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161 死を操るもの

ひとつの市を丸ごと廃墟にした聡史は……

 俺たちは東完基地の司令部ビル屋上から、完全に破壊された東完市市街地の様子を眺めている。何棟もあった高層ビルが、跡形もなく崩れ去って、平らになった地平線がそこにあるだけだ。つい昨日までは普通に人が住んでいたということ自体が信じられないような、廃墟の跡だ。もっとも、俺が手を下したんだけどね。



「なんて威力なんだ!」


 またまた勇者が、驚きを隠せない様子で声を上げているな。魔力バズーカの概要くらいは聞いていただろうけど、こうして実際に目の前で爆撃を目撃したのは初めてだろう。あまりの威力に、その口から唖然とした声が無意識に漏れている。大丈夫だろうな? ションベンちびっていないか?


 基地の中で、カレンが引き起こした奇跡に祈りを捧げていたイギリス軍は、魔力バズーカの爆風が流れ込んできた際に命からがら身を守っていたが、今は市街地上空に巻き起こったキノコ雲を気が抜けたような表情で眺めている。どうやら口々に『何が爆発したんだ?』とか『どこから攻撃を受けたんだろう?』と、仲間同士で話ているようだ。まさか自分たちの頭の真上から発射されたとは、彼らも想定などしていないようだな。


 さて、これからどうするつもりなんだろうな? うちの司令官さんは……



「東完市に向かうぞ!」


「司令、市街地は木っ端微塵ですけど」


「楢崎訓練生、確かにここから見ると跡形もない様子だが、瓦礫の隙間に生き残っているアンデッドが存在するとも限らない。念のため確認しておくぞ」


「お母さ…… いえ、司令! 死者の魂を天に帰したいので、市街地に向かうのは賛成です!」


 またカレンが呼び方を間違えているよ。司令のこめかみが一瞬ピクリと動いていたぞ。それにしても、カレンはやっぱりどこか抜けた部分があるよな。ドジッ子天使確定の模様だ。



 俺たちは、装甲車に乗り込んで市街地へと向かう。基地のフェンス沿いに密集していたアンデッドは、カレンがその肉体ごと天に帰したので、現在は道路が普通に通行可能となっている。



「この辺が爆心地ですね。一旦停車してください」


 最初に基地に向かってくるアンデッドを消滅させた、魔力バズーカの1発目が炸裂したのが、この辺だな。地面にクレーターが出来上がっているから、おそらく間違いないだろう。当然アンデッドの群れは、魔力バズーカで吹き飛ばされて、体の一部すら周辺には残っていない。並みの爆弾では生じない高熱と爆風に曝されて、粉微塵となった体が、燃え尽きてしまったのかもしれないな。



「現世に留まる哀れな魂よ、天に帰りなさい」


 カレンが天使の姿になって、空から真っ白な光を召喚している。さっきは朽ち果てた肉体ごと空に吸い込ませたけど、魂を天に帰すだけならば、それほど大掛かりな術を用いなくてもいいようだ。天界の術式にも、用途に応じて様々な段階があるんだな。


 カレンの呼び掛けに合わせて周辺から白いものが浮かび上がり、空高く昇っていく。その数は優に数万単位に上っている。カレン、グッドジョブだ!



「迷える魂は、すべて天に昇りました。地上に留まっても、悪しきものになってしまうだけですから」


「それは自縛霊とか呼ばれるもののことか?」


「聡史様、そのお考えで大体合っています。これだけ大量の魂が、悪しきものに変化すると、現実世界に干渉する悪さを働きますから」


「ふーん、そういうものなんだ」


 魂や霊魂といった話は、どうもピンとこないな。異世界でもこれくらいの規模の大量虐殺をした経験があるけど、そのたびに美鈴が全部燃やしてしまったよな。もしかして、天使が関わると魂は天国に昇って、大魔王様が関わると地獄に堕ちるのかも…… いや、これ以上突っ込むと、美鈴の怒りを買いそうだから、この辺で止めておこう。



 再び装甲車は動き出して、東完の市街地が近づいてくる。辺りは瓦礫の山といった光景で、どうやら装甲車を以ってしても、この先には進みにくいな。仕方なしに、俺たちは徒歩で市街地の中に踏み込んでいく。



「今のところは、動くものの気配はない様だな」


「わずかにコンクリート製の低い建物が、辛うじて形を留めているだけですね」


 司令が先頭に立って気配を探っている。俺もその直後で気配探知のスキルを用いているが、司令同様に動くものの気配はまったく掴めなかった。どうやらこの街は、完全に死に絶えた廃墟へと変貌してしまっているようだ。繰り返しになるが、俺がやったんだけど。


 街の中心部は、高層ビルが基礎部分だけを残して崩れ去っているので、接近が難しい。ゴロゴロ転がっている大型の瓦礫を乗り越えて進まないと、そこから先が見えないのだ。一歩間違うと、崩落してくる瓦礫の下敷きになりかねない状況で、これ以上先へ進むのは無理なようだ。



「どうやらこれ以上先は探索不能だな」


「危険ですね」


 司令は立ち止まって、その場で気配を探っている。俺も再びスキルを用いて、周辺を探る。その時、俺の探知に急激に増える魔力の気配が触れた。司令の表情が変化しているから、おそらく俺と同じタイミングで何かを捉えているのだろう。



「大量の魔力が集中している。一旦下がれ!」


 司令が視線を向けているのは、何棟もの高層ビルが崩壊してうずたかく積もっている瓦礫の頂点付近だ。俺も、その辺りから大きな魔力を感じている。


 十分な距離をとって、俺たちは瓦礫の頂点が何らかの変化を見せるかどうかを、見守っている。ジリジリするような時間が過ぎて、突如瓦礫の頂点が爆発した! その中から、巨大な何者かが姿を現す。



「ギュオーーン!」


 咆哮を空に向かってあげて、大きく翼を広げる存在…… それは、異世界で何度も目撃したドラゴンに相違なかった。廃墟となった市街地に、忽然とドラゴンが登場したのだ。



「なぜこの場にドラゴンが……」


 勇者が目を見開いて驚いているな。こやつは本日は驚いてばかりだ。司令のほうを見ると、どうやって倒そうかと舌なめずりをしているし、カレンはその姿に嫌悪の眼差しを向けている。


 そう、そのドラゴンは普通ではなかった。何が普通ではないかというと、体を構成するパーツが、俺が知っているドラゴンとはまったく違っているのだ。


 異世界のダンジョンで、死んだドラゴンがアンデッド化した、ドラゴンゾンビという魔物に出会ったことがある。そのときは、美鈴がヘルファイアーで瞬殺した。今思い出しても、あれはかなりグロい魔物だった。美鈴が何も言わずに真っ白な灰に変えたのは当然だと、頷ける話だった。


 そして、今目の前にいるドラゴンは、それよりもさらにグロい! なぜなら、ドラゴンとして形を成しているパーツ自体が、死んだ人間を寄せ集めているのだ。死者の腕やら足やら顔やらが、寄り集まって体長50メートルほどのドラゴンを形成している。これは精神衛生上、かなりよくない代物だな。しかも敵意剥き出しにして、俺たちを睨んでいるし!



「司令、どうも友好的ではないようです」


「楢崎訓練生、貴官はどうする? 私が手を下してもいいんだぞ」


「いえ、俺がやります!」


「そうか。残念だが、貴官に譲るとしよう」


 本当に残念そうな表情で、司令は後方に下がっていく。どれだけ戦いたかったんだよ、この人は! あんなに残念そうな表情を向けられると、罪悪感を覚えるレベルだぞ! 妹といい、司令といい、なぜ俺の周りにはこんな戦闘狂しか集まらないんだ?



 人体パーツを寄せ集めた不気味なドラゴンが、ゆっくりと動き出す。瓦礫の頂上から、俺が立っている場所に向かって、一歩一歩近づいてくる。だが、こんな気味の悪いドラゴンと接近戦を演じる趣味は持ち合わせていないからな。俺はアイテムボックスから魔力バズーカを取り出す。



「3人は身を守ってくれ!」


 後方の司令たちに呼び掛けると、俺は躊躇わずに引き金を引く。



 シュパーン! ズドドドドドーーーーン!


 至近距離で猛烈な爆発が生じる。俺とドラゴンの距離は100メートルもなかったから、高熱と爆風と飛ばされた瓦礫が俺を直撃する。だが、体の周囲に張り巡らせている魔力のバリアーが、それらを一切寄せ付けない。後ろを振り返ると、カレンは天使の力で安全地帯を築き、勇者はシールドに身を伏せている。そして司令は……


 右手を軽く振っただけで、迫りくる高熱と爆風を一切合財吹き飛ばしていた。この人は一体どうなっているんだろう? 能力の底がまるっきり見えないぞ。あれだけの衝撃を右腕一本で吹き飛ばすとは……



 おっと、それよりも気味が悪いドラゴンは始末できたのか? 煙が晴れると、そこには吹き飛ばされたパーツを寄せ集めて、体を再生しているドラゴンの姿があった。なるほど、こうして再生する能力があるのか。よく見ると、再生を果たした体の各所に瓦礫も混ざっているようだ。急いで再生したから、選別している暇がなかったのか?



「ギュオーーン!」


 再び辺りに響く咆哮を上げると、ドラゴンは体内に力を溜め込む素振りを見せる。これはもしかしてブレスを放つのかもしれないな。司令がいる限りはどんな攻撃だろうとも、後方の3人は無事だろう。俺はドラゴンのブレスに集中する。もちろん回避するなどという選択肢はない! 堂々と受け止めてやろうじゃないか!


 やがてブレスを放つタメを終えたドラゴンは、大きく口を開くと、紫色の光を強烈な勢いで吐き出した。



 ゴオオオォォォォ!


 俺の体に紫色の不気味な光が迫る。うん、予想通りにバリアーの表面は1ミリも変化がないな。俺が立っている場所から後ろにある瓦礫や剥き出しのアスファルトは、白い煙を上げてドロドロに融けている。酸か腐敗効果があるブレスのようだ。


 そして司令たちは…… 予想通りだな。おそらくは司令がブレスを右側に逸らしたのだろう。ドロドロに融けた瓦礫の帯が、司令が立っている場所の手前で急激に左折している。やはりこの人に逆らうのはよそう。あの手でぶっ飛ばされたら、俺のバリアーが持ち堪えられないかもしれない。


 ひとまず、司令たちは横に置いて、俺はドラゴンに向き直る。



「これで1発ずつお相子だな。健闘を讃える気にもならないから、俺の目の前から消えろ! リミッタ-解除!」


 本日二度目のリミッター解除だ。大盤振る舞いしてやるんだから、目ん玉を見開いてよく見ておくんだぞ! 今度はカレンに吸い取られないので、体に入りきれない魔力が俺の背後で人型を形成する。なぜわざわざリミッターを外したかというと、直接ドラゴンに触れたくなかったからだ。もうひとつの理由として、一気に消し去らないと体を再生するという点も考慮に入れている。



「暴走開始!」


 背後に聳える人型の右手に意識を集中すると、魔力が暴走を開始する。これはスルトを討伐したときとまったく同じ流れだ。



「消え去れ!」


 魔力が暴走を開始した人型の右手を、ドラゴンに叩き付ける。



「グオグオオオォォォン!」


 今度がドラゴンの口から、絶叫が轟く。暴走した魔力が体を構成する人体パーツを侵食して、分子単位に分解していくのだ。分子になった人体パーツは、もはや人体とはいえない。それは単なる分子に過ぎない。体を侵食する暴走魔力によって、再生も許されないドラゴンの体は、あっという間に分解されていく。


 体表を覆う人体パーツが形を失っていくと、次第に暴走魔力による侵食はドラゴンの体の内部へと及んでいく。クズクズになって崩れていく体の内部から、コアになっている魔石が見えてきた。暴走した魔力は当然コアにも進入して、コアそのものを分解していく。


 そしてコアを失ったドラゴンは、形を留める力を失って崩れ去った。だがなおも崩れたパーツごとに分解が進み、1分が経過した頃には、全てのパーツが分子へと変化していた。炭素と鉄と鉛、その他人体を構成する分子が、目に見えない形でその場に存在するだけだ。


 やがて風に運ばれて、それらは何処ともなく流されていく。暴走魔力もいつの間にか消えて、ドラゴンが存在した証拠などまったく見当たらなくなっている。その時……






「なんとも憎々しげな者たちだ! 我が最高傑作たる、死人によって形を為したドラゴンを倒すとは!」


 最初にドラゴンが登場した瓦礫の頂上から、忌々しげな声が響く。そこには真っ黒なマントを羽織り、上から下まで黒尽くめの不気味な姿をした、すでに老境に差し掛かっている男が立っている。



「お前がアンデッドを操っていた中華大陸連合の帰還者か?」


「名目上は、主席直属の帰還者部隊に所属しておるぞ。七竜セブンスと名乗っておる」


 この男は、俺の質問にやけに素直に答えるな。中華大陸連合の帰還者と判明したら、遠慮なくこの場で始末できるぞ。



「お前がこの街の住民をアンデッドに変えたのか?」


「然り、我が力は死者を創り出すとともに増大する! いずれはこの世界を死者だけが満ちる世界へと、創り変えようぞ!」


 なんだこいつは? 気が狂っているのか? 世界中を死者で埋め尽くすだと? そんな戯言をこの破壊神が認めるとでも思っているんだったら、相当におめでたい頭のつくりだぞ!



「残念だが、この世界は生命に溢れてこそ輝くようにできている。もちろん、時には愚かな争いも起きるが、それでも生きていることが命が為すべき使命だ!」


「愚かな、死こそが唯一、生を超える存在! 永劫の命を解き明かそうとしておった我が、かの世界で辿り着いた結論こそ、死! 死しておるからこそ、死を恐れずに生きることが可能となるのだ!」


「大方、不老不死でも研究していたんだろう。異世界で碌な経験をしなかったようだな。今の話から結論付けると、お前も死んでいるんだな」


「然り、我は死者の王! 死そのものをこの手にした唯一の存在! そなたらも死して、我の元に跪くのだ!」


 帰還者自身がアンデッドだったのか。まったく、死んだらさっさとあの世に逝けばいいのに、こうして現世に未練タラタラだから、いまだに成仏できないんだな。俺が改めて本当の死を迎えさせてやるから、大人しく逝きやがれ!



「さて、そなたらは死者となりて、我の配下になるがよいぞ! 甘んじて受けるがよい! あまねく万人に死を賜る〔死へのいざない〕!」


 セブンスに大量の魔力が集まっていくようだな。5千万、6千万… 一億を超えたか! 人をアンデッドに変えるたびに、力が増すと言っていたのは嘘ではなさそうだ。そして、やつの体から魔力が放たれた。



 で、なにか?


 俺には何の効果もないぞ! もちろんこの通り、ピンピン生きている。カレンも天使の力が作用して、セブンスの魔力を弾き返しているな。勇者は神聖属性を所持しているから、何とか無事なようだ。そして司令は…… 



「この程度の子供の遊びで、私がどうなるとでも思ったのか?」


 ケロリとした顔をしているな。この人にはどんな攻撃が効果があるのか、俺から見てもまったく不明だ。さて、セブンスはどんな顔をしているかな?



「な、何故だ! 何ゆえに、我の魔力が効果を見せぬのだ?!」


「答えてやろうか。それはお前に力がないからだ! 悪足掻きはもうお仕舞いにしろよ!」


「馬鹿な! 死の王たる我が……」


 言葉を失っているセブンスの頭上に、俺の背後にある人型の右手が伸びる。頭の上からたっぷりと、暴走魔力を浴びるがいい! その体が頭から順に、すっぽりと暴走魔力に包まれていく。



「ギャァァァァァァァァァ!」


 もう死んでいるんだから、そんな絶叫を上げなくてもいいだろうに。諦めの悪いヤツだな。体を覆う暴走魔力の中で、セブンスはもがき苦しんでいる。やがてその体は、暴走魔力の分解作用に抗えずに、ボロボロになって崩れ去っていった。



「カレン、こいつの魂を天に帰してやってくれ」


「我が神よ、それはなりません!」


 おや、カレンが、ずいぶんキッパリした口調で、俺の指示を断っているぞ。どうしたんだろうな?



「我が神よ、このような死を弄ぶ不埒な輩は、天には戻せませぬ! この哀れなる者の行き先は、こちらでございます!」


 カレンが地面を指差すと、大きな地割れが生じて、そこから悪魔がわらわらと湧き出してくる。10人掛かりで、まだそこいらを漂っているセブンスの魂を捕獲すると、地割れの内部に連れ去っていく。その後、地面は何の跡もなく、ピッタリと閉じていった。



「あのような輩は、地獄の者たちの手に委ねるのが相応でございます。我が神よ、これでよろしいでしょうか?」


「お、おう」


 まったく、おっかないったらないだろうが! あんまりポンコツ天使と馬鹿にするのはやめよう! 怒りに任せて、俺を地獄に突き落とすかもしれない。


 とはいえ、これでようやく香港攻略戦での俺たちの出番は、終わりを告げるのだった。



次回の舞台は、富士へと戻ります。これでようやく、香港の話が一段落しました。新たな展開の繋ぎの話題になると思います。投稿は水曜日辺りを予定しています。どうぞお楽しみに!


前々回の後書きで話題にした、イランの司令官をアメリカ軍が殺害した話の背景が、次第に明らかになってきたようです。元々その司令官は、イラン国内では反体制派の弾圧に、国外のイスラム教シーア派テロ組織の設立に関わっていたようです。


イラク国内のテロ組織が、アメリカ大使館を襲うという情報を掴んだアメリカが、どうやらその元締めに当たる司令官の殺害に踏み切ったというのが、一応もっともらしい真相かもしれません。


実は別の見方をすると、この司令官は石油利権で中国と太いパイプを持っていたという情報が出てきました。アメリカにしたら、テロ組織と、イランと中国との関係に打撃を与える一挙両得という作戦ともいえるかもしれません。


この件に関して、巻き添えとなったウクライナの民間飛行機がミサイル攻撃を受けて、撃墜されるという悲しい事件が、発生しました。犠牲になった方々のご冥福をお祈りします。


この撃墜事件に関わっていたのは、イランの革命防衛隊という組織で、これは文字通り、殺害された司令官がトップを務めていた、イラン国軍とは別組織です。実はイラン国内でも『革命防衛隊が権力を持ちすぎて、好ましくない』という、考えが政府内にもあったらしいです。表向きはアメリカと対立姿勢を強めているイランですが、実はアメリカの手を借りて国内の邪魔者を排除できたと、喜んでいる人もいるらしいです。


国際社会というのは、決して表層的な流れでは読みきれない部分があります。可能な限り情報を集めて分析しないと、何故こうなるのかわけがわからない事態が生じます。今回のケースは、そういう意味では本当に考えさせられる事件でした。この小説の内容を深める意味で、参考にさせていただきます。


長々と書き連ねましたが、やはり戦争は小説の中だけにしてもらいたいです。平和な生活が一番です!



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[一言] 報復の報復が幾重にも重なって・・・
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