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184 マリアの奮闘

銃撃戦に巻き込まれて……

 マリアから救助要請を受けたさくらは……



「フィオちゃん、連絡によると、運び屋の仕事の最中に、マリアちゃんが銃撃戦に巻き込まれているらしいんだよ」


 連絡を受けた私は、その場にいる全員にマリアちゃんの状況を伝えたんだよ。



「なんですって! 大変じゃないの! 早く助けに行きましょう!」


 当然の反応だよね。フィオちゃんは、ガタっと音を立てて椅子から立ち上がっているね。



「マリアさんがピンチなんですね。一刻も早く駆け付けましょう!」


 カレンちゃんもコブシに力を込めて立ち上がっているよ。これは相当にやる気になっているみたいだね。立ち上がった二人は、明日香ちゃんをじっと見つめているよ。



「皆さん、行ってらっしゃい! 出口までお見送りしますから」


 ドテドテッ!


 あーあ、明日香ちゃんのやる気のない発言に、二人揃ってきれいにコケているじゃないかね! 明日香ちゃんのヘタレな性格からいって、危険には近づきたくないという気持ちはわからないでもないけど…… 最近は多少は性根がしっかりしてきたと思っていたけど、やっぱり根本的な性格には変化がないみたいだね。


 でも、フィオちゃんとカレンちゃんは、そんな明日香ちゃんをみすみす見送り役に甘んじさせておくつもりはないみたいだね。二人は明日香ちゃんの両脇に回って、ガシッと腕を掴んで無理やり椅子から立ち上がらせているよ。



「フィオさん! カレンさん! 私をどうするつもりですか!」


「明日香ちゃん、一人だけ安全な場所でくつろいでいるのは、不公平だと思わないかしら?」


「明日香ちゃんの力が必要かもしれませんから、ここは全員で一緒に行きましょうね」


 フィオちゃんとカレンちゃんは、優しい顔で明日香ちゃんに語り掛けているけど、これっぽちも目が笑っていないんだよね。大賢者と天使に両脇を取り囲まれた状況で、お断りするのは相当な勇気が必要だよね。



「さくらちゃん! 銃撃戦の真っただ中なんか、絶対に行きたくないですぅぅぅ! お願いですから助けてくださいぃぃぃ! 私なんか、足手まといにしかなりませんからぁぁぁ!」


「明日香ちゃん、諦めたほうがいいよ」


 私の宣告で、味方が一人もいないと悟った明日香ちゃんは、ガックリと首を項垂れて涙目になっているね。明日香ちゃんが足手まといになる可能性は、私もわかっているんだよ。でもねぇ……



(明日香ちゃんを一人残していくなんて、どんなトラブルを引き起こすかわかったものじゃないわ)


(絶対に目が届く範囲に置いておかないと、必ず何か仕出かしますから)


 そうだよねぇ…… さくらちゃんにも、二人が目で訴えている心配事は理解できるよ。この場に明日香ちゃんを残しておくリスクは、足手まといになる不安よりもはるかに大きいからね。これは、私たちの経験と、明日香ちゃん自身の過去の実績からいって、覆しがたい事実だからね。


 しかも、本人は無自覚のままに事件のど真ん中に突っ込んでいくんだから、余計にタチが悪いよね。こんなトラブルに巻き込まれやすい体質というのは、やっぱりイマジンブレ〇カーの人と共通しているんじゃないのかな。



 ということで、嫌がる明日香ちゃんを無理やり車に乗せて、私たちは九龍湾に向かって出発したんだよ。






 車内では……



「フィオちゃん、九龍湾にある埠頭には一度行ったから、なんだったら私が走っていこうか? 車で向かうよりも、きっと早く到着するはずだよ」


「さくらちゃんは、そんな場所に何をしに行ったのかしら?」


「最強の殺し屋さくらちゃんが、16Kのボスの命を狙っているという噂を、方々にバラ撒いたんだよ」


「それだけなの?」


「ついでに、因縁を吹っかけてくるゴロツキをブッ飛ばして、迷惑料もいただいちゃったよ! おかげで、初日にレストランで散財した補填が完了したよ!」


「さくらちゃん…… あなたという人は……」


 おや、フィオちゃんが言葉を失っているね。ゴロツキをブッ飛ばすなんて、さくらちゃんにとっては、おやつを食べるような日常の出来事なんだよ。一体どこに言葉を失う要素があるのか、甚だ疑問だよね。


 おや、フィオちゃんが立ち直ったみたいだね。さくらちゃんと一緒にいる人は、なぜかみんなして立ち直りが早くなる傾向があるんだよ。原因がどうなっているのかなんて、知ったことじゃないけどね。



「さくらちゃん、一度行っただけでは、正確な道順がわからないでしょう。ここは安全策で、車に乗って向かいましょう。マリアは、それなりに魔法が使えるから、しばらくは持ち堪えられるはずだし」


(放し飼いにすると不味いのは、明日香ちゃんだけではなかったわ! さくらちゃんからも絶対に目を離せないじゃないのよ!)


 あれ? なんだかフィオちゃんの心の声が、聞こえてきたような気がするよ。まったくフィオちゃんは、心配性だよね。そんなに色々心配していると、あっという間に老けちゃうよ。人生は、もっとおおらかに送らないと損をするからね。


 まあ、心の声は横に置いておくとして、この場は大人しくフィオちゃんのアドバイスに従おうかな。



(お願いだから、私の声を横に置かないで!)


 むむ? またなんか聞こえてきたような気がするけど、気が付かなかったフリをしておこうかな。きっとフィオちゃんも、空気を読んで、これ以上は何も言わないだろうからね。



(ええ、わかっていました! わかっていますとも! さくらちゃんを止める力なんて、私には最初からないんだし……)


 ほらほら、どうやら諦めてくれたみたいだよ! フィオちゃんは、一緒に異世界の戦乱を潜り抜けた間柄だからね。私流のやり方を、十二分に弁えてくれているんだよ。


 どうやら納得してくれたみたいだから、別の人に話を振ろうかな。



「運転手さん、あとどのくらいで到着するのかな?」


「もうすぐ海岸沿いの道路に出ますから、あと5,6分で埠頭が見えてきます」


 ほうほう、意外と順調に進んでいるみたいだね。もっと時間がかかると思っていたけど、この調子だったら、わざわざ走っていく必要もなかったね。


 さて、それじゃあマリアちゃん! もうちょっとだから、待っているんだよぉぉ!







 



 同じ頃、船倉に隠れているマリアは……


 船の外から聞こえてくる銃声が止んだですぅ。時々何かが爆発するような音も聞こえてきたけど、どうやらひっそりと静まったですぅ。


 もしかしたら、逃げ出すチャンスが到来したかもしれないですぅ。身を縮こまらせて貨物の陰に隠れていましたが、ゆっくりと立ち上がってから、周囲をキョロキョロ見回すですぅ。船倉には、人っ子一人見当たらないですぅ。


 逃げ出すには、まずはこの船から下りないといけないですぅ。足音を立てないように、ゆっくりと階段を上るですぅ。甲板に出る前にもう一度外の様子を窺うと、ワンが手下に大声を張り上げて、何か叫んでいるですぅ。



「野郎ども! こちらに向かって歩いてくる男が、アフロディアに違いない! 新魏会の魂を見せつけてやるんだ! 有りっ丈の銃弾を見舞ってやれ!」


「死体の重量が倍になるくらいに撃ち込んでやりますぜ!」


 なんだか不味い展開みたいですぅ! 甲板上の構成員は、全員がマシンガンを構えて一点を見つめているですぅ。



「撃て!」


 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!


 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!


 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!


 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!


 10人の男たちが構えるマシンガンが、一斉に火を噴くですぅ! 甲板上は、マシンガンの轟音に埋め尽くされているですぅ! 耳が痛くなってくるですぅ!



「どうだ! ったか?!」


「これだけの銃弾を食らえば、どんな人間でも跡形もなくなっているに違いない!」


「挽き肉にしてやったぜ!」


 怖いですぅ! 人間が挽き肉になった光景なんか、想像もしたくないですぅ。


 と、思ったその時……




 ゴオォォォォォォ!


 貨物船に向かって猛烈な勢いで、何かが飛んできたですぅ! 音の正体が知れなくて、怖くて目を閉じたまま、しゃがみこんでしまったですぅ。



 ドゴオォォォォォン!


 次の瞬間、飛んできたものによって、船の甲板が一気に薙ぎ払われたですぅ。私は、出入り口の中に身を隠していたので、ダメージはなかったですぅ。でも、甲板にいた新魏会のメンバーたちは、全員が吹き飛ばされて、苦しそうな呻き声を上げているですぅ。



「ぐううう」


 私の目の前には、若い女の人が倒れているですぅ。どうしようかと迷っている間もなく、私はその人の近くに駆け寄ったですぅ。



「大丈夫ですかぁ?」


「ああ、あんたは確か…… 運び屋だったな」


「これを飲むですぅ!」


 アイテムボックスに入っている回復水を口に含ませますぅ。女の人の青白かった顔に赤みがさして、あっという間に怪我が回復したようですぅ。良かったですぅ!



「この水はどうなっているんだ?! 体の痛みが、あっという間に消えたぞ!」


「秘密の水ですぅ。それよりも、一体何が起きたのですかぁ?」


 上半身を起こして不思議そうな表情の女の人に、事情を聴いてみるですぅ。貨物船を襲った得体の知れない衝撃の正体も、わかるかもしれないですぅ。



「私は、新魏会のボスを務めるアリサ・リーだ。16Kへの復讐のために、アフロディアをおびき寄せたんだが、相手は予想以上の怪物だった。手下の者たちも誰も立ち上がれないようだし、企みは失敗に終わったようだ」


 お酒の密輸ではなかったですぅ! どうやら、最初から仕組まれていたようですぅ。



「助けてもらって感謝するが、その前に謝らないといけないな。我々の復讐に巻き込んで申し訳なかった」


「それよりも、早くこの場を離れるですぅ! このままでは、もっと酷い目に遭うですぅ!」


「無理だろうな…… ここは船の上だ。逃げるには、ブリッジから埠頭に降りないと、どこにも行けない。アフロディアが埠頭にいる以上、我々の逃げ場はどこにもない」


「さすがにそれは不味いですぅ!」


 船体のデッキからそっと顔を出して下を覗き込むと、パトカーの残骸がたくさん並んでいるですぅ。その残骸を避けながら、こちらに向かって歩いてくる男の姿があるですぅ。あれが、もしかしたらアフロディアかもしれないですぅ。


 さくらちゃんに連絡したものの、まだ到着していないですぅ! どうしたらいいかわからないですぅ!



「ハハハハハ! 潰れ掛けの新魏会の生き残り共が! 大人しくしていれば見逃してやったが、俺様に牙を剥くとは、いい度胸だな」


 男の笑い声が埠頭に響いているですぅ。黒いスーツを着込んだ大柄な男ですぅ。声も馬鹿デカいですぅ。



「あーあ、パトカーが5台もスクラップになっているじゃないかよ! 俺様の大事な道具を屑鉄に変えやがって、このケジメはキッチリと取ってもらうぞ!」


 パトカーが大事な道具? マフィアなのに、警察と繋がっているんですかぁ? よくわからないですぅ。


 って、そんなことはどうでもいいですぅ! まだまだピンチの真っ最中ですぅ!



「ということで、新魏会の諸君! 今から船ごとスクラップにしてやるから、一緒に海に沈め! 貴様らの墓標にしてやろうという、俺の優しい心遣いだからな! 多少費用は掛かるが、香典の前払いだったら安いもんだろう! さあ、何も気にせずにあの世に行け!」


 不味いですぅ! どうしたらいいのかわからないですぅ……


 ピコーン! すっかり忘れていたですぅ! 私は魔法が使えたですぅ! まだ不慣れなので、全然自覚がなかったですぅ!


 アイテムボックスから魔法術式メモリーカードを取り出すですぅ。フィオさんに習った結界の術式もしっかりとプログラムされているですぅ。たくさんの魔力が必要ですが、船ごと結界で覆うですぅ。



「結界構築ですぅ!」


 体から魔力が流れ出して、広範囲を覆う結界が出来上がるですぅ。これで一安心ですぅ。それにしても、練習の時よりも広範囲に結界を張ったから、魔力が一気に流れ出していったですぅ。あまり長時間は保ちそうにないですぅ。


 私の結界に気が付かないアフロディアは、船に向かって攻撃を仕掛けるみたいですぅ。



「俺様の拳が生み出した衝撃波は、あらゆる物体を破壊可能だからな。このくらいのサイズの貨物船なら、真っ二つにへし折ってやるぜ!」


 あれ? 拳から生み出す衝撃波? どこかで聞いたことがあるですぅ。えーと、どこで聞いたのか……



 思い出したですぅ! 駐屯地で、しょっちゅうさくらちゃんが飛ばしているですぅ! 実際目にしたのは数えるほどですが、訓練している親衛隊の子たちが、軽々と宙に飛んでいったですぅ。


 まさかと思いますが、あんな理解不能、かつ理不尽な技を使える人間が、さくらちゃん以外にいるとは、大きな驚きですぅ!



「それでは新魏会の諸君! 遺言は残さなくていいぞ。これが今生の別れだ! ハアァァァ、ハッ!」


 ゴォォォォ! パリーン!


 大変ですぅ! たったの一撃で結界が割れてしまったですぅ! 慌ててもう一度結界を張り直すですぅ。



「なんだと! 今の音は何だったんだ?」


 アフロディアは、不思議そうな表情で何かを確かめようと、船に近づいてくるですぅ。


 船体の周囲に張り巡らせた結界がある場所で、立ち止まって両手を当てて確認しているですぅ。



「まさかとは思ったが、結界が張ってあるとは気が付かなかったな。いつの間に新魏会には帰還者が加わったんだ? 面白いから、どんな顔をしているのか見てやろうか」


 アフロディアが右手を振るうと、結界は音を立てて割れてしまうですぅ。そのままブリッジを上って、甲板に姿を見せるですぅ。怖いですぅ。



「立っているのは、女が二人か…… アリサ・リー、久しぶりだな」


「アフロディア、私の前に姿を見せたのが、運の尽きだよ! 食らいな!」


 アリサが手にしているのは、マグナムですぅ! 恐ろしい威力があると聞いているですぅ。実物を目にしたのは、初めてですぅ。



 ドゴーン! ドゴーン! ドゴーン!


 3連発で発射したマグナム、耳が痺れるほどの轟音ですぅ。でもアフロディアは、歯牙にもかけない様子で、その場に立っているですぅ。



「クソっ! まだまだだ!」


 ドゴーン! ドゴーン! ドゴーン!


 諦めきれない表情で、アリサは残った弾丸を撃ち込みますが、アフロディアには全く効果がなかったですぅ。



「俺に銃など効果はない! ほれ、この通りだ!」


 アフロディアが握った右手を開くと、手の平から弾丸がボロボロと甲板に零れ落ちていくですぅ。とんでもない怪物ですぅ! 銃弾を掴み取る人間なんて、この世界に存在するとは思っていなかったですぅ。



「どうやらこれまでだな。おい、そこの女! お前が、船に結界を張った帰還者だな」


 アフロディアが私に向かってしゃべり掛けてきたですぅ。怖くて声が震えるですぅ。



「運び屋のマリアですぅ」


「アフロディア! この子は金で雇われただけだ! この場は見逃してやってくれ!」


 アリサが私を庇ってくれるですぅ。見逃してもらいたいのは山々ですが、行きがかり上、アリサを見殺しにもできないですぅ。



「運び屋だと? 面白いやつだな。だが、俺様の顔を知った以上は、生かしてはおけない。諦めてもらおうか」


「こう見えても、諦めは悪いほうですぅ!」


 魔力術式メモリーカードを操作すると、フィオさんに特別に組み込んでもらった〔シ-ルド5枚セット〕を展開するですぅ。大容量を消費する結界と違って、5枚で必要魔力400というお得なセットですぅ!


 残った魔力は約5万程度なので、大バーゲンセールで10回連続で発動するですぅ!



「やはり帰還者か。だが、その程度の魔法では、俺の拳は防ぎきれないぞ! ハッ!」


 パリパリパリパリン!


 不味いですぅ! たったの一撃で、50枚のシールドが全部破られたですぅ! マリアは大ピンチですぅ! さくらちゃんが到着することを祈ってシールドを展開し続けるしか、打つ手がないですぅ!


 さくらちゃん! どうか、早く来てほしいですぅ!


 

「どうした、どうした! お前の魔法はこの程度か!」


 さくらちゃんを信じて、シールドを張り続けるですぅ! 立て続けに何枚破られても、魔力が続く限り頑張るですぅ! 故郷のアレクシナツで、シスターは力の限りカイザーの攻撃を食い止めたですぅ!


 シスターの子供の一員として、絶対に負けられないですぅ! シスター! どうか力を貸してくださいですぅぅぅ!



 ダメですぅぅ! もう、何回シールドを展開したか、数えきれないですぅ! そのたびに簡単に破られて、魔力はシールドセット1回分しか残っていないですぅ。


 祈るような気持ちで、最後のシールドを張るですぅ。これが破られたら、私たちの運命は、とっても不味いことになるですぅ! 


 

「シールド、展開!」


 最後の魔力を使い果たして、立っていられなくなったですぅ。その場にしゃがみこんでしまって、目に入る景色も霞んで見えるですぅ。



「おい、運び屋! 大丈夫か?」


 アリサが心配そうに私を抱き起しますが、もう返事をする気力すら湧かないですぅ。



「どうやら魔力切れを起こしたようだな。この一撃で、最後にしてやる!」


 霞んだ眼には、朧げな光景しか映らないですぅ。アフロディアが拳を構えて、打ち出そうとしているようですが、はっきりとは見えないですぅ。もうダメかもしれないですぅ。




 その時……



 キーーン! ドドドーン!



「クソッ! 誰が邪魔しやがるんだ?!」


 よくわからないですが、飛んできた何かが、アフロディアの一撃を妨害したようですぅ。それに続いて、甲板の下から聞き慣れた声が聞こえてきたですぅ。



「ずいぶんはしゃいでいるようだね! ここから先は、このさくらちゃんが相手になるよ!」


 その声を最後に、私の意識は真っ暗な世界に吸い込まれていったですぅ。でも、なんだかとっても安心できる声が聞こえて、本当に良かったですぅ……



ようやく登場したさくら、アフロディアとの対決は、果たして…… この続きは、来週の中頃に投稿します。どうぞお楽しみに!


評価とブックマークをお寄せいただきまして、ありがとうございました。引き続き読者の皆様の応援を、心からお待ちしております。

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[気になる点] いまじんの人は異世界行く前〜異世界戻ってからでも終わっていませんね。 何時終わるの? (この作品に関係無いけど)
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