に座る。それに驚いたのは、臨戦態勢を続けていたカレナリエンとエレナだった。


「「リョージ様!」」


「大丈夫だよ。戦う気が有るんだったら、とっくに魔法でもぶっ放しているさ。ところでフランソワーズ殿は……」


「フランと呼んでくれて構わない。リョージなら愛称で呼ぶ事を許可するぞ」


 亮二がフランソワーズに話し掛けようとすると、愛称で呼ぶようにと伝えてきた。亮二は軽く驚く程度だったが、カレナリエンとエレナは目を剥かんばかりに睨み付けており、その様子を見ていたフランソワーズは面白そうに笑う。


「どうやら、貴君の連れ合いには警戒されたようだ。恨まれるのは構わないが、名前くらいは教えてもらえるかな?」


「これは失礼しました。フランソワーズ陛下。私はサンドストレム王国第三王女のエレナ=サンドストレムと申します。リョージ様とは婚約状態で、もうすぐ第四夫人になります」


「私はカレナリエンです。冒険者でリョージ様と婚約状態です。結婚後は第一夫人になります」


「ほう。サンドストレム王国の王女よりも、冒険者の方が上なのか。リョージ殿は実に面白い」


「そうか? ガムート帝国のマデリーネ姫は第一王女だが、第八夫人予定だぞ? 第一、生まれで結婚を決めたわけじゃない。俺が惚れたから結婚するんだ。王族とか貴族とかは関係ないぞ?」


 二人からの自己紹介を聞いて、フランソワーズが面白そうに感想を述べる。そして亮二が感想について自分の考えを伝えると、フランソワーズが手を叩きながら盛大に笑い出した。


「ふはははは! 面白い! 実に面白い! 君は近年まれに見る逸材だ。こんなに楽しい気分になったのは、魔王に就任した時に『人間界との戦争は止めだ』と言った時の四天王の顔を見た時以来だ」


「そりゃどうも。お気に召したようでなにより。それで魔王陛下はなぜ神都に? 観光にしては来る場所を間違えてるだろ?」


 お腹を抱えて笑っているフランソワーズに亮二が問いかけると、笑いを治めて訪問理由を伝えるのだった。


 ◇□◇□◇□


「えっ? 四天王が行方不明?」


「ああ。しかも二人もだ。急進派と言われている二人だが、居ないと困るんだよ。死んでると分かったら別の者を任命するのだが、行方不明となると手の打ちようがない。最近、一人は見つけたんだがね。ガムート帝国で悪さをしていたみたいだが……」


「ああ! あの魔族って四天王だったの? そんなに強くは感じなかったけどな」


 ガムート帝国で騒動を巻き起こした魔族が四天王だとは、クヌートやマルコから伝えられていなかった亮二が驚いた顔をすると、フランソワーズも同じように驚いた顔になった。


「なっ! 君が彼の野望を打ち砕いたのか? いくら四天王最弱と言われていた彼だが、人間に負ける理由が分からなかったのだよ。なるほどね。君が相手なら、彼の強さ程度では勝てないだろう。だが、彼を調査していると、古龍と下等種のドラゴンを召喚したとあったが?」


「ふ、ふふっ。ちょ、ちょっと! 可哀相すぎるだろ。四天王最弱って! 『あやつは四天王の中でも最弱』を直に聞けるとは思わなかったぞ。ちなみに古龍も俺が倒しているぞ。今は、セバスチャンとして俺の領地で執事として活躍してくれている」


 驚愕の表情を浮かべている魔王に亮二がガムート帝国での話を伝えると、最初は楽しそうに聞いていたが、死者が多いと聞かされるとフランソワーズは沈痛な表情となった。


「そうか。君の婚約者の兄上も被害者か。話を楽しそうに聞いていてすまなかった。帝国で拘束されている彼については、死亡扱いにして四天王から除籍をしておく。これで誰も彼を救出したり、生存が確認されても放置するだろう。あとは煮るなり焼くなり好きにしてくれたらいい」


「そうしてくれると助かる。今更、解放要求されてても困るからな」


 冷酷な表情で言い切ったフランソワーズの言葉に亮二は頷くと、もう一人の四天王について確認をする。


「フランソワーズがここにいるって事は、もう一人の急進派の四天王が神都に居るって事だよな? そいつは、なにを考えているんだ?」


「生物を操る能力に長けている奴だから、ここで人を操って騒動を起こすか、洗脳して魔族と人間の戦争を復活させるつもりかもしれないな。ここ最近で、急に人の様子が変わったりしたことはないかな?」


「ありまくりだぞ。枢機卿の中に急に人が変わったのがいるな。それに、今回の教皇嫁決め騒動の話をしようとすると、頭痛を起こす人間が多いぞ。じゃあ、アロイージオが間違いなく犯人じゃん。怪しそうな奴が犯人って、テンプレどころか王道だよな」


 魔族の特徴を聞いた亮二は、アロイージオが魔族の四天王の一人だと断定して捕縛する方法をフランソワーズやカレナリエン、エレナと相談して三人から呆れたような表情を浮かべられながらも了承を得ると、早速行動に移すのだった。

よし、ここで必殺の「バーン」が出来るじゃないか!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ